12月3日に急遽パタヤの店内飲酒が解禁となった。
ただし条件があり、SHA+認証を受けて、保健省が定める衛生管理基準を満たしていることとなっている。バー、パブ、カラオケ、ディスなどナイトライフ娯楽施設の再開は禁止のままだ。
実際にはどうなのか。
解禁から1週間が経過し、ナイトライフ施設の再開が目立つようになってきた。表向きはあくまでもレストランだ。
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目次
AREA51再開
本来であれば12月1日の娯楽施設は再開する予定であった。決定ではなく予定ではあったが、みんなが期待していた。でも、娯楽施設の閉鎖は来年1月15日まで継続すると発表された。
パタヤの娯楽施設経営者たちの怒りが爆発。
AREA51では、怒りに満ちた抗議の横断幕が店頭に掲げられた。
Why not open the bars ?と。
12月3日にパタヤの店内飲酒が解禁。
すると、AREA51では横断幕をおろし店内清掃を始めた。
で、12月10日には、見事に営業再開を果たした。
特にレストランに業種を変更したようには見えず、普通にバーとして営業しているようだ。
いや、これもレストランだ。バーではない。
ともかく、AREA51は再開された。怒りは少しは静まっただろう。
Scooters BarあらためRestaurant
ソイブッカオ界隈では続々と店内飲酒再開が進んでいる。
もともとレストランを兼ねているスポーツバーなどはさっそくアルコール提供し始めた。
ツリータウン内では、店頭に小さなバーベキュー屋台なんかをおいて、うちはレストランですからという体裁でがんがんにバービア営業している店もある。
ソイブッカオではこれまで閉鎖されていたバービアも営業再開。
Scooters Barという人気のモッズ系バービアも営業再開を果たした。ただし、店名は、Scooters Restraurantに張り替えてある。
あくまでレストランとしての営業だ。中身は以前のバービアと変わりないように見える。
ちょっとして軽食くらいは食べられるようになっているかもしれない。
極端な話、ポップコーンや乾き物を料理として提供し、うちはレストランですからと言い張れば営業できてしまう。
ジェントルマンズクラブの555も再開
ソイブッカオのやや南側にあるソイブーメラン。ここにはジェントルマンズクラブが密集している。
そのうちの一つである555が営業再開した。
隣のGarden Beer Barと合わせての営業再開のようだ。
555はもともとはドアを締め切るタイプの店だが、今はオープンバースタイルになっている。
屋内施設じゃなければ、なんでもありで営業再開になっていきそう。
少し郊外にあるジェントルマンズクラブでは、店内で食事提供する店は多い。
有名なキンナリープレイスなどもそう。
キャメルトゥーという店ではとっくにレストランとして営業再開している。
これからはパタヤ中心部にあるジェントルマンズクラブでも営業再開が進むかもしれない。
ただ、ドア締め切りでの営業は厳しいようだ。
ソイブーメランの脇にあるソイ15内のバービアもいくつか営業再開済み。表向きはすべてレストランだ。
ビーチロード沿いバー
ソイ7内では1,2軒のバーが食堂みたいな感じで営業再開している。あとは真っ暗。
ソイ8はセイラーバー以外は壊滅。
ビーチロード沿いのバーは営業再開している。店頭でルークチンなんかを売っていたりと食堂アピールだ。
ソイ8入口近くのLisa on the Beachが一番派手に営業。
店内では生バンドが爆音で演奏だ、入りきれないほどの客が集まっている。ほとんどがファラン。ツリータウンは不良中年ファランの集まりだとしたら、こちらは若い層が多い印象。
なお、ノースパタヤにあるLISAコヨーテバーはとっくに撤退済み。
ノースパタヤは依然として厳しい状況が続く。
ウォーキングストリートはあのディスコがオープン?
やはり暗いままのウォーキングストリート。
Ice Barは営業している。
808、The Pier、インソムニアなど有名ディスコは閉鎖中。
インソムニアのすぐ近くにある系列店のNew York Dinerがレストラン営業再開済み。これは数日前のことだ。
調べてみると、12月6日には奥のテラスエリアが再開したらしい。
が、インソムニアとニューヨークダイナー前の路上には大量のバイクが駐輪してある。
バイクを降りて、ニューヨークダイナーに入っていく人も見かける。
でも、店内ダイニングというわけでもなさそうで、奥へ奥へ進んでいく。
奥のほうからは大音量のDJサウンドが聞こえてくる。
この大量のバイクの人たちはどこへ消えていくのだろうか?
ニューヨークダイナーだけで収容可能なのか。そんなにニューヨークダイナーが人気なのか?
ニューヨークダイナーでは、i-barとインソムニアでキープしたボトルが飲めるとうたっている。
ニューヨークダイナーとインソムニアは裏手でつながっている。
つまりはそういうことだろう。
現在、パタヤで店内飲酒が認められているのは、SHA+認証済みのレストランのみ。バーやパブやクラブの営業は禁止だ。
で、SHA登録済み店舗リストをみていると 、Viber Placeという見慣れぬ店名を発見。
調べてみると、所在地はウォーキングストリートのインソムニア敷地内。
なるほど。
この用意周到ぶりはさすがというしかない。
さすがはインソムニアである。
なお一般論となるが、周囲が暗くて一見何も営業していないような場所なのに大量のバイクがとめてあれば、そのあたりでなにかやっているという目印となる。闇営業、闇カジノなどだ。
利用の際はくれぐれも自己責任で。
まとめ
パタヤではバーの再開が動き出した。実質的なナイトライフ再開だ。
むろん表向きはレストランという形だ。
本来はSHA+認証が必要で、その認証マークを見やすい場所に掲出する必要があるが、大半の店にはSHA+マークが見当たらない。
SHAの登録リストを見ても、チョンブリ県全体でSHA+認証を受けたレストランはまだ81軒のみ。サイト更新が遅れているにしても、パタヤで店内飲酒営業している店の大半は非承認と考えるのが自然だろう。
むろん判断するのは警察ないし保健当局だ。客としては、店を信じて利用するしかない。場合によっては客側も逮捕される可能性があることだけは頭の片隅に入れていたほうがいい。
もはやなんでもありになってきた。
まあ、こうなるのが目に見えていたからこそ、パタヤの店内飲酒はずっと禁止されていたのだろう。
パタヤは街全体が飲み屋街みたいなもので、レストラン店内飲酒を認めると、あちこちでグレーのまま営業する店が乱立。
収拾がつかなくなってしまう。
県は理由を明かしてこなかったが、パタヤで店内飲酒が認められない理由はやっぱりこの点にあったはずだ。
もうやったもの勝ち。正直者がバカを見る世界になった。
が、ほぼ2年近く、何の補償もなく我慢してきた。
もはや忍耐も経済も限界。
かまっていられないのも当然の話だ。
このままなし崩し的にナイトライフ再開へ向かうのか、それとも当局の一斉摘発が入るのか。
オミクロン株でのクラスターが発生しようものなら、またもやロックダウンもありうる。
薄氷を踏むかのごとき状況が続きそうだ。
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