30日目最終日
パタヤ最終日の朝
本日がパタヤ滞在30日目。
帰国の日だ。
予定通り、朝7時に起床する。
天気はなんとか回復している。
室内干しにしていた洗濯物は、微妙な乾き方。
まだもう少し時間があるので、ベランダに干しておく。
コヨーテさんも、起きてきた。
本当なら、ここで目覚めの一発といきたいところだが、今回はもちろん不可。あきらめる。
荷造り。
でかいバッグに、着替えや洗面道具や電気スタンドなどを詰め込む。
これをホテルの倉庫に放りこんでおけば、次回はほぼ手ブラ同然でパタヤへやって来れる。
わたしはいつも、小さめのボストンバッグやデイバック一つで日本とタイを行き来している。
あまり大きなチェーン系ホテルは難しいかもしれないが、小規模なホテルやゲストハウスは常連向けサービスとして荷物預かりに応じてくれることが多い。
ほんと楽なシステムだ。
ただし、何の保証もないんで、荷物がなくなっても自己責任になってしまうけど。
コヨーテさんも、自分の洋服や化粧品をバッグに詰めて準備完了。けっこうな量になってるなあ。半分、この部屋に住んでるようなもんだったから、当然か。
うむ、はたして、次回のパタヤ訪問時はどうなるのだろうか。
完全に住みつかれるような気がしてならない。
ちょっと嬉しいやら、恐ろしいやら。
コヨーテさんとの別れ
午前9時過ぎ。
宿をチェックアウト。
バイタクでアパートへ戻るというコヨーテさんとは、ここでお別れ。
ろくにカネを渡していなかったけれど、さすがに悪いような気がして、餞別を少し渡しておく。
これまで、彼女側から直接的な金銭の要求はなかった。
プレゼントのおねだりはあったけれど、結局、あげずじまい。
でも、実は、すでに今回の予算額である15万円をほぼ使いきっていた。
コヨーテさんとの食事代やバイタク代などで意外と出費がかさんでしまった。
アパート代も補助してあげたし、2回ほどバーファインも払った。
あと、たまにお小遣いもあげていた。
もうカネがない。リアルにない。
申し訳ないけど、2000バーツだけ渡した。
これで、愛想をつかして、向こうからバイバイしてくるなら、それまで。
また、会いたいとなれば、たぶん本気。
本気は本気でちょっと気が重たいけど、気持ちはうれしい。
いろいろ難しいところだ。
別に涙ナミダの別れ際なんてこともなく、淡々と手を振る。
日本についたら連絡してね。
じゃあ、またね。
湿っぽいのは苦手だ。
これくらいドライなほうが、楽でいい。
ここからは、いつもの帰国日のパターン。
このブログのパタヤ沈没日記を開始してからは、毎回同じ。
パタヤからドンムアン空港へ移動して、エアアジアで帰国という流れ。
気がついたことを混じえつつ、さくっと書いていく。
パタヤからスワンナプーム空港を経由してドンムアン空港へ
ソンテウを乗り継いで、ジョムティエン近くのスワンナプーム行きバス乗り場へ移動。20バーツ。
着いたのが9時25分。
午前9時出発予定のバスが、9時半に変更になっていた。
乗客が少ないせいかな。おかげで、ちょうど9時半のバスに乗ることができた。
ちなみに、スワンナプーム空港行きのエアポートバスの前売りチケットが、3日前から予約可能となっている。
ハイシーズンの始発を利用予定の人は、当日だと満席のおそれがある。なるべく前売りでチケットを確保しておこう。
また、オフィスの隣の商店が綺麗になっていた。ホットコーヒーも飲めるよ。
テパシット通りからスクンビットへ。
しばらく走ると道路工事区間となる。
立体道路の完成予想図。
おっと、ちっともメジャーになれないMP「Heaven」だ。
場所は、パタヤカンとスクンビットの交差点近く。
入ったことはないので、詳細は不明。
11時10分ころ、スワンナプーム到着。
携帯電話会社のカウンター前はどこも大混雑。
やはり、SIMカードはその都度買い換えるのではなくて、ずっと同じ番号を維持しておいたほうがいい。
残高がなくなっていても、空港3階にあるファミリーマートでトップアップするだけでオッケーだ。
2階にあるドンムアン空港行きのシャトルバス乗り場へ。
エアアジアのEチケットを提示して、無事にシャトルバス乗車。
このシャトルバス、ほんと、規制がうるさくなってきた。何人も追い返されていたなあ。
しかもEチケットに確認のハンコまで押されるようになった。これまでは、ペンでチェック入れるだけだったのに。
11時半に出発して約1時間でドンムアン空港到着。
まだ12時半だ。
パタヤからドンムアンへの行き方あれこれ
ジョムティエンのバス乗り場から、ドンムアン空港まで約3時間の道のり。
順調そのものだった。
ソンテウ代20バーツ+バス代130バーツの計150バーツ。
関連記事:パタヤからドンムアン空港へバスで行く方法。スワンナプーム空港乗り継ぎで最安値130バーツ。
ちなみに、もっとも安く上げる方法は、パタヤから鉄道を利用してファランポーンへ。そこで電車を乗り換えてドンムアン空港へ行くこと。ただし、パタヤからバンコク・ファランポーン駅へ向かう列車は一日一本。
パタヤ発が14時21分、バンコク着が18時15分。3等車なら31バーツだ。さらに電車を乗り換えて、ドンムアン空港まで。
遅れる可能性大。しかもパタヤ市内から鉄道駅までは離れており、バイタク利用となれば、結局はトータル額でそれほど大きくは変わらない。
思いっきり時間に余裕のある人向け。
もう一つある。パタヤからロットゥーでアヌサワリーまで行って、そこからローカルバスに乗り換えて、ドンムアン空港へ行く方法だ。
これが最安かも。ソンテウ代を合わせても、120バーツくらいで行けそうだ。
かなりの熟練者向け。わたしも実行したことはない。
ノースパタヤ付近に滞在している人は、バンコク行きバスターミナルでモーチット行きのバスに乗るのもアリ。
モーチットまでは2時間から2時間半ほど。そこからA1バスかローカルバスでドンムアン空港へ。
待ち時間をのぞけば、トータル3時間くらい。
パタヤのソンテウ10バーツ。モーチット行きバス122バーツ。A1バス30バーツ。合計162バーツ。
A1バスのかわりにローカルバスに乗れば、もっと安くなる。
ネックなのは、モーチットバスターミナルがやたらと広くて、バスを降りてからの移動が大変なこと。
次のバス乗り場までは、炎天下と蒸し暑い廊下を歩いて5分以上かかる。
パタヤからエカマイへ、エカマイからBTSでモーチット駅まで移動して、駅前からA1バスかローカルバスに乗り換えてドンムアン空港へ行く方法もあるけど、かなりまわりくどい。歩く距離は少ないけど。
やはり、無難なのは、スワンナプーム空港経由でドンムアンへ向かう方法だと思う。
時間の計算がしやすいし、ほとんど歩かなくてすむ。歩くのはエアコンのきいたスワンナプーム空港内だけ。かなり楽。
(追記)
モーチットバスターミナルからはA1バスに乗れないようです。
この写真は6月下旬に撮影したドンムアン空港にあるA1バスのりばの案内ボード。以前はなかったもの。
これによれば、A1バスは、ドンムアン空港・チャトチャック・モーチットバスターミナルを結ぶとなっているが…
詳しくは現地でご確認を。
出国。日本へ
さて、エアアジアの関空行きXJ610便の出発は、午後3時20分。
まだ12時半だ。
うーむ、早く着きすぎてしまった。
隣のビルにあるマジックフードポイントで食事して、コンビニでさらに食料を調達。
関連記事:ドンムアン空港の格安クーポン食堂とコンビニ。マジックフードポイントは中国人多し。
さくっと、チェックインをすませて、イミグレーション。
ノービザ入国での滞在期限が30日。ぴったりの日程。
何か言われるかと、ちょっと冷や冷やしたけれど、まったく問題なくなかった。
あとは、電源を探して、PCで時間つぶし。
ドンムアン空港内は、無料のWi-Fiが使えるようになっていた。
でも、わたしはスマフォがあるんで、テザリングすればいいだけ。
ちなみに、1ヶ月4Gまで使い放題のプランだったけれど、最終的にはまだ2G以上残っていた。
もったいない。
搭乗開始。
機内は、7割ほどがタイ人。
日本人が3割くらいかな。ファランがちらほらと。
隣はタイ人の上品な老夫婦。
日本にいる親戚に会いに行くそうな。
もう、この路線は日本人よりもタイ人向けとなっていますな。
日本人のおじいさんたちが、なかなか搭乗してこず、出発が15分ほど遅れてしまう。
頼むよ、日本人。
到着時間が遅れると、関空からの終電に間に合わなくなってしまうんだよ。
エアアジアのフライトにもすっかり慣れてしまった。
以前は、TGのエアバスじゃなきゃ嫌だとか思っていたけれど、LCCに慣れてくれば、もはやどうでもよくなってきた。
はじめから機内食がついていないので、食事がうまいとかまずいとか文句の言いようがない。
TVモニターがなくても、パソコンがあれば時間は潰せる。離着陸時に電源を落とさないといけなのが、ちょっと面倒なくらい。
すっかりLCCに飼い慣らされてしまった気分だ。
安いプロモーションを求めて右往左往。
LCCの手のひらの上で転がされているな、これは。
日本帰国
案の定、定刻より20分遅れで関空到着。
あと10分しかないぞ。
はやる気持ちを抑えて、扉が開くのを待つ。
あとは、人混みをすり抜けるようにして、イミグレーションへ猛ダッシュ。
MERS騒動も何のその、検疫検査も素通り。
イミグレーションは誰も並んでおらず、一番手で通過。
預け荷物はもちろんないので、税関検査も一番乗り。
幸いにもチェックされずに、さっと通過。
関空を飛び出し、無事に日本帰国。
よし、絶好調。
が、狙っていたバスは、すでに発車したあとだった。
あわれ。
ほんの1分か2分ほど間に合わなかった。
うーん、野宿決定。
まあ、いいか。飯でも食べよう。
24時間営業の「すき家」で牛丼。
350円だったかな。
100バーツ弱か。やっぱり高い。
いや、ここはすでに日本だ。いちいちタイバーツで物の値段を考えるのはやめたほうがいい。
肉はともかく、ご飯はおいしい。
やはりコメは日本だな。
野宿、と言いつつ、一睡もせずに朝を迎えた。
朝5時半くらいに動き出したのだが、考えてみればタイ時間では深夜3時半。
普段ならまだ起きている時間だ。
どうりで眠たくないわけだ。
無事に帰宅。
こうして1ヶ月にわたるパタヤ沈没生活終了。
なんというか、まあ、コヨーテさんさまさまの1ヶ月だった。
満足したような、してないような不思議な感覚。
でも、後悔はまったくしていないかな。
次はどうなることやら。
次のパタヤ滞在は、たぶん、8月下旬くらいです。
長いエントリー、お付き合いいただきありがとうございました。
次回以降、恒例の会計報告やら、日記には書ききれなかった情報やエッセイなどを記事にしていく予定です。
これからも、ご贔屓のほどを。