15日目
パタヤ滞在も15日目となる。
これで予定の半分が経過したことになる。
今のところ、予算的には特に問題なし。
相手をしているのがコヨーテ嬢一人だけで、バーファイン代はゼロだし、チップは最低限の額しか渡していない。
一緒に食事に行ったり、バイタクに乗ったり、ちょっとした買い物をしてあげたりと、微妙に出費がかさんでいくが、まともにコヨーテを毎日ペイバーしていたら、あっというまに破産していただろう。
とはいえ、節約は欠かせない。
特に一人での食事の際は、なるべくローコストで済ませたい。
昼食は市場のぶっかけ飯
そんなわけで、一人での昼食は、当たり前のように市場のぶっかけ飯となる。
ブッカオの常設市場へ。
食欲をそそる料理が勢揃いだ。
豚バラ肉と野菜のレッドカレー風のものと、あさり炒めのダブル載せで。
料理名は不明。
あさり炒めは、パットペットホイラーイとか何とかだと思います。
指差しでオッケーなんで、あまり気にしない。
豚バラ肉うまし。
ホイうまし。
でも、あさりの貝殻だけで中身がなかったりするのは悲しい。
40バーツ。
ちょっと物足りなかったので、唐揚げ串を追加。
10バーツ。
これまた、うまし。
関連記事:長期貧乏滞在者の強い味方。ブッカオ市場のぶっかけ飯屋。
コヨーテ嬢とソムタム、ガイヤーン、カノムジン
食事をしていると、コヨーテさんから連絡が入る。
おはようコール。
ようやく目を覚ましたようだ。
長い睡眠ですな。
あとで部屋に遊びに来るとのこと。
で、実際にやって来て、部屋でだらだら。
夕方、コヨーテさんがソムタムとガイヤーンを食べたいという。
ご要望にお応えして、わたしが一人で屋台へ買い出しに。
ソムタムに関しても好みがあるようで、細かく指定された。
一気にカタカナで書くとこうなる。
タムタイプリアオワーンマイペットマーク
ソムタムタイ、酸っぱくて甘い味付けで、辛すぎないようにしてね~
ということになる。
字面で暗記するのは無理があるので、意味で覚えるようにしましょう。
自分好みのソムタムを注文できるようになるかな。
プリアオ=酸っぱい
ワーン=甘い
ペット=辛い
ケム=塩からい
基本的な味の表現はマストで覚えましょう。
「マイサイナムターン(砂糖入れないで)」
「サイプリックヌン(唐辛子一本入れて)」
といったように具体的な調味料の有無や量を指定したりもする。
おばちゃんが客の好みに合わせて、さくっと作ってくれる。
見よ、カメラがぶれるほどの高速の手さばきを。
ガイヤーンは屋台からテキトウに選んで網の上に乗せるだけ。
ソムタム作りに忙しいおばちゃんのかわりに、自分で裏返して焼き加減を調整しましょう。
ソムタム、ガイヤーンときたら、あとはカオニャオが定番だけど、今回のリクエストは「カノムジン」だった。
ややこしいことに、カノムジンは、ソムタムと混ぜることがある。
今回は別々に食べたい。
別々にする時は、「イェー」。
英語で「セパレート」と同じ意味だと教えてもらった。
バーでビル(請求書)を別々にする時は、「イェー」もしくは「ダンハー(ク)」と言えばいいらしい。
英語のセパレートで通じるんで、別に無理してタイ語を使わなくてもいいと思うけど。わたしも実際に使ったことがないし。よほどのローカル屋台で注文する時はどうぞ。
ソムタムタイ、ガイヤーン、カノムヂンの3点セットの出来上がり。
全部で90バーツ。
おお、ここのソムタムとガイヤーンおいしいぞ。
カノムジンとの相性も抜群だ。
タイガールと向かい合わせになって床にあぐらをかきながら、ソムタムとガイヤーンを食べていると、なぜかすごくハッピーな気持ちになってきた。
心がほんわかするというか、幸せを噛みしめるというか、なんだか不思議な気分。
たぶん、ソムタムとガイヤーンがうますぎるせいだ。
心も腹も満たされ、まあ、流れでベッドへ。
下半身も満たされた。
前半戦最後の夜
コヨーテさんの職場までお見送り。
ゴーゴーバーには目もくれず、部屋に戻る。
夜遊びをしなくなってしまった。
これではダメだ。いや、これでいいのか。
夜遅くなってから、なじみのバービアでビールとビリヤード。
女を求めてさまよい歩くよりも、知り合いのファランやおばちゃんバービア嬢と仲良くビリヤードしたり冗談言い合っているほうが楽しくなってきてしまった。
はてして、これでいいのか。
いい感じに酔っ払って帰宅。
で、深夜に仕事終わりのコヨーテさんが部屋にやってくる。
腹が減ったというので、コンビニでチキンバーガーを買ってあげる。
セブンイレブンのスパイシーチキンバーガー。
日本語表記なんでわかりやすい。
マヨネーズがうまいよね。それ以外は、まあコンビニレベルの味。
むしゃむしゃと二人でバーガーをかじる。
食後、抱き合って眠る。
こんなパタヤ生活してていいんだろうかと自問しつつ、楽しいからまあいいかと自答してしまう前半戦終了の夜であった。