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タイ入国情報

タイ入国制限および行動制限の強化中だが二転三転

投稿日:2020年3月12日 更新日:

タイへの入国制限、入国規制、入国後の行動制限が厳しくなってきている。
ここ数日の流れをざっと見ておく。

危険感染症地域

危険感染症地域(The Disease Infected Zones)に指定されたのが、中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イラン。

タイ保健省スクリーンショット (1)

これらの6つのエリアにはとりわけ厳しい規制がしかれている。

当初発表された危険感染症地域からの到着者への14日間の強制的検疫は回避されたようだが、今度は健康診断書を提出しないとタイへのフライトに搭乗できなくなった。

タイ航空でも健康診断書の提出を義務付けている。(日本は対象外)

タイ航空

健康診断書
タイ航空スクリーンショット

虚偽の診断書が発覚した場合は罰則の対象となる。

3月12日時点では、危険感染症地域からの旅行者は、入国後は14日間は自宅での自己検疫が必須となったもよう。
対応は二転三転している。

ビザ制限も二転三転

ビザ関係が厳しくなってきた。

3月11日。中国、台湾、インド、ロシアなどからの旅行者への到着ビザ発給を停止すると発表。
さらに、韓国、イタリア、香港へのビザ免除措置も停止する。
具体的な実施日時は不明。

ソース:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1876449/thailand-cancels-visa-on-arrival-for-18-countries-visa-exemptions-for-3

が、翌日に一転して、停止措置を延期。
3月17日に再度協議して決定するとのこと。

ソース:https://www.nationthailand.com/news/30383919

日本からは?

日本からのタイ入国に関しては、これまでどおりの措置が続く。
スクリーニング検査をへて、体調に問題がなければ、そのままタイへ入国できる。その後14日間はなるべく自宅やホテルに待機して症状の観察をするよう協力要請が出ている。決して外出ができないわけではない。

詳しくは在タイ日本大使館ホームページで最新の情報を確認すること。
日本語で得られる情報としては一番信用すべきだと思う。

在タイ日本大使館スクリーンショット

3月7日⇒https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20200307.html

3月12日⇒https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20200312.html

また、タイ保健省のホームページも随時チェックしておくこと。

https://ddc.moph.go.th/viralpneumonia/eng/index_more.php

ここには最新の情報が掲載されている。

日本は国内感染が進行中の国と指定されている。他には、台湾、シンガポール、ドイツ、フランス、スペイン(10日に追加された)。

実は日本国内はさらに細かく指定されている。

タイ保健省スクリーンショット (2)

人混みへの移動を避けるべき都市として、北海道、東京、愛知、和歌山、神奈川、千葉、沖縄、京都、大阪となっている。

実際には日本のどこから来たのかは関係ないようだが参考までに。

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追跡アプリ導入?

3月11日に出されたのがタイ入国時の追跡アプリの登録だ。
これは全外国人が対象。
タイへ入国するすべての外国人は、TM8というイミグレーション様式ないし専用アプリケーションを通して、個人データや電話番号やメールアドレスなどを登録する必要があるとのこと。
アプリには位置情報追跡機能がついてあり、14日間、登録者の現在位置を確認できる。
データは14日をすぎると自動的に消去される。

アプリのダウンロードはタイ到着時にダウンロード可能。
すでにタイのSIMカードを持っているなら、引き続き利用できる。
もしSIMカードを持っていない場合は、インターネット利用無制限のSIMカードを49バーツで購入可能。

TM8ないしアプリケーションを通して、個人データと連絡先をきちんと登録しないと入国審査カウンターは通過できない。
アプリには追跡機能やアラーム機能もついている。
たとえば、検疫対象者が指定された待機場所を離れて勝手に街中に出たとする。そんな時に、その危険な検疫対象者の近くにいるアプリ登録者に警告を送ることができるという。

危機的な状況が発生した時だけ、位置情報を活用して、アウトブレイクを阻止するために必要な措置をとるのこと。

施行は3月12日から。

ソース:https://www.bangkokpost.com/business/1875989/
ソース:https://www.nationthailand.com/news/30383878

追跡システムとは呼んでほしくないそうだが、やっぱり、これって追跡システムにほかならない。
自分の移動先が逐一監視可能な状態におかれるのは気持ちのいいものではない。
だって、ナナプラザやウォーキングストリートにいることがすぐにわかってしまうわけで、心穏やかではいられない。

日本では自宅待機を命じられた陽性反応者がフィリピンパブに出かけて大問題になった。
こういったケースでは、近くにいる人に一斉に警告を出せることになる。

個人のプライバシー保護は重要だけど、アウトブレイクの阻止も重要。
難しい問題だ。
むろん、タイに入国して滞在する以上、タイの方針に従うしかないけれど。

旅行者が激減したとはいえ、現在のタイへの一日の入国者は、外国人が5万人、タイ人が2万人、合計7万人。
すべての外国人がTM8ないしアプリケーションの登録必須とのことだが、はたしてそんな人数をさばけるのか、甚だ疑問ではある。
そもそも、スマホを持っていない人はどうなるのか。SIMロックされた日本のスマホしかないなら、タイのSIMカードは使えない。
タイのガラケーを持っていても、アプリは当然利用不可。
そんな人はどうすればいいのか。
現場では混乱しそう。

あとTM8という様式はリエントリーパーミットのはずで、これはT8の間違いかも。
不明の点は多い。

施行予定は12日となっているが、実際にはまだ運用されていない。
上掲の在タイ日本大使館のお知らせには、報告システムは開発中との表記がある。

まとめ

情報が錯綜しており、事態は混乱。
二転三転も当たり前。

実はこの記事も昨晩遅くから朝にかけて作成していたが、12日になって事態が続々と変化。
そのままではアップできなくなり、あわてて手を加えた。

何がどうなっているのか正確なところは、その場で確かめるしかない状況だ。

とりあえず、日本語での情報なら在タイ日本大使館のホームページで確認。
あとは、英語ないしタイ語が必須だが、タイ保健省や現地ニュースサイトも読んでおくこと。

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