友人との宴会シリーズとして訪れたのがTREE TOWNにある日本居酒屋の兎(USAGI)だ。
当初は、同じくツリータウンにある時代屋本店に行く予定だったがあいにくと満席。
それならばと、近所にある兎に場所を変更した次第だ。
兎を訪れるのは初めてとなる。
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目次
兎 USAGI IZAKAYA CAFE BAR
元々は、ウォーキングストリート近くに「兎」という日本居酒屋があった。
経営者については同じとは言えないが、店名はそのままにツリータウンに移転してきたという形のようだ。
たしか昨年2019年8月頃のこと。
関連記事:Tree Town バービア増加と日本式居酒屋&カフェ「兎」オープン
兎地図
ツリータウン内の屋根付き屋台村より北側にある。
店名の英語表記は、USAGI IZAKAYA CAFE BAR
昼間はカフェとしても営業していた。
大きな兎がお出迎え。
1階にテーブル席とカウンター席少々。
2階はお座敷タイプとなっている。
壁には昔懐かしい日本のポスター、天井からは提灯がぶら下がる。
座敷では2体の兎のぬいぐるみが寂しい殿方をなぐさめてくれる。
店内は禁煙。
外のベンチ脇に灰皿が置いてある。
接客担当兼ボスのタイ人女性はそれなりの日本語が話せる。若女将といった雰囲気。
日本語だけでオーダーも可能だ。
料理は、おつまみ系から寿司まで一通り揃う。
カレーライス、うどん、丼ものもあり。
ただ、日本の居酒屋に比べると、品数は断然少ない。
ドリンクメニュー
アサヒ生ビールは、グラス89バーツ、ジョッキ229バーツ、タワー529バーツ。
LEOビールの小瓶が89バーツ。
日本酒と焼酎もあるが、お値段高め。
黒霧島の720mlをボトルで入れると1,800バーツ。
日本人とタイ人のあわせて6人で訪問。
好き勝手に料理をオーダーしていった。
冷奴
氷が敷き詰めてあり、小洒落た盛り付け。
味は普通の冷奴。
たこ焼き
写真ではわかりづらいが、たこ焼きである。
鰹節とのりとキャベツがたっぷり。
肝心のたこ焼きは生地が多すぎかつ固めで粉っぽい。
枝豆とキムチ
枝豆は作り置き。塩かけすぎ。
キムチは買ってきたものをそのまま出しただけだろう。
ま、このあたりのつまみ系は日本の安居酒屋でも出来合いのものを出すだけだろうし、そこまで味を求めてはいけない。
餃子
皮が厚めで、焼きはちょっと甘いように思えるが、味はけっこういける。
同行のタイ人からの評判は良かった。
鯖の照り焼き
タイ人大好きのサバである。
脂がのっていて、焼き加減も上々。
照り焼きのタレも、濃すぎず甘すぎずでちょうどいい。
おいしい。
サーモンサラダ
鮭の刺し身とサラダをあわせたもの。
サラダ用のドレッシングしか付いてこないが、テーブルには醤油が置かれている。
だし巻き卵
上品な見た目で、味は甘い。
関東風のだし巻き卵のようで、関西人が食べるととてつもなく甘く感じる。
醤油とわさびをつけて味変して食べざるをえなかった。
生まれ育った環境が違うから好き嫌いはしょうがない。
サーモン巻
ちゃんとした巻きずしだ。違和感なし。
特筆すべきは、わさび。
チューブ入りだったりタイ産の安物わさびとは違って、おそらくは一から自分ですったものだと思う。
辛さと風味が他とは違う。
同行のタイ人はいつもの調子で大量のわさびを付けて食べようとしたが、あまりの辛さに涙目になっていた。
鉄火巻
これまたごく普通の鉄火巻。
わさびはもちろん、紅生姜も日本の味。
焼きそば
なんだかふんわりとした味付け。
ソース味はもちろんなのだが、ソース系粉もの特有のがつんとした香りとどろみが感じられない。
まあ、普通に食べられるけど、関西人からするとやはり物足りない。
フライドポテト
追加で注文した料理がなかなか配膳されなかったので、完成後は持ち帰りすることにした。
まずフライドポテト。
特に感想なし。おいしいです。そのままバービアに持ち込んでつまみにしていると、バービア嬢たちにたくさん奪われた。
フォアグラ丼
同行のタイ人がご飯ものがほしいとオーダーしていたもの。
タイ語で店員とやり取りしているのを横で聞いていると、肝臓(タップ)がどうのこうのと言っている。あん肝か何かと思ったが、改めて店員に確認すると、フォイエガーと言っているように聞こえてすぐにはピンと来なかった。
が、なんのことはない、フォアグラのことだった。
メニューを見返すと、Foie Gras Donと表記されている。タイ語では、カオナータップハンか。
なるほど、タイ語でフォアグラはタップハンと言えばいいのか。いや、そのままフォアグラでいいのだろうけど、原語であるフランス語由来のカタカナ読みフォアグラの発音とは、また異なるんで通じにくい。
非英語由来の外来語って厄介だ。
ちなみに、フォアグラ丼は349バーツ。
この日、オーダーした中ではぶっちぎりの最高値。
わたしは食べておらず味はまったく不明。
最高においしかったと信じたい。
会計とフォーチュンクッキー
6人で訪れて、ビールたくさんと上掲料理で2600バーツほど。
一人あたり430バーツ程度。
お会計すると、お土産としてクッキーがもらえた。
中華スタイルで、中にはおみくじが入っている。
要するにフォーチュンクッキーである。
AKB48の有名な曲のワンフレーズを口ずさむと女将さんが軽く振り付けしながら乗ってくれた。かわいい。
ちなみにおみくじには英語で、More Life,Less Malnutritionと書いてあった。
より多くの生命、より少ない栄養失調
ま、健康第一ってことで。
感想
厨房をのぞくと、調理人は若いタイ人男性が切り盛りしていた。
若女将ともどもがんばっている感は伝わってくる。
料理の味は、近所の時代屋本店のほうがいいと思う。
時代屋好きの友人は、待ち時間があっても時代屋にすればよかったとぼやいていた。
ただ、2階を貸し切りにできたのはよかった。
他の客に邪魔されることなく、余計な音楽もかかっておらず、のんびりと飲み食いできた。
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閉店
訪問後、記事を作成しつつ、あらためて最新情報をチェックしてみた。
すると、フェイスブックの公式ページにて店じまいするとの報告が上がっていた。
2020年1月25日をもってクローズとのこと。
あまり客入りが芳しくなかったようだから、やむを得ないところかなあと。
時代屋本店はいつでもそれなりの客入り。
やっぱり日本人向けの居酒屋は日本人が表立って経営しないと厳しいのか。
ちなみに、時代屋本店の横の階段をのぼっていくと、カウンターメインの小料理屋っぽくなっていた。
てっきり時代屋の2階席だと思っていたが、本当に小料理屋とのことだ。
また、時代屋の近くには、AQUAという日本人経営っぽいバーもある。カラオケとも書いてあったので、たぶん歌えるんでしょう。
タイ人日本人経営関係なく、TREE TOWNが盛り上がってくれればうれしい。
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