(アンヘレス編つづき)
アンヘレス初訪問から2年後の2012年、ふたたび、アンヘレスを訪れた。
パタヤ発アジア夜遊び紀行と称してインドネシアやラオスを放浪したり、パタヤでのアパート暮らしを終えて、日本に帰国していた頃の話だ。
タイからフィリピンへシフトチェンジして、すっかり嵌まっている友人から誘われた。
パタヤもいいけど、そろそろアンヘレスも行きましょうや、と。
まあ、ずっとパタヤにいたから、たまにはアンヘレスもいいかなと思った。
ゴーゴーバーが安いしね。
二度目のアンヘレスへ
前回はフィリピン航空利用。
今回は、LCCのセブ・パシフィックを利用。関空発で往復3万円くらいだったような。
ジェットスターも就航しているが、時間帯と料金が折り合わずセブパシを利用した。
思った以上に快適だった。
しかも4時間ほどのフライト。
バンコク行きに比べれば、かなり楽だ。
今回もマニラ空港からアンヘレスまでは、ホテル送迎タクシーを利用。
夜12時くらいにタクシーに乗って、アンヘレスに着いたのが深夜1時半くらい。
渋滞が一切なくて、とてもスムーズ。
前回は昼間のマニラ市内の大渋滞がとにかく嫌だった。
これだけスムーズに移動できれば、ストレスを感じずに済む。
ホテルは、デベラホテルを選択。
2012年当時は新築そのもので、とても綺麗だった。
ただ、低いグレードの部屋はとても狭かった。
ちょうど、すぐ隣でホテルを建設中で、朝7時くらいからガンガン工事をしていて、眠れなかった。
フロントに苦情を言うと、反対側の静かな部屋に変えてもらえた。
受付のお姉さんが美人だった。
また利用してもいいかなと思えるホテル。
さて、この2012年は、空前の円高ブーム。
タイバーツが1万円で4000の頃だ。
当然のようにフィリピンペソのレートも素晴らしかった。
1万円が余裕で5000ペソを超えていた。
(2015年3月現在は、3760ペソくらい)
1ペソが2円を切っていたのだ。
もうウハウハ状態である。
が、バーファインも少々値上げ。
1500ペソだったのが1800ペソくらいに。
3000ペソのダンサーの割合も増えており、さらには4000ペソくらいのダンサーも出てきた。
アンヘレスの昼と夜
2回目のアンヘレス滞在。
でも、やっぱり昼間は暇だった。
毎日、SMショッピングモールに友人で出かけて、食事とお茶。
一人の時間帯は、部屋でネットするくらい。
かと言って、昼間からゴーゴーバーめぐりもしんどい。
なかなか難しいなあ、アンヘレスは。
個人的には5泊くらいが限界である。
パタヤのように、のんびりとした長期滞在にはまったく向いていない。
治安は相変わらず。
ちょっとストリートチルドレンが増えたような印象。
夜のプリメタ地区を少し歩いてみたけど、それほど危ない感じはしなかった。
ただ、プリメタ地区といっても、メイン通りしか歩いていない。
路地に入ると、ちょっと危ないかなあという印象。
危険だ危険だと上段に構えてしまうと、行動範囲が狭くなる。かといって、無警戒にふらふらと歩いていると、痛い目に合いそう。
いちいち、面倒なところだ、フィリピンは。
(日本以外のすべての国では、多かれ少なかれ夜の一人歩きは好ましくないけれど。)
アンヘレスのゴーゴーバーでのバーファイン(ペイバー)
少々記憶が薄らいできたけど、ちょっと振り返ってみる。
1日目
深夜到着のため、デベラホテルのすぐ隣にあるポニーテールへ。
そこそこ老舗のゴーゴーバー。
ここは中央にステージがあって、タイのゴーゴーバーと同じような作り。
中国人か韓国人の中年集団が入ってきて、席に座ることもなく、ダンサーを睨め回すように吟味。
会話一つ交わさず、、指先一つで女性をステージから降ろして、連れ出そうとしていた。
なんか八百屋で大根でも買うかのような所作に、ちょっとげんなりした。
そりゃあ、最終的にやることは同じだろうけど、それなりの手順というか、風情というものがあろうに。
初日は、遊ぶ気にはなれず一人寝。
2日目
夕方からひたすらバーホッピング。
ウォーキングストリート内のゴーゴーバーをまわる。
同行の友人は、アンヘレスの常連。あちこちに知り合いがいる。
通りを歩けば、呼び込みから声がかかる。
カルーセル、
ジェネシス、
トロピックス、
クラブエイジア、
などなど、次々とバーをめぐる。
特にクラブエイジア(CLUB ASIA)には知り合いが多くて、大宴会となった。
わたしは、スタイルのよい美人のホステスとずっとおしゃべり。
彼女はかなり流暢な英語を話して、人当たりもすごく良い。
でも、逆にそれがビジネスライクな感じがして、ペイバーをためらわれた。
このあたり、難しい。
意思の疎通にほとんど困らないのはいいんだけど、どうせならぎこちなく英語で話したほうが、朴訥な感じがして、そそるものがある。
結局、放流。
最後は、わたし一人でバーホッピングすることになった。
ドールハウスに、スペイン系のかなりかわいい子がいた。タイではまず見かけない顔立ち。
バーファイン3000だったかな。
が、なぜか明日にしてくれと言われた。
この大箱では、もう選べそうにないので、ポニーテールへ。
結局、デベラホテルの隣に戻ってきてしまった。
やっぱりこのくらいの小規模のゴーゴーバーのほうが選びやすい。
小柄で可愛らしい顔のダンサーをバーファイン。
たしか2000ペソだったような。
見た目は20代前半かと思いきや、26歳。
写真を撮るのは忘れた。
夜のプレイを期待していたのだが、期待はずれ。
ソクソク(タイ語でいうところのブンブンのことね)時には、両足をピンとV字型にのばしていた。
まさに夜のV字開脚。
でも、これではジャンプできないよ。
たぶん、奥まで入れてほしくないんだろうなあ。
まったく気持ちよくない。
一応朝まで一緒にいてくれたけど、2回戦は無し。
チップ100ペソで放流。
3日目
相変わらず、大箱での豪遊がお好きな友人。
連夜のドリンク大盤振る舞いである。
「早く選べよ」と言われるが、やっぱりわたしは大箱が苦手。
選ぶのが面倒になってくるのだ。
一人で、小箱へ避難した。
で、ふらりとファンタジーへ。
日本語の話せる元ジャパゆきさんが寄ってくる。
あれこれ日本語で話しかけてくる。
いや、別に日本語いらないんですけど。
英語で話してよ。
でも、英語より日本語が得意な元ジャパゆきさんであった。
まあ、いいかと、おすすめのダンサーを紹介してもらう。
連れて来られたのは、20歳のダンサー。
けっこうかわいい。
スタイルも悪くない。胸もけっこう大きい。
で、そのままBF。
たしか1800だったような。
これが、大当たり。
シャワーを一緒に浴びては、その場で咥えてくる。
ベッドの上では、当然のように菊門舐めまでこなす。
もちろん、V字開脚などしない。
上へ下への大盛り上がり。
K点超えの大ジャンプを決めて、無事に着地となった。
もちろん、翌朝も再戦。
そのまま、コーヒーショップで朝食を取る。
いい子に当たったなあ。
4日目
友人とバーホッピング。
でもちょっとだけ。
昨晩の子をもう一度、バーファインするつもりだった。
ファンタジーに入ると、真っ先にかけつけてくる彼女。
うーん、商売とはいえ、かわいいヤツ。
もちろん、バーファイン。
で、ホテルの部屋に入るなり、猛烈な勢いでズボンをおろされ、いきなり即尺。
そのままベッドに押し倒された。
逆に犯された気分。
この時、フィリピーナの惚れやすさというか、情の厚さを実感した。
タイの夜の女性で、ここまで積極的な子には出会ったことがない。
なるほど、フィリピンに嵌まる日本人中高年男性が多いのも納得だ。
こんなに好き好きイケイケ攻勢をかけられると、自分がさぞモテていると勘違いするのも無理はない。
もちろん、日本人の財布が主たる目的なのだろうけど、それでも男という生き物は自分に都合よく解釈してしまうものなのだ。
わたしも一瞬、ハマりかけた。
が、ソクソクの最中に、彼女が生理となってしまう。
それで覚めた。
このままでは、本気で惚れてしまうところだった。
あぶないあぶない。
健気にも、何とか口でいかそうとしてくれる彼女。
翌朝も、きっちり口でやってくれた。
やっぱり、惚れてまうやろ。
5日目
この日がアンヘレス滞在最終夜。
生理の子をバーファインする気にはなれない。
でも、別れの挨拶だけは、きちんとしておく。
別れ際に悲しそうな表情を浮かべる彼女。
一瞬、バーファインして連れて帰りそうになったが、ここは心を鬼にする。
日本に帰ってからも、フェイスブックで連絡するねと約束して、バイバイ。
バーホッピングするものの、いまいち乗り気になれない。
で、最後はまたしても、ポニーテールへ。
ホテステのおばちゃんから、19歳の新人を紹介してもらう。
ちょっと長身でスタイルは抜群。
もう面倒になってしまい、バーファイン。たしか2000ペソだったような。
夜のほうは、決してハズレではない。
でも、そんなに積極的ではなかった。
今ひとつ盛り上がりに欠ける終わり方。
やっぱり、あの20歳がよかったなあ。
これにて、アンヘレス夜遊び終わり。
2回目のアンヘレスの感想
やっぱり、アンヘレスはアンヘレスだった。
特に変化なし。
昼間は何もせず、夜になってから、ひたすらゴーゴーバーめぐりである。
置屋っぽいバービアがちょろっとあるくらい。
何から何までゴーゴーバー。
いや、もちろん、ローカル向けの置屋とかディスコとかもあるんだろうけど、初心者の短期旅行者が行くようなところではなさそう。
寝ても覚めてもゴーゴーバーなのである。
正直、飽きる。
でも、今回は大当たりをひいた。
これは大きい。
もし初日に出会って、途中で彼女が生理になっていなければ、全日程バーファインしていたかもしれない。
雰囲気は悪いし、イミグレーションの係員ですら平気で賄賂を要求してくるし、食べ物はあんまり美味しくないし、昼間の観光は何もないし、リゾート感は皆無だし、ホテルの部屋は狭いしと、いいところが少ないフィリピン、アンヘレス。
が、旅行というやつは、何でもそうだ。
どんなに風光明媚な場所があったり、どんなに優れた観光施設があろうとも、現地で出会った人間の印象が悪ければ、旅の思い出は、苦々しいものとなってしまう。
これが夜遊びとなれば、なおさらである。
街の雰囲気が気に入らなくても、多くのハズレを引いてしまっても、たった一人の大当たりを引いてしまったら、全体の印象ががらりと変わってしまう。
まあ、かと言って、これでアンヘレスに嵌まってしまったわけでは決してない。
これ以降、パタヤには何度となく行っているが、アンヘレスはいつもスルーだ。
でも、ごくたまに、ああ行きたいなあ、と思ってしまうのがアンヘレス。
不思議な街だ。
(次回、パタヤとアンヘレスを比較します。)
アンヘレスのゴーゴーバー地図情報
フィールズアベニュー沿いにゴーゴーバーが集中している。
プリメタ地区は路地の方にもバーがちらほらとある。
中心部をうろうろするだけなら、ほとんど地図は不要なのだが、一つだけ紹介。
Gダイアリーにアンヘレス最強マップが毎号掲載されるようになっている。(突然掲載がなくなる可能性もあるが。)
ゴーゴーバーやレストラン、ホテルなどが日本語表記されており、一番わかりやすい。
Gダイアリーは休刊となりました。これが最終号。電子書籍版のみ。
紙媒体の最終号はこちら。最新の最強マップを切り取って使いたい人は、品切れ前に購入しておきましょう。
アンヘレスのホテル情報
今回はフィールズアベニューとプリメタ地区の境目くらいにあるホテルを紹介。
実際にわたしが泊まったホテル。フィールズ通りとプリメタ地区のちょうど境目くらいの立地。
ウォーキングストリートまで歩いて5分から10分くらいかな。
巨大ショッピングモールのSMは目の前。
周囲に小さなゴーゴーバーがいくつもあって、かなり便利な場所。
2012年オープン。
ゴーゴーバー密集地帯のフィールズ通りからは徒歩15分程度と少し離れるが、周囲には小さなゴーゴーバーが点在しており、特に不便はない。
アンヘレスは狭い。フィールズ通りからほど近いところに泊まればまったく問題なし。
ただ、下のグレードの部屋はどこも狭いと考えておいたほうがいい。
その続編とも言うべきルポ。