パタヤタイ(サウスパタヤ)のスクンビット寄りには、ムーガタやチムチュムを提供するオープンレストランがいくつも並んでいる。
有名なのがバーカディン。
関連記事:バーカディンは、パタヤタイのムーガタとチムチュムとイサーン料理の店。1と2があるよ。
そのバーカディン1の真正面、バーカディン2の数軒隣に新しい食べ放題ムーガタ屋ができている。
シーフードも食べ放題で219バーツ。
しかも、生け簀で泳いでいるエビをタモ網ですくって、自分のテーブルの上にある七輪で焼くことができる。
パタヤではちょっと珍しいタイプのシーフード食べ放題ムーガタ屋だ。
広告
肉とシーフード食べ放題ムーカタ屋
看板
肉とシーフードのビュッフェで219バーツ。
矢印の方向は、ラオス料理レストランの駐車場。
店構え
店名はよくわからない。
小さくバーカディン2とも書いてあるので、どうやら支店のようだ。(従来からのバーカディン2は別途営業している。)
まあ、パタヤタイの新ムーガタ屋ってことで。
店内はそれほど広くない。
すぐ近くにあるニンジャムーガタに比べると、格段に狭い。
午後8時半頃訪れると、8割ほどの入り。
まず店員からシーフード用の七輪が必要がどうかを聞かれる。
七輪を追加する場合は、一台あたり50バーツ。3人か4人なら七輪1個で充分でしょう。これなら七輪代の50バーツはシェアできる。
ムーガタ用の鍋だけなら追加料金は不要だが、他のテーブルの客はすべて七輪を設置していた。
ここで七輪を追加しないのは愚策でしょう。
こんなふうに2つ並べて設置してもらえます。
なお、詳しい料金表はこちら。タイ語のみです。
食材コーナー
ビュッフェスタイルの食べ放題ムーカタによくあるカオパット、唐揚げなどのおつまみ系はまったく置いていない。
手作りソムタムとヤムのコーナーはあり。
お約束のアイスクリームとフルーツ
野菜
きのこやつみれ類
タレはお好みで
そして、メインの肉とシーフード。
どんと、舟盛りで。
子どもが何人も乗れそうな船の大きさだ。
肉、肉、肉。
中でも珍しいのが骨付きスペアリブ。きちんと下味をつけてある。これを七輪で焼くと、激ウマっす。
シーフードもドン!と舟盛り。
イカ!
中サイズのイカが大量に積まれている。
エビ!
子持ちエビですな。大きさはまちまち。
貝!
種類は一つのみ。ホイワーンとか言っていた。
エビの生け簀
舟盛り魚介類だけでも見ものだが、ここの特徴はなんと言っても、生け簀。
生け簀というよりただの水槽ですが、生きたエビが泳ぎ回っております。
このエビを自分で取って、食べ放題にできる。
網ですくって、
氷水でしめる。
また、しめる。
タイ在住歴の長い友人と一緒だったが、このスタイルは初めて見たそうだ。
友人はこのエビが気に入って、何度も生け簀に通い、生きのいい大きなエビを狙っておりました。わたしは食べるだけ。
シーフード七輪とムーガタ開始
テーブルにエビを持ち帰って、七輪の網に並べる。
うーん、まだ生きてますね。可哀そうだけど火あぶりに。たまにビクッと跳ねております。ごめんよ。
これでもかとエビエビエビ。
エビに恨みはないが、とにかくエビ。
七輪に咲いた華麗なるエビの花模様。
生け簀から生け捕りにしたエビと舟盛りにされたエビでは、明らかに鮮度が違う。
生け簀のエビは、文字通りぴちぴちのぷりぷり。身の締りが別物。
えび味噌の生臭さもなく、うまい。
焼き上がりの殻の色も違う。生け簀のエビは、より綺麗なエビ色に仕上がる。
エビを食べるなら、少々面倒でも、生け簀から生け捕りにしましょう。
ついでに、貝やスペアリブやエリンギも焼いておきます。
スペースが足りないなあ。
イカは、ムーガタの鍋部分で火を通してから、最後に七輪で炙る。このイカもなかなかうまい。
背骨みたいなのが入ったままだけど、簡単に抜ける。エビは殻をむくのが面倒なんだよなあ。
エビもうまいけど、個人的にはイカのほうが好き。
ホイワーンは爪楊枝でくるりんぱとサザエの要領で中身をほじくって食べます。
コリコリしておいしいですな。
この七輪はとにかく楽しいが、本来のムーガタ鍋も忘れずに。
食べ放題のムーガタ屋にしては、肉が柔らかくておいしい。
ムーガタ屋では豚バラ肉ばかり食べることが多いが、ここは他の肉もそこそこいける。
一番うまい肉は七輪で焼くスペアリブだけど。
どうせなら七輪でもっと焼肉をしたいが、さすがに細切れの肉が多いんで、あまり七輪焼きには向かない。最後にさっと炙るくらい。
エリンギの炭火焼きはかなりイケましたね。
まあ、七輪は基本的にシーフード用です。
いやあ、食べた食べた、とにかくエビとイカを食べた。
もうエビはしばらくいいかな。
肉も期待以上においしかったが、シーフードメインで肉はあまり食べられなかった。
最後にアイスクリームでお口なおし。
これがないと食べ放題ムーガタ屋じゃない。
会計は、ムーガタ3人分、七輪1個、コーラ大ビン、氷で768バーツ。
一人あたり、256バーツ。
バンコク在住の友人いわく、最近はバンコクでもシーフード食べ放題のムーガタ屋が増えているとのこと。しかもビール飲み放題で399バーツ(時間制限あり)といった店だそうな。
バンコクで流行っているものをパタヤなど他の都市で真似をするのはありがちなこと。
このパタヤタイの店はビール飲み放題ではない。
そのかわり、時間制限もない。
のんびりとエビを焼くことができます。
タイの飲食店あるあるですが、人気が出てくると値上げしそう。
営業時間は、午後6時から午前6時。
午後10時過ぎには、生け簀のエビは空っぽになっていた。
営業時間が朝まで。このあたりの店は夜の仕事終わりのタイ人が多く訪れる。ひょっとしたら、深夜になると生きたエビを補充するかもしれないが、詳細は不明。
新鮮なエビを生け簀から大量ゲットしたいなら、早い目に訪れたほうがよさそう。
地図
パタヤタイのかなりスクンビット寄り。
パタヤタイ通りはルートソンテウが走っており、10バーツ。ただし、夜は本数が激減する。
しばらく店の前で待ってもいいが、スクンビットとの交差点近くの乗り合いソンテウのたまり場まで行ったほうが早いかもしれない。
ウォーキングストリートとの間のバイクタクシーの相場は40ないし50バーツ。たまにぼったくりがいるんで、事前交渉はしたほうがいい。
客はタイ人ばかりだったが、同行したパタヤタイ在住のタイ人いわく、このあたりのムーガタ屋には日本人も多いとのこと。
すぐ向かい側には日本のテレビがそのまま見られるコンドミニアム兼サービスアパートメントがあるからなあ。
関連記事:The Grass Serviced Suitesはアットマインドグループの新築サービスアパートメント
パタヤのシーフード食べ放題ムーガタ屋
シーフード食べ放題のムーガタ屋はパタヤにいくつもある。
いちばん有名なのはニンジャ。
関連記事:パタヤの食べ放題ムーカタ(ムーガタ)屋、ニンジャ。行き方と食べ方など。
(注:ニンジャのパタヤタイ店は2017年年末に移転済みとのこと)
カニもあるが、シーフード食べ放題プランだと400バーツする。
シーフードを焼くことができるのは、専用の大型グリルだけ。(従来のムーガタ鍋で焼いてもいいけれど)
セーチュアンとゲーンムーガタが安い。
どちらもシーフード食べ放題で200バーツとお得プライス。
関連記事:セーチュアン。199バーツでシーフード焼き放題のムーガタ屋。
関連記事:蟹がうまい!シーフードも食べ放題のゲーンムーガタ、199バーツ
ゲーンムーガタはカニもある。
ただし、セーチュアンもゲーンムーガタもテーブルの七輪はない。別の大型グリルで焼くスタイル。
一方、自分のテーブルの上の七輪でシーフードが焼けるムーガタ屋がパタヤにも登場している。
関連記事:TREE TOWNのムーガタ屋は、テーブル上の七輪でシーフード焼き放題
ムーガタコンケーンは299バーツ(+七輪代)とやや高めの料金設定だが、セカンドロードとソイブッカオの間という好立地。
貝の種類は豊富だが、イカとカニはなかった。(切り身のイカはある)
(追記:その後閉店している)
あと、サードロードのバンチャーンも昨年からシーフード食べ放題のムーガタをはじめた。
関連記事:サードロードのチムチュムとムーガタの店、Banchaing
この時はまだ食べ放題開始前だったため詳細は不明だが、タイ人に話を聞くと、テーブルの上の七輪で自由に焼くことができるそうだ。料金は259バーツ。
あとはサードロードにアンポーンという比較的有名なシーフード専門食べ放題もある。
どうせシーフードを焼くなら自分のテーブルでじっくり焼きたいもんです。
まとめ
パタヤタイの新しいムーガタ屋はおすすめです。
特にエビとイカ好きにはたまりません。
エビ好きのタイ人は多い。
そんなエビ好きタイ人を連れてきてあげれば、大変喜んでもらえるはず。ムーガタには目もくれず、ひたすらエビを食べる人もいるかもね。
それくらい、ここの生きたエビはうまい。
とはいえ、所詮は食べ放題のムーガタ屋です。本当に大きくて身が多いエビを食べたければ、専用のシーフードレストランへ行きましょう。
広告