ソイボンコットというのは、サードロードから少し入ったところにあるソイのこと。
長いソイなんで、さらにいくつもの枝ソイに分岐している。
このあたりにも長期滞在ファランは多く、彼らを相手にして洋食屋も点在。
ギリシャ料理もあればスカンジナビアン料理もある。
今回は、定番のイタリアンレストランに入ってみた。ボスはファラン。たぶんイタリア人。違っていたらごめんなさい。調理はタイ人。
スパゲティが80バーツ。他にもステーキやカツ、もちろんタイ料理も揃っている。
(2018年9月追記)
残念ながら、スパゲッティは値上げとなっている。スモール80バーツが120バーツへ、ラージ149バーツが180へ。
また、店舗は縮小しており、テラス席はなくなっている。
以下記事はそのままにしておきます。
目次
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イタリアンレストラン414(414 Italian Restaurant)
看板
店名は、414。
さて、なんて読むんでしょうかね。イタリア語読みで、ウノクアトロウノ? タイ語読みでシーヌンシー? それともフォーワンフォー?
まあなんでもいいか。とにかく414。
メイン入口
料理写真がべたべたと貼ってある。この中は室内席。
さらに、広めのテラス席もある。外からダイレクトで入って来られる。こちらは喫煙可能。
このテラス席には太ったファランがいつも座ってタブレットで動画を見ている。たぶん、イタリア人ボスでしょうな。
メニュー
イタリアンの定番から、タイ料理の定番まで、幅広いラインナップ。
最初はブレックファーストの安さに惹かれたが、内容をチェックしてみると大したことはない。
タイ料理は、ガパオムーが80バーツとレストラン価格となっている。カレーの種類が妙に多め。
やはり、充実しているのはファラン飯。
目を引くのがパスタの安さ。スモールサイズが80バーツ。ラージが149バーツ。麺はスパゲティかペンネを選択できる。
ピザが160バーツから。サイズは11インチで、8スライス。
スープとサラダもあり。
あとはステーキやポテト料理。どれもお値段安め。ファラン飯好きとしては目移りする。
フライドポテトは種類豊富。
この場合、フライドポテトといっても、日本のポテトフライではなくて、いわゆるジャーマンポテトみたいなやつね。
ドリンクは、水が20バーツ、コーラが30バーツ。LEOとCHANGが60バーツ。ワインがグラスで100バーツ、1リットルで520バーツ。
コーヒーメニューもあり。
イタリアンらしくホットエスプレッソが最初に掲載されている。40バーツ。
フライドポークステーキ
いろいろ迷った挙句に、最初に注文したのはFried Pork Steak。つまりはトンカツのことだ。いやあ、豚カツには目がないもので。89バーツ。
どん!と到着しましたトンカツ。
かなりでかいですな。
付け合せはフレンチフライとサラダ少々。あとソース。
トンカツの衣が少し変わっている。かなりぶ厚め且つ固めの衣で、胡椒なのか何なのかは香辛料が混ぜてあるようだ。
肉はヨーロッパのカツレツらしく薄め。
ソースは、ステーキによく見られるペッパーソースですな。やや薄味。
衣もソースも胡椒だらけですが、そこまで胡椒くさくはないです。
テーブルに置いてあるケチャップを足してやると、味に変化があって良し。
衣の食感と肉のうまみがほどよく絡みます。
つなぎが弱くて、肉と衣が分離しがちなのはマイナス点。
中欧のシュニッツェルとは微妙に違う。パン粉が少ないし、日本のトンカツとも違う。
イタリア料理屋なので、イタリアンカツレツと呼べばいいだろうか。
いやでも、トンカツだな、これは。
ボリュームはたっぷりです。
89バーツでお腹が膨れます。
チキンクリームスープ
2回目の訪問。
今回は正調イタリアンにするぞとパスタとスープを注文することにした。
まずは前菜として、チキンスープから。50バーツ。
スープカップに溢れかえりそうな勢いだ。
スープの味はあっさりめ。柔らかい飲みくちだ。でも熱々でやけどしそうな勢い。
中には小さく裂いたような鶏肉が入っている。
高級感はまったくないけれど、50バーツの前菜としてはまずまずでしょう。
できればクルトンを乗せてほしかった。
あと、熱すぎ。舌やけどしたよ。
スパゲティカルボナーラ
メインディッシュは、パスタで。
スパゲティカルボナーラソースベーコン。サイズはスモール。80バーツ。
皿は大きく、中身は少なめというイタリアンレストランでよく見かける盛り付け。
チーズは別皿。
カルボナーラソースがほとんど見当たらない。そのまま食べるとかなり薄味。
でも、底の方にしっかりソースあり。
チーズをかけて、かき混ぜてやると、ほどよい濃厚さのソースに。いや、それでもちょっと薄いかなあ。
この時はちょうど風邪ひきの真っ最中で喉も鼻もやられており、ただでさえ音痴な味覚がさらに馬鹿になっており、どうにもはっきりしないけれど。
麺はちょっと固めの茹で加減。タイのローカルパスタ屋では茹ですぎのところが多いんで、これくらいがちょうどいい。
少なく見えた麺もそこそこ量はあった。
チキンスープと合わせると、ちょうどいい感じにお腹が膨れた。
ラージサイズにすると、かなりの量になりそう。二人以上でシェアすると良さげ。
いちおうイタリア人らしきボスのイタリアンレストランでパスタが80バーツ。立派なもんでしょう。
ちゃんとしたイタリアンレストランなら、200バーツ以上はするんで。
とはいえ、この際、比較対象はタイ人経営のローカル食堂のパスタにすべきだろう。
ローカル食堂のパスタと比較
というわけで、わたしがスパゲティを食べたくなると、いつも訪問しているステーキガオライサイサームと比較。
ステーキ屋だけど、スパゲティとクリームスープもおいしい。
ステーキガオライサイサームの詳細はこちらから。(2017年12月最新版に更新済み)
⇒ローカルだけど本格派!サードロードのステーキ屋ガオライサイサーム。おすすめはポークチョップ。
2017年12月現在のガオライサイサームのベーコンカルボナーラは69バーツ。
スパゲティの量は同じくらい。ただ、ステーキガオライにはガーリックトーストが1枚ついており、満腹度はステーキガオライの勝ち。
麺の茹で加減は414のほうがいい。ステーキガオライはちょっと茹ですぎ。
カルボナーラソースの濃厚さはステーキガオライに軍配。茹ですぎの太麺とがっつりソースが絡んで、かなりもっさりした食感となる。
まあこのあたりは好みでしょうかね。
クリームスープは、ガオライサイサームが45バーツ。
これまた、量はガオライサイサームのほうが多い。味もやや濃い目。上品なのは、414のほう。
価格では、ガオライサイサームのほうが安い。
ドリンクは、414が水20バーツに対して、ガオライサイサームが10バーツ。
やはりガオライサイサームのほうが安い。
あとは好みの差かなあ。
立地条件はガオライサイサームに軍配。サードロード沿いにあり、ソイブッカオからも徒歩圏内。
414はサードロードからさらにソイボンコットに入って数分歩く必要あり。
ソイブッカオから歩くには、少々遠い。
地図とまとめ
414地図
サードロードからソイボンコット(サードロードソイ18)に入り、しばらく進んで右手にある。向かい側はセブンイレブン。
もう少しだけソイボンコットを進んで、ボンコットソイ8を左折するとクラブ4などの並ぶジェントルマン向け長屋通りに出られる。
クラブ4あたりへ遊びに行くついでに気軽にイタリアンを食べるにはもってこいでしょう。
気合を入れたら、ソイブッカオから徒歩ですべてまわれます。
営業時間は、午前11時から午後11時まで。このあたり、タイ時間なのであまり信用しないように。
ボスらしきファランはずっと座っているだけで何もしない。接客と調理はタイ人担当。
堅苦しくない店なんで、ほんと、気軽にどうぞ。
価格を考えれば上出来の味と量だと思います。より本格的なイタリアンが食べたないなら、この数倍の料金を払って高級店に行くことをおすすめしますが。
わたしには、この414くらいがちょうどいいです。
今度機会があれば、ピザも食べてみたい。あと、じゃがいも好きとしては、フライドポテトも。
(追記)
2018年9月の追加訪問レポート。値上げについても書いています。
⇒ソイボンコットのイタリアン414でパスタ三昧
(追記)
しばらく営業をやめていたが、2019年3月頃営業再開。その後も続けているが、またいつ休業になるか不安定。
フライドポークステーキは価格も味も量も変わらず。うまい
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