ブッカオ常設市場といえば、ぶっかけ飯とローカル屋台がメイン。
洋食系はスルーしていた。
が、市場の片隅で営業しているケバブ屋がうまかった。
ビーフケバブと、チーズ入りのチキンケバブの両方を食べたが、どちらもアタリ。
特にチーズ入りケバブは、ガスバーナーでチーズを炙るスタイル。とろとろに溶けたチーズと肉と野菜とソースが絡まり、なかなかの食べごたえだ。
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999ドネルケバブ
店名などあってないようなものだが、立て看板には999 DONER KEBABと書いてある。
メニューは、チキンケバブとビーフケバブの2種類。チキンとビーフのミックスも可能。
さらに、トッピングでチーズを追加できる。
サラダにもできるようだ。
ビーフケバブ
パタヤのあちこちにあるケバブ屋は、ほとんどが鶏肉を使用している。
スペースの問題もあるが、牛肉はどうしても肉がかたいのに価格は高くなってしまうから、チキンを優先させているのだろう。
ブッカオ市場のケバブ屋には、チキンとビーフが置いてある。
よって、肉を貼り付けたドラムも2本まわっている。
ただ、ビーフのドラムはチキンに比べるとかなり小ぶりだけど。
写真右側でおじさんが向かっているのがビーフ。
たまにはビーフでもと思い食べてみた。
野菜ケース
大きめのレタスの葉っぱとプチトマトがあるのが特徴。
レタスとプチトマトは食べやすいようにカットしてくれる。
嫌いな野菜があれば、入れないでもらおう。
ソースの種類も豊富。
基本は全入れとなり、あとはスパイシーかどうかを聞かれる。スパイシーだと緑色の一番辛いソースがたっぷり入る。
ぐるっと巻いて完成。
テーブルとイスがあるんでその場で食べられる。
ビーフケバブは初めて食べる。いや、トルコでケバブは何度も食べているんで、ひょっとしてビーフも食べているかもしれないが、パタヤでは初めて。
うん、おいしい。
肉はやはり固めだけど、それだけに肉を食べている気分にさせてくれる。
鶏肉だとどうしても蛋白になりだけど、牛肉はまさに肉だよなあ。キングオブ肉。
野菜がたっぷり入っているのも、ひそかにうれしい。大した量ではないんだろうけど、どうしても野菜不足になりがちなタイでの生活ではこれだけでもありがたい。
少しスパイシーにしてとオーダーしたが、そこそこ辛いソースだ。
ケチャップ、マヨネーズ、BBQソース、チリソースなどが混ざっていて、独特の風味となっている。
これだけでも充分だけど、もし味が足らないなら、自分で付け足し可能。
わたしは、肉にマスタードをかけて食べるのが好き。
さらに辛くなるけれど、かなりうまい。
ビーフケバブが80バーツとチキンより20バーツ高いけれど、この味と量なら文句なしです。
チーズ入りチキンケバブ
ビーフケバブを食べていると、次の客が注文したチーズ入りケバブを調理し始めた屋台のおじさん。
バーナーで炙っているではないか。
これは食べてみたいと、翌日、連続訪問。まさかのケバブ2連発。
今回は、チキンケバブミックスチーズと注文した。
基本的な作り方は同じ。
野菜と肉を敷き詰めたあとに、保管してあったチーズが登場。
たっぷりとチーズを乗せていく。
そして、ここで登場するのが携帯式ガスバーナー。
おじさんが、おもむろに火を放つ。
チーズに向かって火炎放射だ。
ごーごーと音を立ててチーズを炙っていく。
これでもかと炙りまくるおじさん。こころなしか口元がニヤついてような気がする。
最後にぐるりと巻いて、はい、完成。
レタスが飛び出しているぜ。
中には、溶けたチーズがごっそりと。
チキンはやはりビーフに比べると蛋白な食感で味だけど、濃厚なチーズとソースと絡まり、なんとも言えない芳醇なジャンク感が口の中いっぱいに広がる。
これは初めての味だなあ。
マスタードまで追加でかけてやると、さらにジャンク感がアップ。
口の中はもうぐちゃぐちゃである。
芳醇さを通りこしてカオス状態。
せっかく野菜を摂取して少しは健康に留意したつもりになっても、すべて台無し。
でも、いいんだ。
このジャンク感がたまらなく魅力的なのだ。
チキンケバブが60バーツで、チーズを追加すると80バーツとなる。
普通のチキンケバブに飽きた人は、ぜひとも常設市場のチーズ入りケバブやビーフケバブを試してみてほしい。
ブッカオ常設市場地図
グーグルでは、Bua Khao Marketと表記されている。
この市場に向かって手前右側がケバブ屋。
行けばわかります。
営業時間は午前11時半から午後9時か10時くらいまで。
開店時間は店主の気分次第。
肉がなくなったら終了とのことで、毎日9時か10時には売り切れるそうだ。
日が明るいうちに行くと余裕でしょう。
夜遊びに出かける前でもぎりぎり間に合いそう。
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