アンヘレスの最寄り空港であるクラーク国際空港まで日本からの直行便は飛んでいない。
ソウルや香港を経由する必要あり。
以前、香港経由でクラークまで飛んだことがある。
が、この時は、フライトスケジュールの都合上、香港で1泊せざるを得なかった。
関連記事:アジア周遊旅行へ出発。旅の始まりは香港から。
関連記事:香港からクラーク(アンヘレス)へ。セブパシフィック5J149便搭乗記。
ついでに香港観光できると考えれば、これもありだろうけど、いろいろと物価の高い香港宿泊はできるだけ避けたいところ。
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目次
関空発香港経由クラーク行き同日乗り継ぎ
で、香港からクラークへ就航しているセブパシフィックをチェックしていると、昼間の便があるのを発見した。
毎日ではないが、午後7時半出発のフライトが飛んでいる。知らなかった。
クラーク到着が午後9時半。
これを使えば午後10時ないし10時半にはアンヘレスのホテルにたどりつけそうだ。
関空から香港行きのフライト時間を調整すれば、わざわざ香港に泊まる必要なく、その日のうちにアンヘレスへ行けるぞ。
あとは、関空から香港への到着時間次第だな。
と、関空発香港行きのフライトを調べる。
LCCなら、ピーチ、香港エクスプレス航空、ジェットスターなどが候補。
一番時間的に都合が良さそうなのは、香港エクスプレス航空。14時40分に関空を出て、香港着が17時35分だ。
香港発クラーク行きのセブパシフィックが19時30分発。
うーむ。乗り継ぎ時間が1時間55分かあ。微妙だなあ。
制限エリア内での乗り継ぎなら問題なさそうだが、セブパシフィックはトランスファーカウンターがない。よって、一度、香港に入国してチェックインカウンターへ向かう必要がある。
かなり厳しいかもしれない。
でも、うまく乗り継げれば、完璧ともいえるスケジューリング。
昼過ぎに関空を出て、夜10時にアンヘレスへ行けるなんて素晴らしい。
かなり悩んだが、安全策を取って、ピーチの午前便を利用することにした。
今回でしっかり時間調査しておいて、次回以降に活かそう。
ピーチアビエーション関空発香港行き
MM63便
関空08:20⇒香港11:45
この路線は過去何度か利用している。もう慣れたもの。
関空第2ターミナルからの出発となる。
あれ?
関空第2ターミナルが拡張している。
随分と様変わりしたなあ。
以前はピーチだけだったが、春秋航空も利用するようになっている。
さくっと搭乗。
シートピッチはちょっと狭めだが、うまいこと空きがあってシート3席独占できた。ラッキー。
フライト時間は約4時間。
香港国際空港の滑走路にランディングしたのが、午前11時36分(香港時間)だった。
到着予定時間が11時45分なんで、ほぼ定刻通りですな。
香港国際空港トランスファーの所要時間は?
さて、ここからが本番。
香港国際空港でのLCC間の乗り継ぎにどれくらい時間がかかるのかを調査せねば。
なお、レガシーキャリアの場合、空港制限エリア内にトランスファー専用カウンターがあって、わざわざイミグレーションを通過する必要はない。
違う航空会社でも、預け荷物は最終目的地まで手配してくれるのが原則。
トランスファーカウンターで手続きして、そのまま搭乗口へ向かえばいい。
が、LCCの場合は勝手が違う。
たとえばセブパシフィック航空なら、香港国際空港制限エリア内にトランスファーカウンターがない。
この場合、一度香港に入国する必要あり。預け荷物があれば、この時に回収する。
それから、出国フロアのチェックインカウンターで新たに搭乗券を発行してもらう。
これがLCC乗り継ぎの基本パターンだ。
(同じ航空会社のスルーチケットの場合は別。トランスファーカウンターがなくても、航空会社の地上係員が誘導してくれることが多い。)
では、ピーチ航空からセブパシフィック航空へのトランスファーの実例を見てみよう。
現地時間午前11時36分に飛行機がランディング。
ボーディングブリッジを渡って空港内に入ったのが11時50分。
ほぼ最後尾の座席だったため、機外へ出るのに時間がかかった。
とりあえず展望デッキで一服。焦らない焦らない。
中央部まではシャトルで移動する。香港国際空港はとにかくでかい。
エスカレーターを降りる。
シャトルに乗ったのが11時59分
12時6分。イミグレーションへ向かう。
それなりに混んでいたが、香港イミグレは要領がいい。スタンプもなく小さな紙切れを一枚挟むだけ。
バッゲージクレイムへ出たのが、10時12分。
わずか6分でイミグレーションを通過できた。
ここは到着フロアなので、エスカレータで出発フロアへ上がる。
セブパシフィック航空のチェックインカウンターはDコーナー。
はい、到着。
12時17分であった。
11時36分:香港空港にランディング
12時17分:香港空港出発フロアチェックインカウンター
所要時間:41分
途中で一服したために5分ほど余計にかかっているはず。
機体前方の席に座って、タバコ休憩もせず、本当にすべてがうまく行けば、着陸から30分でチェックインカウンターへ行ける計算だ。
通常、国際線のチェックイン締切は1時間前。
結論
うまくいけば、1時間半あればぎりぎり間に合う。
が、まったくおすすめはできない。
2時間があれば、何とかなる。
つまり香港エクスプレス航空からのセブパシフィック乗り継ぎ1時間55分でも利用可能。
が、これも、やっぱりおすすめはできない。香港エクスプレス航空が15分か20分遅延したら、かなり危ない。特に初めて香港空港を利用する人は、いろいろと迷うかもしれない。
2時間半あれば安心といったところ。
香港国際空港での暇つぶし
安全策を取ったわたしは、香港空港でトータル7時間の暇つぶしをしなければいけなくなった。
香港発クラーク行きのセブパシフィックの出発時間は19時30分。
現在、お昼の12時17分。
セブパシフィックのチェックインカウンターはまだオープンしておらず、制限エリアに入ることもできない。
公共スペースでひたすら時間つぶしだ。
香港国際空港内では全面的に無料Wi-Fiが利用できる。
速度も問題なし。
1時間ほどでリセットされるのが難点だが、暇つぶしにはもってこい。
腹が減ったら、第2ターミナル6階にあるフードコートがおすすめ。
ここは安い。
あとはベンチで寝る。
公共スペースだけど、治安は問題なさそう。
とはいえ、寝るときには、荷物をベンチにくくりつけておくなどの用心は怠りなく。
ワイヤーロックがあれば安心です。
セブパシフィック香港発クラーク行き5J151便
5J151便は19時30分出発予定。
17時にはセブパシフィックのチェックインカウンターがオープンしていた。
Eチケットを見せてチェックイン。
機内持ち込み荷物の重量制限は7kgまで。
けっこう厳しい。でも、PCを入れたバッグを別に持っていても何も指摘されなかった。メインのバッグが5.5kgで余裕でクリア。
チェックインカウンターの近くには、重量計があるんで、重量オーバーしそうな人は、あらかじめ計量しておこう。
オーバーしそうなら、重たいものはポケットやウェストポーチにでも突っ込むべし。
あと、フィリピン行きフライトでは、必ずフィリピン出国のEチケットの提示が必要。
事前に印刷しておくと話が早い。
セブパシフィックの搭乗口はひたすら遠くにあるので早めに移動すべし。
シャトルに乗って、エレベーターを乗り継ぎ、さらに歩きに歩いて、ようやく搭乗口へ。
出国審査を終えてから20分くらいかかった。
遠いなあ。
搭乗口のすぐ近くに展望デッキがあって、タバコも吸える。
PCブースもあって、無料パソコンが使えるし、充電もできる。
コンセントの形状は日本とは違うのでアダプタが必要。USB差し込み口があるんで、スマフォの充電なら問題なし。
18時45分には搭乗開始。
機内は空いている。
3列シートを独占できた。ラッキー。
この路線は生き残ってほしいんで、もうちょっと人気が出てほしいけど。
19時30分。ほぼ定刻通りに離陸。
このフライトは本当に早い。
あっという間だ。
21時37分(フィリピンと日本の時差は1時間。香港とフィリピンの時差はない。)。機外を出て、移動バスに乗る。
フライト予定時刻は2時間だが、実際は2時間もかからない。
本当に早い。
イミグレーションはカウンターが4つだけしか空いていないが、このセブパシフィックの乗客だけの利用なんで、時間はかからない。
21時53分。イミグレーションを通過して無事に入国を果たす。
両替所もあるよ。
レートは、1万円=4385ペソ
この直後にフィールズアベニューで調査したところ、1万円=4480ペソ。
フィールズアベニュー界隈の両替所は深夜でも営業しているので、手持ちの現金がないかぎり、空港で両替する必要はなさそう。
クラーク空港からアンヘレス・フィールズアベニューまでタクシー移動
あとは、クラーク空港からホテルのあるフィールズアベニューまで移動するだけ。
チャータータクシー利用はやはり500ペソ。協定価格。
複数でシェアすれば、一人300ペソくらいにはまけてもらえる。
ちなみに、ジプニーだと120ペソと言われた(100ペソかも)。
どうやらSMクラーク横のターミナルまで行くようだ。
アンヘレスの地理がわかっていて、夜中でも移動が平気な人はジプニーでいいかも。
この時間帯でもタクシーは何台も待機している。乗れない心配はなさそうだ。
ジプニーは一台だけ止まっていたが利用客は少なそう。
早く移動したかったので、タクシー利用。
道路は空いていて、ほんの10分ちょっとでフィールズアベニューへ。
予約していたユーロテルホテルに到着したのが午後10時10分。
余裕で夜の街へ繰り出せる時間帯であった。
まとめ
関空以外の香港行きフライトの時間帯は調べていない。
自分が使う国内空港の香港行きフライト時間を調べてほしい。
要するに、セブパシフィック香港発19時30分のフライトに間に合えばいい。
香港国際空港でのトランスファーには最低2時間、いや2時間半の余裕をみたほうがいい。
うまくいけば1時間半でも足りるが、かなり危ない。少しでも予定が狂うとアウトだ。LCCチケットだけあって、代替手段も用意してもらえず、ただの紙切れと化す。
2時間あれば何とか対処はできそうだが、あまりおすすめはできない。
2時間半あればかなり余裕。
香港着が17時のフライトを探すのがベター。
関空発なら、香港エクスプレス航空の12時55分関空発、15時55分香港着のフライトが良さそうだ。
これならかなり時間的余裕がある。香港での乗り継ぎ時間が3時間半。ただ、人気があるようで、プロモーション価格が出にくい。
いやあ、日本を出発してその日のうちにアンヘレスへ着けるのはありがたいなあ。
まあ、普通にマニラ行きのフライトに乗って、マニラからアンヘレスまでタクシーかバスで移動すればいいんだけど、マニラ市内の渋滞が大嫌いだし、到着が夜遅くなることが多いんで、できればクラーク直行がいい。
あとは、LCCのプロモーションをうまく利用すること。日本から香港(ピーチ、香港エクスプレス航空など)が片道1万円以下もざらにある。香港からクラークまでのセブパシフィックは5000円から1万円程度。
片道合計15,000円あれば行けるはず。
日本を昼過ぎに出て、アンヘレスのホテル到着が午後10時なんて、こんな嬉しいフライトスケジュールは他にないよなあ。
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