沈没日記8(チャン島編)
チャン島のホテルにチェックイン後、友人と二人で大通りへ繰り出す。
まずは、ビールやお菓子などの買い出しも兼ねて、チャン島の夜遊びに向けた予備調査である。
すぐに運転再開の友人。ほんと、ご苦労様です。
宿泊しているホテルがあるのは、Klong Phrao Beach(クロンプラオビーチ)。
まずは、島唯一の大通りを北上していく。
さっそく、チャン島名物の象と遭遇。
大通り沿いに象に乗れるスポットがいくつかあるようだ。
コンビニは、セブンやロータスエクスプレスなんかがすぐに見つかった。
ローカルのスーパーマーケットもあり。大通りにさえ出れば、生活は問題なさそうだ。
バービア発見
さらに進むと、バービアがちらほらと出てくる。
各ビーチの近くと、ビーチとビーチを結ぶ閑散としたエリアにもバービアがひょっこり現れたりする。
こんなにバービアがあって、経営がやっていけるんだろうかと心配になるほどだ。
まだ出勤しているバービア嬢は少ないが、ちょっと気になるバービアを発見。
車から顔を出すと、向こうも気づいた様子で、「パイ ドゥアイ」とパタヤと同じ反応が返ってくる。
ぱっと見た感じ、選べそうなバービア嬢が一人いた。
夜、またここに来よう。
この先まで北上するとホワイトサンドビーチだが、とりあえずここでUターン。
今晩の遊びの目星はついた。
カラオケ置屋発見
おっと、帰り道にカラオケの文字を発見。
この雰囲気は間違いなくカラオケ置屋だな。
まだ本格オープン前の様子だが、玄関は開いている。
なかをのぞいてみると、おばさんが登場。
単刀直入に「プーイン ミー マイ?(女はいるのか?)」と尋ねると、「ミー(いる)」との返事だ。
奥の扉から、眠たそうな顔をした女性二人で出てきた。
20代後半くらいからな。まったくイケてない。
やり手ばばあ(というほどの年齢ではないが)いわく、今は二人だけ。値段はショートが1500。ロングは不可という。
これで1500はないよなあ。
あっさり撤収。
すぐ近くにも数軒似たようなカラオケ置屋が並んでいるが、調査する気にもなれなかった。
ファランがこんなところで遊ぶとは思えないし、誰が行くんでしょうねえ。ローカルのタイ人かな。
ウォーキングストリート発見
ホテルを通り過ぎ、ついでに島南部も調査してみよう。
南部にもバービアが点在している。
そして、カイベービーチとロンリービーチの間くらいかな、小さな看板を発見。
過去何回、何十回、何百回と目にしてきた英単語が目に飛び込んできた。
ふふ、見逃さないぜ。そして、テンションが上がるぜ。
WALKING STREET
ここにもあったか、ウォーキングストリートよ。
この道を歩け、パーティが始まる場所だぜ、との宣伝文句だ。
やはりKAI BAE BEACH(カイベービーチ)のようだ。
車を降りて、ウォーキングストリート突入。
言われた通り、歩きますよ。
が、別にゴーゴーバーがあるわけでもなく、小さなバービアが15軒くらい並んでいるだけ。
まあ、ぐるっと歩いて一周できるようになっていて、ウォーキングストリートと言えなくもないけれど。
しょぼいなあ。
今回の長期旅行で、ウォーキングストリートに出会うのはこれで4回目となる。
1アンヘレスのウォーキングストリート
2クラビのウォーキングストリート
3パタヤのウォーキングストリート
4チャン島のウォーキングストリート
まあ、単なるショッピングアーケードであるクラビのウォーキングストリートよりはマシなだけで、これではなあ。
本当にウォーキングストリートなのかよ。
開店前なのか開店後なのか、とにかく暇そうにしているバービアのお姉さんに聞き取り調査してみた。
「ここって、ウォーキングストリートだよね?」
「うん、そうだよ。歩いているのは犬しかいないけどね。ははは。」
確かに、歩いているのは犬しかいなかった。歩いている人間はわたしだけ。
こんなところをふらついている日本人など犬同然の扱いかね。まあ、犬でいいけど。
さらに話を聞いてみると、客はファランがほとんどだけど、たまに日本人も来るそうだ。
みんな、好きねえ。
犬なみの嗅覚力だな。
さらにロンリービーチのほうまで進んでみると、こっちにも、バービアが点在している。
いやあ、中身はともかく、バービア満載だね、チャン島は。
サメット島やクラビとは大違い。
そんなわけで、チャン島夜遊びスポットの予備調査は終了。
とりあえず、遊べそうなことはわかった。
ホテルに戻ると、部屋の目の前のビーチからサンセットがのぞめた。
これで天気がよかったらなあ。
ともかく、夜が楽しみだ。