タイは、5月前後がマンゴーの季節。
甘くておいしい完熟マンゴーが1kg100バーツ(340円)以下で購入できるフルーツパラダイスだ。
ただでさえ甘いマンゴーをさらに甘くして食べるお菓子がある。
それがカオニャオマムアンだ。
なんと、甘いもち米の上に完熟マンゴーをたっぷり乗せて、さらに甘いココナッツミルクをかけて食べるのだ。
よくこんなもの思いついたなタイ人よ、と感心してしまうほどである。
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カオニャオマムアン
これがカオニャオマムアンだ。
カオニャオ=もち米=Sticky rice
マムアン=マンゴー=Mango
よって、カオニャオマムアンのことを、英語では、「Mango Sticky Rice」とか「Sticky Rice with Mango」と表記してある。
日本語訳は特にないし、カオニャオマムアンとタイ語で覚えておきましょう。
カオニャオマムアンは、移動式屋台でも売っているし、店舗でも売っている。
パタヤのカオニャオマムアン屋メーサイトーン
パタヤで有名なカオニャオマムアン屋は、パタヤカンにあるメーサイトーン(Mae Sai Thong)だろう。
場所は、パタヤカンのソイ16入り口付近。
地図
奥が屋台村になっている。
通りを歩いていると、いやでもマンゴーが目に入ってくるので見落とす心配なし。
外観
創業は1992年らしい。
中国語表記もあるんで、中華系なのかな。
しかも24時間営業。
いつでも好きな時に買える。
カオニャオマムアンと告げるだけで、すぐに用意してくれる。
一皿60バーツだ。
ポリエステル容器に入れてもらい完成。
蓋にも、店名がしっかり印刷してある。
中身
マンゴーがびっしりと敷き詰めてある。
その下に、もち米。
さらには、袋に入ったココナッツミルクが付いてくる。
まずは、ココナッツミルク無しで食べてみよう。
マンゴーは、ほぼ完熟状態。甘い。
もち米も、やや甘く炊いてある。日本の餅ほどではないが、やや粘り気がある。
もち米とマンゴーのいびつなコンビなんて、うまく合うわけないよと思い込みがちだけど、実際に食べてみると、これが意外とイケるのだ。
びっくりするほど、マッチしている。
これだけでもおいしいが、さらに、ココナッツミルクを投入してみよう。
ココナッツミルクは意外とさらさらしている。
画像ではわかりづらいが、これでもけっこうかけている。
甘みは増すものの、それほど甘ったるさは感じない。
逆に味がマイルドになったように感じる。
ココナッツミルクは、好みの問題なんで、お好きにどうぞ。
わたしは、ココナッツミルクがけのほうが好きかな。
(追記2017年1月)
メーサイトーンのカオニャオマムアンが値上げしている。
70バーツだ。
そのかわり、ちょっとマンゴーの量が増えたかも。
味は変わらず。1月に食べても、とにかくマンゴーが甘い。
70バーツでも買う価値あり。
(2018年5月追記)
なんと、また値上げしている。
現在は、80バーツ。
パッケージも変更に。
明らかにカオニャオの量が少なくなっている。マンゴーの量は同じくらいか。
味は変わらず。たしかにうまい。
でも80バーツはちょっと高いよなあ。
屋台のカオニャオマムアン
ついで、屋台のカオニャオマムアンも購入してみた。
これは移動式屋台となっており、パタヤの街角でちょこちょこと目にする。
昼間でも夜中でも売っている。
中身は、店舗のものと同じ。
マンゴーとカオニャオとココナッツミルクがセットになっている。
こちらも60バーツだ。
深夜に購入したため、翌朝食べることにして、冷蔵庫で保管しておいた。
どんとマンゴーがのっている。
メーサイトーンよりも大きいかもしれない。
マンゴーは、常温でももちろんおいしいけれど、冷やすとさらにおいしくなる。
あまりにもおいしくて脳内の幸福回路が炸裂してしまいそうだ。
が、冷蔵庫に入れていたせいで、もち米が固くなってしまっている。
カッチカチやで。
無理やりスプーンでもち米のかたまりを割るようにして食べる。
いや、それでもおいしい。
ココナッツミルクも冷やすことにより、さらさら感が少なくなっている。
しっかりミルクがかかっていることが画像でわかるだろう。
常温で食べるのとはまた違ったおいしさ。
これはいいねえ。
でも、やっぱりもち米は常温のほうがいいね。
まとめ
もち米に、マンゴーをのせて、ココナッツミルクをかけて食べるカオニャオマムアン。
タイ人の甘いもの好きはひどいなあと思ってしまいがち。
でも、考えてみてほしい。
大福モチに甘いイチゴを入れて上から砂糖をふりかけて食べる日本人も似たようなものだろう。
まあ、スイーツなんで好き嫌いは当然あるだろうけど、一度食べてみると、病みつきになる味である。
嫌いない人は大嫌いで、好きな人は毎日でも食べたくなるだろうなあ。
カロリーは気にしないことだ。
タイ旅行で見かけた際は、騙されたと思って、ぜひどうぞ。
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