タイの入国審査が厳しくなっている。
先日、タイの警察長官が入国管理局に対して、外国人到着社の審査を強化するよう命令を出した。
広告
タイ入国審査を厳格化
2025年5月1日からはタイデジタル到着カード（TDAC）が導入されたが、TDACを含めて、入国前の審査措置を講じたとのこと。これは、タイで外国人が運営する売春組織に対抗する措置だという。
今回の措置は、入国管理局と外務省の協力によって実施される。
外国人到着者のデータは、各国大使館のデータと照合され、要監視リストに該当もしくはブラックリストに該当するかが判断される。
このデータは、観光警察と痔持ち警察にも送信され、のちの当該人物の追跡が可能となる。
また、観光ビザや学生ビザでタイに入国する外国人も精査するとのことだ。
バンコクのスクンビットやナナに外国人売春組織が発見されており、今回の入国審査強化措置が問題解決に役立つだろうとしている。
参照：Bangkok Post
TDAC登録を
タイ入国管理局では、学生ビザの悪用について、警告を出している。
学生ビザの悪用をやめよ。
学生ビザの取得には入国管理局によって定められた厳格な規則に従う必要がある。
違法行為の道具となるな。
学生ビザでタイに滞在して、不法行為に手を染める外国人が多いことへの警告だ。
学生ビザなのに学校にも行かず、タイに長期滞在する道具として利用しているケースも多い。
今回の入国審査強化では、観光ビザや学生ビザの保有者でも精査するとのこと。
DTV（タイランドデスティネーションビザ）なども厳しく調べられるかもしれない。
5月1日以降は、タイ入国には、事前にタイデジタル到着カード（TDAC）の登録が必須となっている。
登録しないと入国することができない。
登録していない場合は、入国審査場でTDACを登録するよう命令されて、追い返されるはずだ。
TDAC登録を終えると、QRコードが発行されるが、実際の入国審査場ではQRコードの提示を求められるケースはほとんどないようだ。
おそらくは、TDACで登録した情報がパスポート番号と紐づけられており、入国審査場でパスポートを読み取った時点で、TDAC登録の有無がイミグレーション職員にわかるようになっているはず。
TDAC登録をしていないと、すぐに未登録であることが判明して、追い返されることになるというシステムのようだ。
TDACの登録は、タイ到着時の空港でも可能となっている。
イミグレーション近くに登録用の端末が設置されており、自前のスマホやネット回線がなくとも、登録できるようになっている。
ただ、それだと無駄に時間がかかるわけで、やはり日本出国前までに済ませておくのがベター。
登録済みを示すQRコードは、念の為に、スマホに保存しておくかプリントアウトしておくこと。
TDAC開始と入国審査厳格化にともない、入国審査に時間がかかる可能性は以前より高くなった。
他の旅行者次第ではあるが、列によっては並ぶ時間が増えそうだ。
せめて自分の番になったらスムーズに通過できるよう、TDACはきちんと登録しておこう。
今回の審査厳格化だが、日本からタイへ年に数回訪れるだけの短期旅行者は特に気にする必要はないだろう。
TDACさえきちんと登録しておけば、何事もなく通過できるはずだ。
ノービザのみならず、観光ビザや学生ビザを持っている人でも何度もタイ出入国を繰り返している人は厳しい審査を受けるかもしれない。
特にノービザだとビザランを疑われることになるし、それはひいてはタイ国内での不法労働を疑われることに直結する。
広告