パタヤタイ通りを走っていると、ソイブッカオとサードロードの間にムーデーンが一際目立つ屋台があった。
これみよがしに吊り下げられた焼き豚ども。
その下には、バミー(中華麺)もどっさり。
これは、バミームーデーンの店だな。
ということは、カオムーデーンもあるに違いない。
よし、入ってみよう。
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カオムーデーン
カオムーデーンとは、焼き豚ご飯のこと。
カオ=ご飯
ムー=豚
デーン=赤い
焼き豚が赤色をしているから、ムーデーン。
そのムーデーンをご飯にのっけているから、カオムーデン。
タイ料理名はわかりやすい。
さくっとカオムーデンを注文。
すぐに到着。
真っ赤だよ。全面赤い。
カオムーデーンも赤ければ、スープも赤い。
カオムーデーンだけをアップで
タレというかソースの量がえげつない。
まあ、カオムーデーンといえば、この大量の甘ったるいソースが特徴だとわかっているものの、それにしても多すぎやしませんか。
赤い池になっているよ。
あとは、ゆで卵とソーセージが少々。
カオムーデーンの定番セットだ。
うーむ、焼き豚の味はそこそこいいんだが、甘ったるいタレがすべてを帳消しにしているような気がする。
テーブルの上の黒いタレをかけてみると、ややマシになるかな。
たぶん、ソーセージにかけるものだろうけど、独特の風味があって、甘ったるいソースを少しだけ中和させてくれる。
赤いスープはまずまずのお味。これをベースにバミーナムを作るのだろうか。それなら期待できそうだ。
カオムーデーンでのリピートは無い。
これはうまいと唸らされるカオムーデンは、なかなか見つからないなあ。
やっぱり、この甘ったるいタレを使っている以上、どうしようもないのかなあ。
焼き豚はおいしいのに、このタレがねえ。
いっそ、タレなしで注文して、あとは持参した焼き肉のタレでもかけてやろうかしらん。
いや、なんか怒られそうな気もする。
やっぱり、カオムーデーンには、この甘々ソースなんだろうね。
ソイブッカオでカオムーデーンを食べるなら、ブッカオ南端に近いファミマ前の屋台がいいかな。
肉の味は平凡だが、ここは、ソースが別皿でついてくるのがいいね。(たまに肉の上に直接かけてあることも。)
また、場所は少々不便だが、パタヤタイをさらにスクンビット方面へ進んだところにある屋台のカオムーデーンのほうがおいしいと思う。
ここもソースがたっぷりだけど、とにかく焼き豚がおいしいし、量も多い。
⇒山盛り焼き豚が目印。パタヤタイのバミーナームとカオムーデン屋台。
カオムークロップ
さて、ムーデーンが吊るされたガラスケースの横に、もう一つガラスケースがあり、そこにはおいしそうなムークロップが並んでいた。
これも食べてみよう。
ムークロップとは、豚肉の固まりをカリカリに揚げたもの。詳しい製法は不明。
タイでは一般的な食材で、街中の食堂の店頭や屋台には、このカリカリ豚肉がだいたい置いてある。
カリカリの食感と豚肉のジューシーさが同時に味わえる。
カイラン菜(カナー)と一緒に甘辛く炒めたカナームークロップが大定番。
ガパオライスにしてもおいしい。
クロップの発音とカタカナ表記が難しい。
ゴップのようでもあり、クロープのようでもあり、クロップでもある。
まあ、その真ん中らへんを狙って発音してみてください。
で、このムークロップをのせたものがカオムークロップとなる。
が、タイ国内でカオムークロップを食べたことがない。
いつもカナームークロップで食べている。
ラオスのビエンチャンの食堂で、フライドポークライスとやらを注文したことならある。
この正体が、カオムークロップだった。
タレが少し変わっていて、意外とおいしかった。
さて、このパタヤタイ屋台のカオムークロップはいかほどか。
どんな味付けで出てくることやらと、わくわくしながら、注文してみた。
はい、こちら
カオムーデンの甘ったるいソースがそのままかかっていた。
カオムーデーンほどソース池になっていないが、それでもけっこうな量だ。
具は、ムークロップとゆで卵とソーセージが少々。
ムーデーンのかわりに、ムークロップになっただけじゃないか。
ムークロップはおいしいけど、やっぱりこのソースはなあ。
例によって黒いソースを足すと、甘みが少なくなり食べやすくなった。
まあ、悪くないけど、ラオスで食べたカオムークロップのソースがいいよなあ。
あのちょい甘目でピリ辛のソースはラオス独特のものなのかなあ。
なお、屋台で食べているタイ人の注文は、ギアオナームが多かった。
ギアオは、ワンタンのこと。
つまり、ワンタンスープだ。
おお、それはおいしそう。
今度は、ワンタンスープかバミーナムを食べてみよう。
場所と地図
場所は、パタヤタイのソイ18入り口。
ソイの標識の目の前が屋台となっている。
地図
ソイブッカオとパタヤタイ交差点から東(サードロード方面)へ歩いて数分。サードロードの少し手前あたりだ。
テーブルは、パタヤタイ通り沿いとソイ18内側の両方にある。屋台スタイルだが意外と広い。
営業時間は、おそらく夕方から深夜まで。
昼間は開いてません。
屋台の道路向かいには、ダイヤモンドシティプレイスホテルがある。
ここは安くて便利と昔から日本人利用者の比較的多いホテル。長期滞在プランもあり、短期でも長期でも使える。各部屋にバスタブ付き。スイミングプールあり。
パタヤタイ通りには乗り合いソンテウが走っており、ウォーキングストリートまではほんの5分で行ける。ソイブッカオ入り口までは歩いて数分。パタヤの地理が少しわかってくれば便利な立地。
建物は少々古くなってきたようだが、朝食付きで1泊600バーツほどの価格は魅力的か。
⇒ダイアモンド シティ プレイス ホテル (Diamond City Place Hotel) をアゴダでチェック
詳細な宿泊レポート⇒日本人長期滞在者御用達、ダイアモンド シティ プレイス ホテル (Diamond City Place Hotel)宿泊レポート
そんなわけで、この屋台でのカオムーデーンはあまりおすすめできません。
甘いソースが平気な方は、カオムークロップを食べてみてほしい。
わたしはまだ未食だが、たぶん、バミーナムはおいしいはずです。ムーデーンとワンタン入りでどうぞ。
その後、バミーは何度も食べている。普通においしいです。
関連記事:バミーギアオは、ワンタン入りバミーナム@パタヤタイソイ18
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