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フライト情報

スワンナプーム空港のセルフチェックインとセルフバッグドロップ(2024年10月最新版)

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バンコクのスワンナプーム国際空港のにぎわいは状態化している。
混雑解消のため、スワンナプーム空港では様々な取り組みを実施。
2023年10月末にサテライトターミナルがオープンさせ、12月には出国自動化ゲートを導入した。
より多くの利用者に対応できるようになっている。
チェックインの方法も進化させ、CUSSとCUBDの2つのシステムを拡張させており、セルフチェックインとセルフバッグドロップが可能な航空会社が増加中だ。
日本行きのフライトでも、わざわざチェックインカウンターに並んだり、預け荷物の列に並ぶ必要がなくなってきている。
2024年10月1日にはタイ・エアアジアXがスワンナプーム空港からドンムアン空港に移転しており、もうスワンナプーム空港は使わなくなった。日系のZIPAIRがセルフチェックインに対応するようになった。
(2023年11月、2024年1月・3月・7月の情報を2024年10月3日時点の最新版に更新)

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スワンナプーム空港のセルフチェックイン(CUSS)

スワンナプーム空港では、29の航空会社がセルフチェックインの使用を許可している。
セルフチェックインサービスのことを、Common Use Self Service(CUSS)と呼ぶ。

チェックインカウンターの前に大量に並べられたKIOSK(キオスク)端末を使って、セルフチェックインが可能だ。

どこにあるKIOSKを使えばいいのかは、フライト掲示板に案内されている。
ちょっとわかりづらいが、黄色地がセルフチェックの項目だ。

セルフチェックインの項目に振られたアルファベットが利用可能なKIOSKの設置場所だ。

基本的には各航空会社の有人チェックインカウンター前に設置してあるKIOSKならば利用可能と考えていい。

表記がないフライトはセルフチェックイン不可ということになる。

KIOSKのセルフチェックインでは、パスポートのチェック、搭乗券の発行、座席指定などができる。

操作は簡単で日本語にも対応している。近くに空港スタッフが待機していて、操作を助けてくれることもある。

KIOSKでセルフチェックインすれば、もはやチェックインカウンターの列に並ぶ必要はない。

以下、29の航空会社でKIOSKが利用できる。2024年10月3日時点のスワンナプーム空港公式情報だ。

エア・カナダ
エールフランス
全日空
オーストリア航空
バンコクエアウェイズ
キャセイパシフィック航空
セブパシフィック航空
チャイナ エアライン
エミレーツ航空
エバー航空
フィンエアー
香港航空
日本航空
KLMオランダ航空
ルフトハンザドイツ航空
マレーシア航空
フィリピン航空
カタール航空
スカンジナビア航空
スクート
シンガポール航空
スターラックス航空
スイス航空
タイ・エアアジア
タイ国際航空
タイ・ベトジェット
ターキッシュ エアラインズ
ジップエア

2023年2月時点では22社、4月時点では23社、11月時点では24社、2024年1月時点では27社。8月時点では28社に増加している。
2023年12月いっぱいでタイ・スマイルはタイ国際航空に経営統合されており、タイ・スマイルは消滅済みだ。
2024年1月に追加となったは4社。エア・カナダ、エルアル・イスラエル航空、スカンジナビア航空、シンガポール航空。
2024年3月31日時点では、エルアルがリストから消えて、そのかわりにスクートが加わった。
2024年10月では、29社がセルフチェックイン可能となっている。
ドンムアン空港へ移転したタイ・エアアジアXの取り扱いがなくなった。引き続き一部の路線でスワンナプーム空港を使い続けるタイ・エアアジアは残っている。同じエアアジアグループだが取り扱いが異なる。
新たに追加となったのは、大韓航空とZIPAIRの2社だ。
1社が減少したが、2社が増えたため、全体では29社に増加した形。

日系のZIPAIRが、ようやくセルフチェックインへの対応を開始した。KIOSKを使ってセルフチェックインできる。ただし、CUBDによるセルフバッグドロップには対応していないため、預け荷物がある場合はセルフチェックインして搭乗券を発行したとしても、有人チェックカウンターに並んで荷物を預ける必要がある。

日本への直行便がある航空会社でKISOKでのセルフチェックインが可能なのは、ANA、JAL、タイ国際航空、ZIPAIRとなった。
タイ・ベトジェットの記載はあるが、これはタイ国内線のみの対応のようだ。
AirJapanとPeachはまだ対応していない。
PEACHはモバイルチェックイン不可のため、必ず有人レーンに並ぶ必要あり。
2024年2月に就航したAirJapanは、オートチェックインを導入している。出発4時間前までに自動的にチェックインされ、メールでボーディングパスが送付される。このボーディングパスを提示すれば、そのまま搭乗口へ向かうことができる。預け荷物がある場合は、カウンターで預ける必要あり。

KIOSKでセルフチェックインすれば、紙の搭乗券まで発行される。
預け荷物がない場合は、その搭乗券を持って、そのまま出発ゲートへ向かえばいい。
有人のチェックインカウンターに並ぶ必要はない。

タイ・エアアジアXはスワンナプーム空港からドンムアン空港へ移転した。
ドンムアン空港においても、KIOSKによるセルフチェックインが利用可能となっている。(セルフバッグドロップが可能かは未確認だが、おそらく対応しているはず)

モバイルチェックインしておけば、Eボーディングパスが発行され、預け荷物がない場合は、チェックインカウンターによらず、KIOSKでセルフチェックインすることもなく、そのまま搭乗口へ向かうことができる。
ただ、結局は搭乗ゲートでパスポートチェックを受ける必要があるし、搭乗口へ向かうまでの保安検査場入り口や出国審査場でボーディングパスの提示が求められるため、いちいちスマホを立ち上げてEボーディングパスを表示させるのが面倒だ。モバイルチェックイン済みであっても、KIOSKで紙の搭乗券を発行しておくのがベターだ。

フィリピン航空やキャセイパシフィックなどの経由便で日本に帰国する場合は、セルフチェックインを利用すると、おそらくは経由地までのフライトの搭乗券しか発行されないと思う。
つまり、フィリピン航空であればバンコクからマニラまでの搭乗券となり、マニラで改めてチェックインする必要が出てくるかもしれない。
また、スワンナプーム空港の搭乗口で地上スタッフから確認される可能性あり。
経由便で日本まで向かう場合は、有人のチェックインカウンターに立ち寄るほうがいいだろう。経由地から日本までのフライトの搭乗券も同時に発行してもらえるので。

スワンナプーム空港のセルフサービスバッグドロップ(CUBD)

KIOSKではセルフチェックインだけでなく、セルフバッグドロップ用のタグも発行することが可能だ。
KIOSKで発行された預け荷物タグをつけて、自分でバゲージドロップのカウンターで荷物を預ける形だ。
これを、Common Use Bag Drop(CUBD)と呼ぶ。

CUBDが利用可能な航空会社も増えてきた。

2024年3月31日時点で13社が利用可能だった。7月5日時点で16社が利用可能に、8月時点では17社に増加した。
最新の10月3日情報では、タイ・エアアジアXの移転にともない、16社に減少している。
新たにセルフチェックイン利用可能となったZIPAIRはセルフバッグドロップには対応していない。

日本行き路線では、タイ国際航空がセルフバッグドロップに対応している。
KIOSKでセルフチェックインして搭乗券を発行し、預け荷物用のタグも発行して、自分で自動バゲージドロップにて荷物を預けることができる。

タイ国際航空のセルフバッグドロップカウンターはこんな感じだ。黄色が目印。

ANAとJALとZIPAIRはセルフバッグドロップサービスに含まれていない。
たとえKIOSKでセルフチェックインして搭乗券が発行されても、預け荷物がある場合は、有人のチェックインカウンターに並ぶ必要がある。WEBチェックイン済みカウンター、バゲージドロップ専用のカウンターでいい。
それでも、通常のチェックインカウンターに比べれば、待ち時間は格段に少なくなるはずだ。

セルフチェックインにもセルフバッグドロップにも該当しない航空会社を利用する際には必ず有人のチェックインカウンターで手続きしなくてはいけない。
その場合でも、事前のWEBチェックインが可能であれば、必ずやっておこう。
WEBチェックイン専用のカウンターが利用できると、時間短縮になるからだ。

日本行きフライトのチェックイン方法まとめ

少しややこしいので、スワンナプームから日本への直行便が出ている航空会社のチェックイン方法についてまとめておく。

タイ国際航空:モバイルチェックインならびにKIOSKでセルフチェックインとセルフバゲージドロップ可。

タイ・エアアジアX:ドンムアン空港へ移転した。従来どおり、モバイルチェックインならびにKIOSKでのセルフチェックインが可能で、セルフバゲージドロップもおそらく可能なはず

ANA:KIOSKでのセルフチェックイン可、セルフバゲージドロップ不可。預け荷物がある場合は、荷物預けのためにカウンターへ。

JAL:KIOSKでのセルフチェックイン可、セルフバゲージドロップ不可。預け荷物がある場合は、荷物預けのためにカウンターへ。

タイ・ベトジェット:福岡行きの国際線を運航しているが、国際線ではどうやらセルフチェックインは不可だ。国内線では間違いなくセルフチェックイン可能で、セルフバッグドロップも可能となった。

PEACH:KIOSKでのセルフチェックイン不可。事前のWEBチェックインもないため、預け荷物の有無に関わらず、必ず有人の一般カウンターで手続きする必要あり。

ZIPAIR:KIOSKでのセルフチェックインが開始された。バンコク発成田行きはモバイルチェックインが開始されている。預け荷物がなければそのままモバイル搭乗券で出国することができる。預け荷物がある場合は有人カウンターで手続きする必要あり。

AirJapan:KIOSKでのセルフチェック不可。オートチェックインを採用しており、ボーディングパスがメールで送られてくる。預け荷物がなければメール添付のボーディングパスで出国できる。預け荷物がある場合はカウンターへ。

KIOSKでセルフチェックインが利用できる航空会社では、預け荷物がない場合は、KIOSKで搭乗券を発行しておけば、カウンターに立ち寄ることなく、そのまま保安検査場・出国審査場・搭乗ゲートへ向かえばいい。
前述のように、たとえモバイルチェックインでEボーディングパスを持っていたとしても、紙の搭乗券を発行しておくことを推奨。KIOSKに立ち寄って発行しておこう。
またチェックインカウンターでパスポートチェックを受けていない場合は、搭乗口にて別途ドキュメントチェックを受ける必要がある。

タイ国際航空は圧倒的に便利で楽になっている。

セルフチェックイン可能で預け荷物がない場合は、基本的に有人チェックカウンターに並ぶ必要はまったくない。
しいてあげれば、座席を変更したかったり、追加で預け荷物があるケースなどだ。座席指定が有料のLCCでもチェックインカウンターでお願いすれば、窓際や通路側の席に無料で変更してくれるケースがあるので。

ドンムアン空港のセルフチェックイン

バンコクにはもう一つの国際空港であるドンムアン空港もある。

ドンムアン空港国際線ターミナルにもキオスクが設置。

タイ・エアアジアとタイ・ライオンエアがセルフチェックインに対応している。
日本路線では、タイ・エアアジアの福岡行きと那覇行きでセルフチェックインが利用できる。
2024年10月1日にタイ・エアアジアXがどドンムアン空港に移転したため、タイ・エアアジアXもドンムアン空港でセルフチェックインを行うことができる。

まとめ

便利さと快適さを増すスワンナプーム空港だ。
ぜひともKIOSKによるセルフチェックインとセルフバッグドロップを活用しよう。
2023年12月15日からはスワンナプーム空港での出国審査では自動化ゲートの利用が本格的に開始された。日本人は自動化ゲートが利用できるようになった。
セルフチェックインと自動化ゲートを併用すれば、誰とも会話せずに無言のまま出国できるようになった。英語が苦手な人でも安心といえる。

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