パンデミックが明けて、世界中の旅行者が新たな旅に出ようとしている。
海外旅行はフライトに始まり、フライトに終わる。
機内では快適に過ごしたいものだ。が、残念ながら、フライト中にはさまざまな不快な場面に遭遇することがある。
アゴダが日本を含むアジア市場を対象にフライト・機内トラブルに関する調査を実施した。
日本人だけが最も不快に感じること1位に選んだのは、「乗客が乗務員に無礼な態度をとる」だった。
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agodaによるフライト・機内トラブルに関する調査
アゴダがアジアの10市場を対象として調査した結果を各国にプレスリリースとして配布している。
調査回答者12,065人。オーストラリア、インド、マレーシア、韓国、日本、ベトナム、インドネシア、台湾、フィリピン、タイ。
TOP IN-FLGHT FRUSTRATIONSとして、フライトでのフラストレーションのトップ４つをそれぞれ順位付けしている。
対象10カ国全体
1位 乗客の無礼な振る舞い
2位 飛行機の遅延
3位 大声でおしゃべりする
4位 乗客が乗務員に無礼な態度をとる
全体での1位は、乗客の無礼な振る舞い。
パーソナルスペースへの不愉快な侵害だ。肘掛けの取り合い、ごそごそと体を動かす音、素足から漂う不快な匂いなどなど。
韓国とタイと台湾で1位。
2位はフライトの遅延。
特にフィリピンではフライト遅延にフラストレーションを抱えていてる。マレーシア、インドネシア、ベトナムでも1位。
3位は乗客の騒音。
大声でおしゃべりしたり、ずっと音楽やゲームを流しているなど騒々しいグループに不快を感じる。中には機内で汚れた洗濯物を干すグループもいる。台湾と韓国が特に静かなフライトを好む。
4位は、他の乗客が客室乗務員に対して失礼な態度をとること。
調査対象の10カ国のうち日本人だけだが、この項目を一番深いに感じるとの結果となった。
日本人
1位 乗客が乗務員に無礼な態度をとる（21％）
2位 乗客の無礼な振る舞い（20％）
3位 大声でおしゃべりする（19％）
4位 飛行機の遅延（14％）
タイ人
1位 乗客の無礼な振る舞い
2位 飛行機の遅延
3位 乗客が乗務員に無礼な態度をとる
4位 大声でおしゃべりする
日本のプレスリリース（画像引用元）：https://kyodonewsprwire.jp/release/202309048924
タイの報道：https://www.nationthailand.com/pr-news/lifestyle/travel/40030782
機内でのフラストレーション
全体1位の乗客の無礼な振る舞いは納得。要するに隣とか前後の乗客がうざいということだ。
隣の乗客にいらいらさせらた体験は誰しもが持っているだろう。
個人的な最新のいらいら事案は、ベトジェットに乗った際に、同じ列のおばさんが素足にサンダル履きしていて、サンダルを脱ぐと悪臭がひどかったこと。
あとは前列に小さな子どもが乗っていて、座席の上に立ち上がって騒いでいたこと。
アゴダのプレスリリースには触れられていないけれど、機内での最大のフラストレーションは赤ん坊の泣き声や小さな子どもが騒ぐことという意見が最多のような気がする。
遅延に関しては、フィリピンが一番不快に感じていることは納得。
マニラ空港発のフライトはとにかく遅延が多い。フィリピンの航空会社ならびに空港の問題だろう。
頻繁に遅延するのでとにかくストレスがかかる。遅延のうえ、搭乗ゲートもしれっと変更するため、油断できない。
日本発フライトは遅延が少ないし、ゲート変更も少ない。遅延が最下位になるのも当然だろう。
日本人は、他の乗客による客室乗務員への無礼な態度がもっとも不快に感じるという結果となった。
たしかに居丈高で傲慢な態度でクレームをつける乗客はいる。自分には関係ない話だとして無視すればいいのだろうけど、やはりそういう場面を見るのはストレスに感じる。
日本人によるクレームが多いのか、それとも他国の人は他人のクレームなど気にしないのか。
タイ人は他の乗客による騒音はあまり気にしないようだ。
国際線ではあまり見かけないが、タイ国内線ではイヤホンを使わずにスマホで動画を見ている人は決して珍しくない。バスではより顕著だ。
タイ人にとっては許容範囲内なのかもしれない。
おトクな旅のために犠牲にすること
なお、アゴダでもう一つ調査を実施している。
おトクな旅行をするための方法で犠牲にしても構わないことを調査。
（日本人の回答）
1位 費用のかかる旅行はそもそも見送る（21％）
2位 機内食、座席指定などフライトの付帯サービス（15％）
3位 不便な時間帯や長時間のフライト（13％）
1位は身も蓋もないない答え。
2位はLCC利用で機内ではただ座るだけ。
3位は早朝・深夜便、経由便を我慢して使用。
これは、ごくごく普通の調査結果となった。
なるべくフラストレーションがたまらず、我慢もしないですむフライトを味わいたいのなら、日系航空会社のビジネスクラスやファーストクラスを使えばいい。きっとストレスは少ないだろう。これまた身も蓋もない答えとなるが。
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