バンコク市内とスワンナプーム空港を結ぶ列車であるエアポートレイルリンク(ARL)。
このARLが開業したことで、スワンナプーム空港とバンコクの行き来は本当に便利になった。
ただ、24時間営業ではないため、深夜から早朝にかけてのスワンナプーム空港発着では注意が必要。
エアポートレイルリンクの始発と終電の時刻をチェックしておこう。
広告
エアポートレイルリンクの始発と終電
2023年9月時点でエアポートレイルリンクが発表しているもの。
目下のところ最新情報となる。
スワンナプーム空港発
月曜日から金曜日 始発05:30 最終00:00
土・日・祝日 始発05:30 最終00:08
パヤタイ発
月曜日から金曜日 始発05:30 最終00:00
土・日・祝日 始発05:29 最終00:08
スワンナプーム発もパヤタイ発もほぼ同じだ。
平日と土日祝の違いは、終電が8分遅くなる。
なお、運行間隔は、平日が9分、土日祝が12分とのこと。
また、通常は6両で運行するが、日によっては2両増加することもある。
エアポートレイルリンクが発表している路線案内図
A1がスワンナプーム空港
A4がフアマーク駅駅で、MRT(地下鉄)イエローラインに乗り換えできるが、イエローラインは中心部から外れており、一般観光客にはあまり需要はなさそう。
A6がマッカサン駅。
ここでMRTスクンビット線のペッブリー駅へ乗り換えることができる。MRTでスクンビット駅まで一駅だ。
また、MRTに乗れば、シーロムやバンスー中央駅も一本で移動できる。
旅行者にはこのマッカサン駅とペッブリー駅が重要。ただ、エアポートレイルリンクからMRTまではちょっと距離がある。
A8がパヤタイ駅。終点だ。ここで、BTSのパヤタイ駅へ乗り換えする。エアポートレイルリンクとBTSの乗り換えは距離が近くて、移動はスムーズ。
BTSに乗れば、ナナやアソークやプロンポンなどのバンコク中心部へ簡単に行ける。
BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅はほぼ同じ立地だが、乗り換えの手間を考えると、エアポートレイルリンクでパタヤタイまで行ってから、BTSに乗り換えるほうが、少し遠回りになるものの、楽に移動できると思う。
スワンナプーム空港深夜到着ケース
日本からスワンナプーム空港に深夜到着するフライトがある。
たとえばPeachの関空発だと深夜0時の到着予定となっている。
エアポートレイルリンクの終電は平日が午前0時、土日祝が0時8分。
日本からのフライト到着が深夜0時以降になると、エアポートレイルリンクの利用は問答不要で不可だ。
スワンナプーム空港到着が23時30分頃ならば、なんとか間に合いそうだ。
ただ、入国審査とバゲージクレームでの荷物受け取りに時間がかかると、かなり厳しくなる。
23時着頃のフライトならば、よほどのことがないかぎり、エアポートレイルリンクの終電に間に合いそうだ。
エアポートレイルリンクの終電が行ってしまったあとでは、タクシーを利用してバンコクへ移動するしかない。おおむね500バーツだ。
もしくは、エアポートレイルリンクの始発である午前5時30分まで、スワンナプーム空港内で時間を潰すことになる。
スワンナプーム空港は完全24時間運用で、レストランやコンビニは夜中でも営業している。治安面はまったく問題ない。空港野宿をしている旅行者はけっこう多い。ベンチなどで寝る場合は荷物の置き引きには要注意。
5時30分の始発までがんばって過ごそう。
日本からのフライトが早朝着のケースもある。
タイ航空の羽田発TG661では午前4時50分着だ。
これだと、普通に入国して、荷物を受け取ったら、ちょうどエアポートレイルリンクの始発時間と重なりそうだ。
スワンナプーム空港早朝出発ケース
スワンナプーム空港を早朝に出発するフライトを利用する。
早朝にバンコク市内からスワンナプーム空港へ向かう場合は、パヤタイ発が5時30分。
パヤタイからスワンナプーム空港までの所要時間は26分ほど。
午前6時にスワンナプーム空港に到着できる。
ただし、エアポートレイルリンクの始発に乗る際には、パヤタイ駅までのBTS始発時間にも注意。BTSが動いていないとパヤタイ駅まではタクシー移動となる。
また、マッカサン駅から乗るなら、MRTの始発時間も調べておこう。
BTSもMRTも各駅に始発と終電の時刻を掲示している。
タイ航空の成田行きTG676が午前7時35分発、関空行きTG672が午前8時25分発。
エアポートレイルリンク始発でスワンナプームに到着すると6時。
羽田行きは、出発1時間35分前となるためかなり微妙。WEBチェックイン済みでKIOSKを使って搭乗券を自動発券するならば、まあ間に合うかなというタイミングだ。保安検査場と出国審査場が混み合っていれば、少し危ないかもしれない。
8時25分発の関空行きは2時間半の余裕がある。エアポートレイルリンクの始発でも充分間に合うはずだ。
広告