パタヤの水上マーケットが火災により深甚なダメージを受けた。
火災が発生したのは9月7日木曜日午後8時ころのこと。
水上マーケット内の店舗はタイの伝統的な建物を模しており、木造建築物が大半だったため、火はすぐに燃え広がった。ガスボンベも次々に爆発したという。
水上マーケットの営業時間は午後7時までで、観光客は残っていなかった。
消防車27台が消化活動のため出動した。
鎮火したのは、火災発生から約1時間半後のこと。
消防士1人が負傷し、病院に運ばれた。
パタヤ水上マーケットは2009年11月1日にオープンした。
マーケット内で営業する店舗は200以上。
地図
その後、パタヤ市よりさらなる発表があった。
出火原因は警察が調査にあたるが、市場の所有者によれば電気のショートと見られること。
被害を受けた店舗は40から50。まだ完全な被害状況は把握できていない。
被害総額は、7,000万から1億バーツに及ぶものと想定される。
大きな被害を受けたエリアは、修理が不可能で、完全に解体する必要がありそうだ。
周辺の住宅地への延焼はなかった。
発表ならび画像:https://www.facebook.com/Mayorofpattayacity
水上マーケットが全焼したわけではなく、一部エリアが消失したことになる。
ただし、営業は当然できない。
パタヤ水上マーケットは、外国人観光客が多く集まる観光スポットだ。
中国を筆頭とする団体ツアーの訪問先として名高い。
バンコクのアンパワー水上マーケットのように自然の川を利用した伝統的な市場ではなく、観光スポットとして人工的に作ったもの。
パタヤビーチエリアにしか滞在しない旅行者には無縁なのだが、パタヤ観光業界には大事な収入源となる観光スポットだった。
(追加発表)
パタヤ水上マーケットの発表では、火災でダメージを受けたのは総面積の20%。被害総額は約7,000万バーツ。保険を使って補填する。
水上マーケットは団体観光ツアーの一部に組み込まれていることもあり、長期の休業はできない。
9月12日に営業再開するとのこと。
もともと9月には新しいゾーンを開設する予定だったので、まず新しいゾーンへ店舗を移転し、その後、火災で焼失したエリアを改修する計画を立てているとのこと。
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