日本に帰国した。
昨年10月以来の日本帰国だ。
今回は、タイを出発してベトナムを経由しての日本帰国というルートを取る。
タイから直接帰国する場合と状況は少し異なるが、MySOSが青色画面になっていれば、日本での検疫手続きは実際には同じことだ。
空港検査もないし、自宅待機もない。
本当に簡単に日本入国できた。
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日本入国基本ルール
日本に入国する際の検疫手続きについて簡単におさらい。
まず国を3つのグループに分類。
タイは青グループだ。
青グループからは、ワクチン接種の有無にかかわらず、空港検査も自宅待機も不要となる。
ベトナムは黄色グループ。
黄色グループからは、ブースター接種済みであれば、空港検査も自宅待機も不要となる。つまり、青グループからの入国と同じ条件となる。
今回は、青グループであるタイを出発して、黄グループのベトナムを経由し、ベトナムで1泊してから、日本に帰国する。
この場合は、ベトナム滞在歴ありとして、黄色グループからの入国扱いとなる。
ブースター接種済みなので、最終的には青グループからの入国と同じ条件となる。
タイ発ベトナム経由日本行き
今回の帰国は、タイからベトナム・ホーチミン経由で関空へ戻るルートだ。
日本入国に必須の陰性証明書は、バンコクで取得済みである。
関連記事:バンコクのMEDCONSULTで日本帰国用陰性証明書を取得、日本政府指定フォーマットを白紙でもらえる
まずスワンナプーム空港からベトジェットエアでホーチミンへ向かう。
空港のチェックインカウンターでは、ワクチン接種証明書も陰性証明書も提示不要。
ただし、ベトナムを出国する航空券の提示は求められた。
もちろん、この時点では日本入国のための陰性証明書の提示は不要。(というか、まだ検査結果を受け取ってもいなかった)
ベトナム入国は完全フリーだった。ワクチン接種証明書も陰性証明書も医療保険加入もビザもなにもいらない。
パスポートだけの簡単入国だった。
ベトナムでは1泊した。よって日本の検疫手続き上はベトナム滞在歴ありとなる。
ただし、空港から出ずに乗り継ぎをする場合は、その国に滞在していないものとみなされる。
タイからホーチミンへベトジェットエアで行って、そのまま空港を出ずにまたベトジェットエアで日本へ行くのなら、ベトナム滞在歴を日本の検疫に申告する必要はない。
ベトナム滞在中にMySOSの事前登録をすべて完了させる。
陰性証明書も届いていたので、アップロード。
MySOSの画面が青色表示となった。これで完璧。
ホーチミンのタンソンニャット国際空港で関空行きのベトジェットエアの搭乗手続きをする。
日本行きフライトなので、陰性証明書の提示は必要だ。バンコクのMedconsultから届いた陰性証明書のPDFファイルをスマホで表示させて、係員に見せる。
タイで検査した陰性証明書だが、ちゃんと72時間以内におさまっているため、何も問題もない。
(注:この場合は、タイを出発する72時間前ではなくて、ベトナムから日本へ出発するフライトの72時間前でないといけない。もし、ベトナムで空港を出ずに乗り換えする場合は、タイ出発72時間前でいい。)
係員は最初ちょっと戸惑っていて、隣の係員に確認していた。珍しいパターンなんだろうね。
というか、日本のややこしい陰性証明書のルールなんて、完全に理解するのは無理ゲーというもの。
なお、チェックイン時には、MySOSの画面提示は求められなかった。
午前1時30分、ベトジェットエアはホーチミンを離陸。
一路、関空を目指す。
関空到着後の検疫
8時42分、関空に着陸。
以前は検疫官が乗り込んできて説明があったり、時間差を設けての規制降機だったが、今回は普通に降機していく。
午前8時56分、降機。
8時59分、シャトル乗り場へ。
このような、MySOSに関する注意書きあり。
シャトルは係員が手動で呼び寄せていた。
シャトルを降りたところでは、検疫スタッフが待っていて、一列に並ぶよう指示される。
MySOSの画面を見せて、画面の色ごとに首から下げるストラップを渡されれる。
MySOSが青画面の場合は、ピンク色のストラップだった。
全員のチェックが終わったところで、エスカレーターで一つ下のフロアへ。
ここからは、ストラップごとに進路が分かれる。
MySOS青画面=ピンクストラップは、大幅に手続きが簡素化される。
最初の窓口では、過去2週間に滞在歴のある国を聞かれる。
MySOSで登録したとおりに、タイとベトナムと答える。
次いでワクチン接種証明書は持ってますかと聞かれる。
これは、黄色グループであるベトナムに滞在歴がある場合はブースター接種済みでないと空港検査が求められるため、チェックが必要。
ワクチン接種証明書の現物提示は不要で、MySOSの画面を見せればオッケーだった。
健康カードに「ワクチン証明書」とスタンプが押される。
青グループであるタイからの直接帰国の場合は、ブースター接種は必要ない。そもそも、ワクチン接種の有無は関係なく、空港検査も自宅待機も不要となる。
よって、ここでワクチン接種証明書の提示は不要だと思われる。
9時8分、次の関所へ向けて歩き出す。
昨年10月の帰国の際と同じように、ひたすら歩くことになる。
ルート自体はさほど変わってないように思う。無人の搭乗待合を横目に延々歩く。
途中に待ち構える関所は、MySOS青画面とピンクストラップの効力でどんどスルーしていく。
昨年10月とは大違いだ。
残り関所は一つだけ。
MySOSそのもののチェックがあった。
アプリを立ち上げて、MySOSの画面を表示させ、バーコードを読み取る。
これは、スクリーンショットは不可。
ネット接続して、アプリを実際に立ち上げる必要がある。
空港には無料Wi-Fiがあるので、回線契約していない人でも大丈夫。
チェックはものの数十秒で完了。
早い。
9時12分、次の関所へ向かう。
とおもいきや、これで検疫手続きはすべて終わりらしい。
延々と歩いて、入国審査場方面へ。
入国審査場手前でストラップが回収される。
これで本当に終わり。
9時15分、入国審査場へ。
日本人は自動ゲート利用可能で、待ち人数ゼロのため、あっという間に入国。念のため、入国スタンプを押してもらう。
9時16分、バゲージクレームへ。
預け荷物がないため、そのまま税関へ。待ち時間ゼロ。
ベトナムでの滞在日数を聞かれただけで、荷物検査はなし。
あっという間に、到着ロビーへ出た。
9時18分、すべての手続きが完了し、無事に日本帰国。
8時56分に降機して、空港を出たのが9時18分。
ここまでの所要時間は22分。
パンデミック以前は15分程度だったと記憶しているので、ちょっと時間がかかったかなあという感じだ。
昨年10月帰国時は、検査とその待ち時間もあり、空港を出るまで1時間半くらいかかった。
でも今は22分。
本当に早くなった。
まあ、タイやベトナムはこんな手続きもなく、簡単に入国できるんだけどね。
それでも日本入国は格段に楽になった。
まとめ
とにかくMySOSで事前にすべての情報を登録して、青画面表示にしておくことが大事。ファストトラックの効力はでかい。
今回は黄色グループのベトナムからの入国だったせいで、とりわけファストトラックの力は強かった。
ブースター接種していない人やファストトラックを利用していない人は、空港を出るまでもっと時間がかかっているだろう。
タイから直接帰国する場合はワクチン接種の有無は関係ないが、それでもファストトラックは必須だ。
びっくりするほどさくさく進む。
で、日本に帰国してさらにびっくり。タイやベトナムより暑いってどういうことやねん。
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