ソイブッカオにある青い屋根のローカル食堂。店名はない。
誰が呼んだか名付けたか、ブッカオ名無し食堂である。
メニューはそこそこ豊富だし、とにかく量が多くて、値段も良心的。
利用しやすいんで、外国人にも人気だ。むしろローカルタイ人よりもファランのほうが多いかもしれない。
わたしも、何年も前から通いつめていたが、最近はご無沙汰となっている。
客が多いせいで料理が出てくるまで時間がかかるし、定番のガパオやカオパットの味が落ちてきたように思えたからだ。
他にも、近所においしい食堂を見つけたことも原因の一つ。
⇒ソイエキサイト脇道の食堂は日本語メニューあり。味良し、使い勝手良し。
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名無し食堂のガパオ
たまには名無し食堂で食べてみるかと、半年ぶりくらいに入ってみた。
夜10時くらいの訪問。
客入りはそこそこで、無人のテーブルは一つもなかった。ファランと相席となる。
注文は、ガパオムーサップカイダーオ。
豚ミンチのガパオ目玉焼きのせ
相変わらず、ご飯の量は多い。
豚ミンチの量は、昔に比べれば少し減ったかも。
肉の大きさも、以前はもっとごつごつしていたように思う。
肝心のお味のほうは…?
前回は、ごはんがべちゃべちゃしていたうえに、ガパオの味付けもタンパクで味の深みがまるでなかった。食べられないレベルではないが、正直まずかった。
期待と不安が入り混じったまま、スプーンでひとすくい。
今回は、うん、合格。
抜群においしいわけじゃない。
でも、これなら問題なし。
ご飯の炊き加減も普通。ガパオの炒め加減と味付けも至ってシンプルながら、及第点だ。
これなら注文する価値はある。
ちなみに、注文の際に接客担当の一番愛想のいい若い兄ちゃん(いや若い顔しているが実はおっさんかも)から「ペット ナ」と言われたので、そのままオッケーしている。標準仕様の辛さで作ったと思われる。
唐辛子もたっぷり入っており、しっかり辛かった。
風味付けに、ナンプラーもふりかけた。
半熟の目玉焼きとガパオと唐辛子とナンプラーの風味が合わさると、やはりそこそこうまい。
ガパオはこうでなくてはいけないね。
なお、この時の料理担当は、おばさんと若い娘のコンビ。
おじさんよりおばさんコックが作るほうが、おいしいのかも。
50バーツでごちそうさま。
ちなみに、ファランが注文しているのは、肉系の一品料理にご飯の組み合わせが多かった。
推定体重100kgの筋肉もりもりマッチョファランは、大盛りのムーガティアム(豚肉のにんにく炒め)と大盛りの白ご飯をぺろりと平らげていた。
その巨体ファランは、名無し食堂のテーブルに足がおさまりきらず、通路へ足がはみ出していた。
そんなファランの食欲をあっさりと満たしてくれる名無し食堂。
たまにしか行かないと思うけれど、これからもがんばって営業を続けてほしいと切に願う。
貧乏人の味方であり続けてくれ。
過去にわたしが食べた名無し食堂のメニューはこちらからどうぞ。
⇒ソイブッカオの名無し食堂のおすすめメニュー紹介
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