日本入国時に有効とされるブースターワクチン接種の種類が追加された。
タイを含む青色グループからの日本入国ではワクチン接種の有無は問われずに、空港検査と自宅待機は免除となるが、黄色と赤色グループからはブースター接種済みでないと空港検査や隔離が必要となる。
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海外から日本への入国に際し有効と認めるワクチン接種証明書について
2022年6月22日付けで外務省が発表している。
3回目以降に接種したワクチンとしてアストラゼネカとヤンセン(ジョンソンエンドジョンソン)が追加される。
⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/certificate_to_Japan.pdf
2回目までに接種したワクチン
ファイザー(Pfizer)
アストラゼネカ(AstraZeneca)
モデルナ(Moderna)
ヤンセン(Janssen)
コバクシン(COVAXIN)
ノババックス(Novavax)
ヤンセン(Janssen)の場合は1回のみ接種をもって2回分相当とみなす。
3回目以降に接種したワクチン
ファイザー(Pfizer)
モデルナ(Moderna)
ノババックス(Novavax)
アストラゼネカ(AstraZeneca)
ヤンセン(Janssen)
このうち、アストラゼネカとヤンセンについては6月26日午前0時より有効となる。
これまではアストラゼネカとヤンセンは有効なブースター接種として認められていなかった。
たとえば、タイで一般的なアストラゼネカワクチンを3回接種しても、日本の水際対策で認められるのは2回目まで。3回目はブースター接種済みとして有効にならなかった。
よってアストラゼネカ2回+ファイザー1回といった接種が必要だった。
6月26日以降はアストラゼネカも有効なブースター接種として認められるため、アストラゼネカ3回でもいいことになる。
タイからの日本帰国
現在タイは青グループとなっており、タイからの日本入国ではブースター接種の有無は関係ない。ワクチン接種証明書があろうとなかろうと、日本入国時には空港検査も自宅待機も不要だ。
ベトナムのような黄色グループからの日本入国では、ブースター接種済みでなければ、空港検査と自宅待機が必要。有効なブースター接種済みとみなされれば、空港検査と自宅待機は免除となる。
赤グループの国はほとんどないが、赤グループからの入国では、ブースター接種済みでないと強制隔離の対象となる。
現状では、タイからの日本帰国ではブースター接種については考えなくてもいい。
タイ入国には2回のワクチン接種で完全なワクチン接種として認められる(ヤンセンは1回)。3回目のブースター接種は不要だ。
可能性としては、日本の水際対策のグループ見直しが実施され、タイが黄色グループに格下げされることも考えられる。
この際には有効なブースター接種済みでないと、空港検査と自宅待機の対象となってしまう。
また、ベトナムなどの黄色グループの国を訪問予定があるならば、ブースター接種は必須といえる。
日本の水際対策がこの先どうなるかはわからない。
緩和されていくだろうが、感染状況によってはまた厳しくする可能性もある。
とりあえずブースター接種しておくのがベターかもしれない。
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