先日、タイ中央破産裁判所に会社更生手続を申請したばかりのタイ・エアアジアXが、またもプロモーションを実施している。
今回は、バンコク(スワンナプーム)の関空と新千歳行きのフライト運航開始も合わせて発表。
本当に飛ぶのなら、成田と関空と新千歳の3路線が運航されることになる。
関空発バンコク行きでは待望のLCC復活となる。
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タイ・エアアジアXのバンコクー大阪・札幌路線就航予定
最近お得意のエアアジアのプロモーション戦略だ。
運航開始告知と同時にプロモーションを開始する。
タイ・エアアジアXではこれまで、スワンナプーム-東京、スワンナプーム-ソウルを運航開始すると発表していた。
続いて、スワンナプーム-大阪、スワンナプーム-札幌を運航開始すると発表。というか、プロモーションで運航を告知する形だ。
プロモーションは、バンコク(スワンナプーム空港)から東京、大阪、札幌行きでそれぞれ実施。
東京行き3,290バーツから
大阪行き3,490バーツから
札幌行き3,790バーツから
予約期間:2022年5月30日から2022年6月5日
予約期間:2022年10月1日から2023年3月25日
実際の航空券検索から運航開始予定日とスケジュールをチェックした。
東京路線
スワンナプーム発23:55 成田着08:00 月曜・水曜・金曜運航(7月1日運航開始予定)
成田発09:15 スワンナプーム着14:00 月曜・火曜・土曜運航(7月2日運航開始予定)
(10月からは毎日運航予定)
大阪路線
スワンナプーム発00:55 関空着08:40 水曜・日曜運航(10月2日運航開始予定)
関空発09:50 スワンナプーム着13:50 水曜・日曜運航(10月2日運航開始予定)
札幌路線
スワンナプーム発23:50 新千歳着08:40 月曜・金曜運航(10月4日運航開始予定)
新千歳発09:55 スワンナプーム着15:10 火曜・土曜運航(10月3日運航開始予定)
さくっと検索した運賃は以下のように。
7月の成田発バンコク行き運賃
往路が13,900円
復路が12,600円
往復合計26,500円
10月の関空発バンコク行き
往路が13,900円
復路が12,160円
往復合計26,060円
10月の札幌発バンコク行き
往路が16,900円
復路が15,545円
往復合計32,445円
いずれも探せばもっと安いチケットがあるかもしれない。
本当に飛ぶのか?
成田に次いで、関空と新千歳も運航開始予定となった。
いずれもそこそこ安い運賃では出ている。
これは素直に喜ばしいニュースではある。
関空発バンコク行きのLCCは待望されている。
問題は、本当に飛ぶのかということだ。
もうみんな慣れっこになっていることだろうが、タイ・エアアジアXは過去何度も何度も何度も運航開始を匂わせてプロモーションを展開しては、しれっと運航延期を繰り返してきた。
その挙げ句に破産裁判所に会社更生申請した。
関連記事:タイ・エアアジアXが会社更生手続きへ。どうなる成田・スワンナプーム路線?
いちおう事業再建をはかっていき、運航は通常どおりに行うと発表している。路線も増やしていくという。
が、それを額面通りに受け取ることは、これまで幾度もキャンセルをくらった人には到底できまい。
それくらい不信感が募るタイ・エアアジアXだ。
今度は本当に飛ぶのだろうか。
10月にはさすがに日本とタイの往来はほぼ通常に戻っている可能性が高いし、運航再開すれば客は集まるとは思う。
でもこのさき状況がどう変化するかなんて誰にもわからない。
またフライト延期も考えられる。
会社再建がどうなるかもわからない。
チケット購入は慎重に。
他の航空会社のバンコク行き
タイ航空やANAやJALの運航予定は特に変更なし。東京発は成田と羽田がある。
LCCではZIPAIRが成田発バンコク行きを運航している。
関空からはタイ航空が毎日運航中。JALが6月からは週1便で関空・バンコク往復予定。
現状では10月頭まで関空発バンコク行きのLCC運航予定はない。
なお、6月1日発券分より燃油サーチャージが大幅に値上がりする。
関連記事:6月1日より燃油サーチャージが大幅値上げ、フライト購入は5月中に
ANAとJALは燃油サーチャージが2倍となる。
6月以降にレガシーキャリアを使って海外旅行を考えている人は、本日5月31日までのチケット購入がベター。
8月以降にはまた燃油サーチャージが下がる可能性もあるが、6月と7月は現行価格での販売となる。
特に6月と7月にタイ旅行するなら本日までにチケットを買っておくとお得になる。
LCCは原則として燃油サーチャージ込みの価格なのであまり気にしなくてもいいかも。
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