円安が止まらない。
もうどうにも止まらない。
円からバーツへのの両替レートは下がる一方だ。
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25年ぶりの低レート
4月13日、ソンクラン初日のパタヤは快晴。
青い空にTTカレンシーの看板が映える。
日本語表記で、「パタヤで最高の為替レート」を謳っている。
そんなTTカレンシーが提示する両替レートがこちら。
1円=0.2635バーツ
1万円を両替すると2,635バーツにしかならない。
1バーツ=3.79円
なんとまあ、1バーツ=4円が現実的に目の前に迫ってきている。
この円安ぶりはタイでも話題に。
1円=0.2661バーツ(SCBによるレート)は、過去25年で最も低いレートだと。
ちょっと調べてみた。
年間の平均レートだが以下のようになっている。
1996年:1バーツ=4.29円(1円=0.2331バーツ)
1997年:1バーツ=3.99円(1円=0.2506バーツ)
1998年:1バーツ=3.19円(1円=0.1347バーツ)
たしかに現在のレートは、1997年以来の最低レートだ。
そういえば、初めてタイを訪問しのたが1997年だった。
今は手元にないが、当時の旅日記には両替レートを記録しており、たしか1万円が2500バーツ台だった記憶がある。
カオサン通りの安ゲストハウスの個室が1泊100バーツで、400円で泊まれるのかとびっくりしたものだ。(その後訪れたインドのバラナシのドミトリーは1泊100円以下でもっとびっくりしたが)
偶然にも初めてのタイ旅行以来の最低レートとなっている。
この25年のタイの物価上昇を考えると、なかなか厳しい。
今は特殊な時期とはいえ、現在のカオサンで1泊100バーツは無理に違いない。
逆に最も高い平均レートが2012年で、1バーツ=2.56円(1円=0.3906)
この年は空前の円高で、1万円=4100バーツまで上がったような記憶がある。1バーツ2.5円以下は、本当においしかった。
うーん、この円安には困った。
日本円を元手にタイで生活しているわけで、これは本当につらい。
逆にタイバーツで生活している人にとっては格好の日本行きのタイミングだ。
でも日本はいまだに観光鎖国状態で、外国人の観光目的での日本入国は許されていない。
ソンクラン休暇中に日本旅行したかったタイ人は多いだろう。
日本人にとってもタイ人にとっても地団駄を踏む思いの円安だ。
タイで働いてバーツを得ている日本人の一時帰国には最高のタイミングだけど。
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