道路舗装工事がほぼ終了し、新しくなったウォーキングストリート。
これからさらに景観を改善して計画もある。
本格的に観光客を招き入れるため、ウォーキングストリート事業者協会とパタヤ市が会合が開かれ、ウォーキングストリートの新しいルールが決定した。
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ウォーキングストリートの新しいガイドライン
9月9日にパタヤ市役所での会合でウォーキングストリートの新しいガイドラインが定められた。
新しく改訂されたルール
・19時から翌朝5時まですべての車両進入禁止。6輪以上ある大型車両は緊急車両や当局の許可を得たもの以外通行不可。
・許可なく建物前の路上にものを置くことを禁止
・店舗が路上にはみ出て営業することは禁止
・路上にて無断で商品を販売することは禁止
・ゴミ回収は1日3回、午前0時、午前3時、午前4時。回収30分前までゴミは外に出してはならず、店舗内にて保管すること。違反すれば2万バーツの罰金。
・店舗は防火対策措置を遵守すること
検討段階の草案
・通りの両側に駐車することの制限について。奇数日と偶数日で片側だけに駐車可能とする。
・バイクタクシー乗り場の変更。歩行者専用となる時間帯は通り内での待機は不可とし、ソイ内へ移動すること。
・道路上にはみ出している看板を撤去して、緊急車両の通行を容易にする
検討事項については、改めて会合を開くという。
ウォーキングストリートの現状
パンデミック中のウォーキングストリートは、完全にゴーストタウンと化していた。
娯楽施設再開可能な時期でも、ウォーキングストリートは歩行者天国ではなくなり、夜間でも車両通行が可能だった。
ただ、営業再開店舗が増え、客も戻ってきたことで、さすがに夜間の車両通行は禁止となった。
これまでのルールでは、午前3時までは車両進入禁止のはず。
実際には2時くらいには屋台がウォーキングストリート内の乗り込んできて、3時前にはタクシーやソンテウが入ってくるという印象だ。
新しいルールでは、19時から翌朝5時まで車両通行禁止だ。
実際にこのルールが厳守されるかはわからない。たぶんこれまでどおり3時くらいには車両が入ってきそうな気もする。
また通り内での物販も禁止される。
今、ウォーキングストリートの路上では緑の葉っぱを売る露店が増えている。歩行者天国の時間帯でも営業。
路上販売が禁止となれば、こういった露店もなくなるかもしれない。
また、移動式食べ物屋台もウォーキングストリート内では営業できなくなる。
現状ではウォーキングストリート内ではなく、ソイ15やソイBJといった脇道のソイの中で多くの屋台が営業している。その後深夜2時ころに屋台がウォーキングストリート内に入ってくる。
新しいルールを適用すると、ウォーキングストリート内で屋台は営業できない。
とはいえ、夜中の車両通行と同じく、深夜2時か3時くらいには屋台も入ってきそうに気にするが。
バイクタクシーについては、たしかに歩行者天国の時間帯でも通り上に多くのバイタクが待機している。邪魔といえば邪魔。
バイタク乗り場の移動は現在検討中でまた決定していない。
また、ウォーキングストリート上には多くの看板がせり出しているが、これも規制される可能性あり。
大きくせり出した看板は以前から問題になっている。ウォーキングストリートではちょくちょくと火事が起きるが、せり出した看板のせいで、消防車両の通行が困難になっているからだ。
(火事で焼失したディスコ跡地)
せり出した看板はウォーキングストリートの雰囲気を盛り上げるのに一役買っているものの、規制が入るのはやむを得ないところ。
とりあえず気になるのは、朝5時までの車両進入禁止がきちんと守られるのかという点と、路上での物販が完全禁止となるかという点。
深夜3時頃のウォーキングストリートの混沌とした雰囲気は鬱陶しい部分もあるかけれど、けっこう好き。
閉店したバーから出てきた仕事帰りのスタッフが屋台で買い物をし、ディスコを出てきた客を捕まえようとするタクシーやソンテウが待機し、飲み足りない酔客がふらふらし、カオスとなる。
ウォーキングストリートの景観を改善し、綺麗な通りにするのもいい。でも深夜3時の混沌もウォーキングストリートの醍醐味として残してほしいと思う。
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