8月3日よりロックダウンの延長が決定した。
これまで13県だったダークレッドゾーンが29県に拡大。
タイ全人口の半数ほどがロックダウン下に置かれることになった。
過去最悪の感染状況となっているチョンブリ県はロックダウン継続。
パタヤはますます厳しい状態となってきた。
昨日のパタヤの様子を少しレポート。
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両替レート
TTカレンシーの両替レート
1万円=2,980バーツ
ネット取引所などで確認できるレートでは3,000を越えているところもあるようだ。
今のTTカレンシーはあまりいいレートではない可能性もある。
といっても、パタヤで営業している私設両替所はTTカレンシーくらいしかないけれど。しかも、あれだけあったTTが、今は半分以下しが営業していない。銀行の両替は継続しているが、元々レートは悪い。
パタヤビーチ
ビーチロードを走る車は少なくなったような気がする。
それでもビーチ側には駐車車両がわりと停まっている。
ビーチは閉鎖。入ると、逮捕案件。実際に入っただけで逮捕されたという事例は聞かないが、入らないのが無難。
無人の砂浜が広がっている。
遊歩道を利用可能で、散歩をしているファランをよく見かける。
あとは、木陰でゴザを敷いて座っているだけの人たちが多い。
仕事も家も失った人たちだ。
本当に増えた。
セントラルフェスティバル内レストランデリバリー営業再開へ
7月20日施行のロックダウン措置により、ほぼ閉鎖状態となったショッピングモール。
センタンでは薬局とスーパーしか営業していない。
8月3日から一部規制が緩和され、モール内のレストランの営業が認められることになった。
ただし、デリバリー形式での営業のみ。客が店舗へ直接出向いて注文し、そのまま商品をテイクアウトする形式は禁止だ。(モール外の一般店舗ではテイクアウト可能)
セントラルグループでは、8月3日よりレストランのデリバリー営業を再開すると発表した。
パタヤのセンタンも含まれる。
営業は午後11時から20時まで。
Riders経由でデリバリーを頼むことができるとしている。
ターミナル21パタヤも同様にデリバリー形式でレストランの営業を再開する。
ソイ8のセイラーバーレストランは一時閉店
壊滅状態にあるビーチロード。
特にソイ7とソイ8の過疎化がひどい。
そんな中でもかろうじて営業を続けていたのが、ソイ8にあるSailor Bar & Resutaurantだった。
が、パタヤが再びロックダウンされたあと、ついにギブアップ。
テイクアウトのみでは営業継続は不可と踏んだようで、一時閉店となった。
14日間クローズと書いてあるが、再開の日付は記入されていない。
ダークレッドゾーンのロックダウンは8月31日まで続くことがほぼ確定的。
今月のロックダウン解除は厳しいだろう。
となれば、セイラーバーの再開も厳しい。
なお、ソイ8内にある店舗はほぼすべて営業していない。
バービアの多くがFor Rentとなっている。
マッサージ屋は閉鎖命令が出ているが、営業可能なコンビニもクローズしてしいる。
ホテルもほぼ全滅で、フリッパーロッジはかろうじて営業しているもよう。
イースティニーグループやサンシャインホテルはずっと閉鎖されたまま。
ソイ8は完全にゴーストタウンと化した。
本当に何もない。
ソイニュープラザ
ソイ8からセカンドロードを渡れば、ソイニュープラザに入れる。
ここもひどい有様で、バービアはすべて閉鎖。
フィッシュアンドチップスで有名なFrydayはもう一年くらいクローズのまま。
ソイブッカオ側には、多くのローカル食べ物屋台が並んでいる。
が、かなりの店が撤退してしまった。
・バミーのCHY4
・大盛りジョーク屋
・激辛タイ南部カレー屋
・カオカームー屋
過去グルメレポートで取り上げた店の多くが撤退済み。
残っているのは、おいしいカオマンガイ屋くらいだろうか。
ここは今もがんばって営業を続けている。
本当にがんばってほしい。
卵と肉が品薄
ここ数日、卵が店頭から消えている。
コンビニや小型スーパーではどこも卵が売っていない。
30個入りの大型パックは売れ残っているが、10個入り小型パックはどこも品切れ。
供給数が足りていないのか、物流に問題があるのか、それとも買い占めと買いだめが起きているのか、とにかく卵が売っていない。
とはいえ、ローカル市場にいけば、少量パックもなんとか購入は可能。
昨年のロックダウン時もいっとき卵がなくなったことがあった。
ロックダウンになるとタイ人は卵が大量に購入したがるようだ。
あと、鶏肉と豚肉も品薄状態だ。
夕方にスーパーに行くと、棚が空っぽになっていることが多い。
早めの時間帯に行けば手に入るし、ローカル市場ではまだ買える。ただ、ローカル市場でも遅い時間帯では殆ど売っていないこともある。
卵と肉以外の商品は、コンビニやスーパーで品薄になっていることはなさそうだ。
水もインスタント麺も在庫はたっぷりだ。
酒も山積みになっている。
でも、パタヤでは、なんとなくぴりぴりするようなきな臭い雰囲気が出てきたように思う。
ビーチ遊歩道とソイブッカオの一部以外では歩いている人は少ないし、店もあまりやっていない。
卵と肉は品薄。
そして、ロックダウンは延長され、新規感染者は過去最高を連日更新する勢い。
決して治安が悪化しているわけではないけれど、肌感覚として危機レーダーが反応するといった感じだろうか。
ローカルの人たちからも焦燥感や悲壮感のような空気が伝わってくる。
街はロックダウンされているし、経済は壊滅状態だし、通常状態とはあまりにもかけ離れた異常事態なのだから、こうなるのが当然なのだが。
卵と肉の品薄状態はじきに解消されるだろうが、ゴーストタウンのパタヤが元の明るさを取り戻すことは当分ない。
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