にわかにTest&Goの2月再開が現実味を帯びてきた。
すでにアヌティン保健大臣による提案は明らかになっているが、観光省や国家安全保障会議でも同様の発言が出てきた。
またCCSA会見でも入国制限緩和について言及。
明日のCCSA本会議にて決定がなされる予定だ。
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タイ入国者
本日のCCSA会見にて発表された統計。
1月1日から18日のタイへの旅行者は130,355人。
Test&Goが64,927人、サンドボックスが45,895人、AQ隔離が19,533人。
130,355人のうち、検査で陽性となったのは4,515人(3.46%)。
出発国トップ10
1.ロシア 12,190人
2.ドイツ 7,322人
3.アメリカ 6,820人
4.イギリス 6,426人
5.フランス 5,736人
6.スウェーデン 4,391人
7.日本 3,396人
8.オーストラリア 2,824人
9.デンマーク 2,549人
10.UAE 2,345人
2日前の発表では、タイへの入国者は121,645人。つまり、この2日間の新規旅行者は8,710人。一日あたり4,355人。
日本からの旅行者は3,286人だったので、この2日間で110人がタイに入国したことになる。1日あたり55人。
やはりTest&Goの新規申請がストップしている状況では、これくらいの入国者しかのぞめない。
パンデミック前の2019年の外国人観光客は約4000万人。単純計算で1日あたり11万人。それが今では一日4,355人だ。
これではタイの観光経済の復興は厳しい。
タイ入国制限緩和
CCSAは、海外からの旅行者のためにタイ入国制限の緩和を検討する。
明日、首相が議長をつとめるCCSA本会議にて決定する。また、国内の感染予防措置についても見直しを行う。
国の再開は、経済と公衆衛生のバランスを取りながら、徐々に実施していく。
CCSA会見では以上のように発表し、具体的な緩和の中身については触れていない。
CCSA本会議提案事項
各省庁の大臣クラスによる提案事項が各報道によって明らかとなっている。
まず、昨日のピパット観光大臣の発言。
ピパット観光大臣が2月のTest&Go再開を推進すると声明を発表。
Test&Go入国者は2回のPCR検査を受ける必要がある。
2月にTest&Goが再開すれば、今年の外国人観光客は800万人に達するだろう。
観光客がヨーロッパ、日本、韓国から到着するなら500万人。
インドとロシアからの観光客が来れば700万人、中国の海外旅行が許可されれば900万人。近隣諸国との国境が再開すれば1,500万人に達するだろうと大臣。
アヌティン保健大臣のさらに詳しい発言内容。
感染警戒レベルを現在のレベル4からレベル3に引き下げることを検討中だという。
Test&Go再開は2月に可能。対象国は各国の感染状況によって異なる。
サンドボックスの拡大は、サムットプラカン、チョンブリ、コンケーン、チェンマイを対象として議論する。
バーの再開は検討せず、引き続き閉鎖とする。
最後に本日の国家安全保障会議(NSC)の事務局長による声明。
明日のCCSA本会議での提案事項を明らかにした。
Test&Goの再開、サンドボックス拡大、ゾーニング見直し、非常事態宣言の2ヶ月延長だ。
Test&Goは2月1日再開の可能性があるが、より厳格な措置が取られるかもしれない。
サンドボックスの拡大を検討し、5つのサンドボックス県を含む、13のエリアがサンドボックスゾーンとなる。
非常事態宣言は今月末で期限切れとなるが、2ヶ月延長となる。
バーは引き続き閉鎖。
まとめ
明日のCCSA本会議での検討内容
・Test&Go再開(2月1日?対象国は?)
・サンドボックス拡大(パタヤ含む?)
・国内ゾーニング変更(オレンジからイエローへ?)
・非常事態宣言2ヶ月延長(ほぼ確定か)
・感染警戒レベル引き下げ(4から3へ)
これらはすべて提案段階のもので、明日のCCSA本会議にて決定する。
むろん、決定すると思わせておいて、やっぱり決定を延期するという決定が下されることも考えられる。
Test&Goが再開されるとして、日本が必ずしも対象国に含まれるとはかぎらない。
期待半分で明日のCCSA本会議の結果を待つのがいいと思う。
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