かねてから話が出ていたタイ在住日本人へのワクチン接種がいよいよ実現することになった。
7月29日、在タイ日本国大使館が発表した。
以下、大使館のおしらせを引用していく。
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タイ在住の日本人を対象とした新型コロナ・ワクチン接種機会の提供
この度、タイ保健省、在タイ王国日本国大使館及び協力病院(バンコク病院、サミティヴェート病院、BNH病院、バムルンラード・インターナショナル病院、メドパーク病院、セリラック病院及びシーナカリン病院)との連携により、タイ在住の日本人の皆様が利用可能な新型コロナ・ワクチン接種の機会が提供されることになりましたので、以下のとおりお知らせします。
1.目的
新型コロナ・ワクチン接種を希望されるタイ在住日本人の迅速なワクチン接種支援を目的とし、日本人専用の受付・接種を行うものです。
2.開始時期・対象者
(1)8月初旬から、タイ政府の方針に基づき、60歳以上の高齢者、7つの基礎疾患保有者(注1)及び12週以降の妊婦(注2)を対象に接種が開始されます。
(2)それ以外の方(18歳以上)については、上記2.(1)の優先対象の方の接種状況を見ながら、開始されます。
(注1)7つの基礎疾患は、タイ保健省のThailandIntervac.com(http://www.thailandintervac.com)に記載されている、(1)重症慢性呼吸器疾患、(2)心冠血管病変、(3)慢性腎不全(ステージ5)、(4)脳血管障害、(5)化学療法を受けている途中の担癌患者、(6)糖尿病及び(7)肥満(体重100kg以上又はBMI35以上)を指します。ThailandIntervac.comに2021年7月26日21時現在掲載の内容
(注2)タイ保健省のThailandIntervac.com(http://www.thailandintervac.com)において、妊娠12週以上の妊婦の方は、病院がワクチン接種を承諾した医療証明を携行しなければならないとされています。
3.登録方法
各病院にて登録を受け付けます。こちら(https://www.th.emb-japan.go.jp/files/100217571.pdf)の登録受付方法を御覧下さい。
4.接種ワクチン
アストラゼネカ
5.接種費用
自己負担なし。
6.ワクチン接種の登録と接種までの流れ
(1)接種希望者本人が各病院に直接登録を行います。(参考:フローチャート)
※登録開始時期及び登録方法は、病院によって異なります。こちらの病院ごとの情報を御覧ください。ご不明な点は各病院にお尋ねください。
(2)各病院から、登録者に対して、追って具体的接種日が通知されます。
(3)一部の病院では、ワクチンの在庫があれば、事前の登録なしで、パスポートを持参して直接来院することにより、接種を受けられます。
7.お願いと注意事項
(1)複数の病院への登録はお控えください。
同じ方が複数の病院に登録されると、調整に時間を要し、具体的接種日のご案内が大幅に遅れたり、登録がキャンセルとなったりする可能性もありますので、登録は一つの病院にしていただくよう、御理解と御協力をお願いします。
(2)深刻な副反応への公的補償・民間保険
新型コロナ・ワクチン接種により深刻な副反応が発生した場合、外国人は、タイ政府の公的補償の対象外です。このため、御自身で民間の新型コロナ・ワクチン保険に加入されるか、現在入っている保険の内容をご確認ください。病院によっては、民間保険の情報も提供しています。
なお、海外の予防接種で発生した副反応等による治療費等は、日本国政府の定める健康被害救済制度は適用されません。
(3)新型コロナ・ワクチンの接種は任意です。タイ在住の日本人の皆様におかれては、新型コロナウイルス・ワクチン接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方についてご理解いただいた上で、ワクチン接種を御判断ください。
参照:https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20210729.html
各協力病院の登録方法、連絡窓口等に関する情報
全部で7つの病院で受け付ける。
たとえば、バンコク病院。
バンコク病院
【登録リンク】https://form.jotform.com/212073921855456
【連絡窓口】 jpn@bangkokhospital.com
【ホームページ】 https://www.bangkokhospital.com/en
登録開始時期:2021年7月29日-8月4日午後5 時
登録方法:上記の予約リンクからのみ
接種時期:2021年8月5日-8月15日(期間中は 毎日13時〜15時30分)
注意事項:
1: 病院はワクチン接種以外の責任は一切負わない
2: 電話、当日のウォークインは一切受け付けない
3: ワクチンの配送遅延などで予約日に接種ができ ない場合、病院は一切の責任を負わない
参照:https://www.th.emb-japan.go.jp/files/100217571.pdf
まとめ
まずはバンコクの病院にて、60歳以上の高齢者など優先対象を設けて実施する。
梨田大使のツイッターでの発言によれば、60歳未満の人やバンコク以外に住んでいる人は、もう少々お待ちくださいとのこと。
引き続きタイ政府、病院と協議を続ける。
現在、県をまたぐ移動が制限されており、長距離バスも国内線フライトもほぼすべて運行停止されている。
地方都市からバンコクへの移動はかなり厳しい状況だ。
いずれはチョンブリやチェンマイなどでも接種できるようになればいい。
優先対象制限も撤廃され、すべての在住日本人が対象となっていくだろう。
話によれば、在住日本人の大半が接種できるだけのワクチンは確保できる見通しのこと。
文句を言う人もいるだろうけど、まずは最初の一歩から。
個人的には今回の接種対象には含まれていない。
パタヤからバンコクへはタクシーやレンタカーで移動できなくもないし、できればさっさとワクチンを接種してしまいたいが、今は順番を待つのみ。
日本大使館の取り組みは素直に感謝したい。
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