36日目続き
パタヤのバカラ(Baccara)
ハイレベルな容姿のダンサーを鑑賞するなら、バカラが一番。
ビールも69バーツと安い。
シャブシで食事を終えてから、友人二人とバカラへ入店。なんとかカウンター席に並んで座ることができた。
わたしはパタヤ大洪水の夜以来のバカラ訪問となる。
あいかわらず、ナーラック嬢が多いなあ。
でも、整形鼻とシリコンも多い。
鼻はともかく、胸はそのままでいいのに。
もったいない。
シリコン乳が好きな日本人は少数派だと思うんだけど。
それにしても、バカラに中国人が増えた。
カウンター席に座ったが、両隣は若い中国人たちだった。壁際の席にも中国人が何人も。
そこそこ身なりもオシャレにしていて、ぱっと見は日本人と区別がつかなくなってきた。
中国本土から来たのか、それとも香港人か台湾人かもしれないけど。
韓国人は、顔立ちと髪型でなんとなくわかるんだけど、台湾人だともうわからない。あと、中華系のシンガポール人も都会的で洗練されており、日本人とそれほど区別がつかない。
中国人たちは、普通にダンサーを呼んで、ペイバー交渉なんかをしている。
やる気まんまんな連中である。
離れた席に座っているグループ客が、あちこち移動して仲間同士で騒いでいる。
あれがいい、これがいいと、ダンサーを指さして品定めに夢中だ。
わたしの肩にもがんがんぶつかってくるが、お構いなしである。
おもしろいのは、ドリンクを運んできた給仕にいちいち20バーツのチップを渡していたこと。
けっこうな頻度で追加ドリンクを頼むもんだから、給仕たちは次は自分の番だと大はりきりだった。
いや、そこはチップいらんやろと思うが、まあチップくらい好きにしたらいいんじゃないの。
中韓系は、騒がしい上にマナーはやっぱりよくないけど、金払いはとことん派手だ。
こりゃあもう日本人ではなかなか太刀打ち出来ないわ。
まあ、わたしのような一部日本人は沈没系ファラン化してるんで、今さら関係ないですが。
これからは、若い中国人個人旅行者がもっと増えてくるだろう。そうなれば、ゴーゴーバーでのペイバー率も上がるだろう。それにともない、ゴーゴーバーでのチップ高騰は避けられないかも。
中国だけではない。韓国、台湾、香港、シンガポール、最近はたまにマレーシア人も見かける。
これまで、チップ高騰の原因は日本人にあるとか言われてきたが、もうそんな時代は終わっている。
韓国人の個人客は一部バービアへ進出しているが、中国人はバービアではほとんど見かけない。
バービアで遊ぶ韓国人はチップの支払いはいい。バービア嬢いわく、ロング1500のところ3000払ってくれる韓国人も珍しくないそうだ。わたしも、リンガベルを連発する韓国人を何度も目撃している。
ハリウッドでの持ち帰りも、日本人が2000か2500くらいでも韓国人は3000や4000を払ってくれるとか何とか。ゴーゴーバーから10人以上引き連れてディスコへ繰り出す韓国人もいる。
これが金持ち中国人となれば、さらに金払いがいいわけで、バービアでもうかうかしていられない。
まあ、まだまだバービアはファランの天下で、中国人がバービアに入り浸るなんて景色は想像できないけど。
日本人もバービアでは少数派だしね。
しばらくはバービアを中心に攻めていくのが吉かなあ。
そんなことも思いながら、しばらくバカラ見学。
一人の友人は、タイ夜遊び歴がわたしよりも長い。
ゴーゴーバーでのロングが2000Bくらいだった時代も知っている。
いまのバカラ相場を教えてあげると、のけぞっていた。
まあ、過去は過去であり、時代は変わるものだ。
昔はよかったとか何とか言ったところで、世界は動いていく。
パタヤにいる限り、この条件の中で、やっていくしかない。
それがいやなら、もっと安くて遊べる国や街を探すべきだろう。
たぶん、どこへ行っても、韓国人や中国人軍団が後追いしてくるだろうけど。
ああ、中国人のせいで世界は狭くなってしまったなあと嘆息するのは、ちょっとばかり先に経済発展して海外遊びができるようになった日本人の先行者利益を保持したいと願う自分勝手な考えなんだろうか。
ベイウォークレジデンス
友人たちの宿泊しているホテルは、ベイウォークレジデンス(Baywalk Residence)。
日本人に人気のホテルだ。
バカラをあとにして、ホテルのロビーで一息つく。
ロビーが広くて快適。
シルバーウィーク中は、日本人でごった返していたであろうが、今は閑散としている。
たまに中国人が数人グループでやって来ていた。
友人たちは、今回がはじめてのベイウォークレジデンス宿泊。
部屋は少し老朽化しているそうだが、それなりに綺麗に保たれており、友人たちはほどほどに気に入っていた。(あくまで、ほどほどね。)
ウォーキングストリートまで、徒歩5分くらいなんで、とにかく便利だ。
近くには、アヤブティックホテルという、これまた日本人御用達のホテルがある。
アヤブティックホテルのほうが評判がいいかも。
アヤブティックホテルの1階は、日本式焼き肉居酒屋もあり、その横は日本人経営のマッサージ屋となっている。
この一角は、PATTAYA CITY WALKと呼ばれる歩行者天国。土産物屋が多数並んでいる。妙にインド人も多いが。
初心者からリピーターまで、特にウォーキングストリート好きの人なら、とにかく便利で満足できる立地だ。
そうそう、ベイウォークレジデンスからセカンドロードへ抜ける道の角にあるマッサージ屋に、目を引く美人がいた。
一時間200バーツ。
雰囲気的には、店内でのスペシャルはなさそうだが、油断はできない。
その後、友人がマンゴーが食べたいというので、マイクショッピングモール前の果物屋まで案内する。
(昼間のマイクショッピングモール、セカンドロード側)
マンゴー(マムアン)1kg100バーツ。
一つ300グラムくらいなんで、4つで120バーツだった。
今はマムアンの季節ではないので、少し高めの料金設定。
あとで友人に聞いたところ、甘みが少なくて、今ひとつだったそうな。
マムアンは4月くらいがおいしいです。日本で買うと一個1000円以上しそうな完熟マンゴーが、100円以下で買えますよ。
本日のアテンドはここまで。
まあ、友人たちは何度もパタヤに来ているベテランだし、それほど熱心な夜遊び好きでもないんで、このあたりでおしまい。
わたしは、21歳のカラオケ嬢を何としてでも、連れて帰りたい。カネはないが、夜遊びへの熱意はまだ失っていないのだ。
(さらにつづく)