2日目
パタヤ二日目の朝。
前日の疲れと酔いで、かなりのグロッキー状態だ。
コヨーテさんとのLINEのやり取りはあるものの、かなり冷たい返事。
やっぱり、ダメっぽいな。
他に男でもできたのかな。
まあ、もう少しだけ様子をみよう。
とりあえず今晩も仕事に行くとは聞いておいた。
友人二人とソイレンキーにある新しいクィティアオ屋で昼食。
こういった体調の時は、薬膳ラーメンが体にしみわたる。いいね。
ソイハニーとHONEY1見学
食後、タイ初心者を連れて、簡単に昼間のパタヤの遊び場を紹介。
ノースパタヤまで行くのは面倒なので、ソイハニーインだけで済ませることに。
明日はソイ6でも連れて行こう。
ソイハニーイン(セカンドロードのソイ11)といえば、もちろんスペシャルマッサージ通りである。
もう見るからに怪しいマッサージ屋が並んでいる。
オイルマッサージが1時間200バーツ。あとは追加のスペシャルサービスが1000バーツだ。
店の前でしきりにマッサージ嬢が呼び込みしている。
「これ、全員できるから」と初心者の友人に伝えておく。
「まじっすか」と驚き笑う友人。
さすがに真っ昼間の時間帯では、出勤者も少なくて、選べそうなマッサージ嬢は見当たらなかったけど、素通りするだけでもいい経験になっただろう。
何度も通るようになると、客引きがうざく感じてしまうんだけどね。
ついで、MP「HONEY1」へ。
MPとはマッサージパーラーのこと。つまりお風呂屋さんだ。
タイ初心者の友人は、日本でもお風呂屋さん未経験。つまり人生初の体験となる。
しかもタイのMPは顔見せあり。
昼過ぎの時間帯、それも元々大したラインナップではないハニー1だが、目の前で女性たちが座っている様に、友人はやっぱり驚いていた。
どうせなら、バンコクのナタリーかチャオプラヤー2にでも連れて行ってあげたかったが、MPの少ないパタヤでは致し方ない。
ちなみに、ハニー1のコンチアに話をきいたら、2000、2500、3000のラインナップ。このコンチア、ちょっと日本語うまくなってるぞ。
2000と2500は選べるレベルではなかった。
でも、3000のモデルクラスには、一人だけスタイルもルックスも抜群の女性が座っていた。
これなら3000バーツでも納得。あとは無理っす。
ハニー1は、見学だけで終了。
夜はウォーキングストリートを案内する予定だ。こんなところで無駄撃ちはやめておこう。
ソイ7のバービアで宴会
夜、他の友人も合わせて計4人で合流。
まずは、ソイ7のバービアで遊ぶことになった。
パタヤの初心者向けバービア群といえば、ソイ7・8が鉄板。あとはドリンキングストリートが有名だが、そちらは明日に連れて行く予定。まずはソイ7から。
とはいえ、ソイ7も客が少ない。もちろんバービア嬢も少なめ。
全体的に活気がない。
4人まとめて選ぶのは、ちょっと絶望的な状況。
とりあえず、適当なバービアに入って、おつまみとビールで宴会となった。
カオニャオピン
これは、もち米(カオニャオ)を七輪であぶったもの。バーベキュー屋台のカオニャオピンよりも、味は薄め。
焼き餅みたいなものだ。
イカ焼き屋台が通りかかったので、4人分を大量注文。
げそ焼き、スルメ、えのきベーコン、エリンギなどなど。しめて200バーツ。
えのきベーコンとエリンギは、塩バター味。
げそ焼きは、ひたすら辛いタレをつけて食べる。ビールに合う。
するめ(プラームックヘン)は、日本人の酒飲みならみんな大好きだろう。日本で食べるものと違いなし。でも、その場で七輪であぶってくれるので、熱々を食べることができる。うまし。
ペイバーはきついが、パタヤ初心者の友人にバービア遊びを経験させることにした。
バービア嬢を一人呼んで、4目並べとジャックポット(サイコロゲーム)の相手をしてもらう。
こっちが勝ったらチュー、相手が勝ったらドリンクを奢るという定番の遊び方。
もちろん、4目並べも初めての友人はあっさり敗北。ドリンクを奢っていた。でも、楽しそうだからオッケーだ。
友人はタイ語の本を手に必死にコミュニケーションを取ろうとしていたが、やっぱり発音が悪いから通じない。CDを聞かずにカタカナ文字だけで学習していては、まず通じない。
バービア嬢はすぐにわたしに通訳の助けを求めてくる。
言葉が通じなくても一対一で辛抱強く相手をしてくれる優しいバービア嬢だったら、一晩中タイ語を教えてくれたりもする。そういった子が見つかれば、タイ語の上達も早いんだけどね。
まあ、はじめてのタイでは、なかなかうまくいくことはない。
ひたすら経験を積んでいこう。
ウォーキングストリートへ
さあ、お待ちかね。パタヤの夜遊びの総本山、ウォーキングストリートへ誘う時が来た。
経験豊富な友人たちとあれこれ相談。最初にどこへ連れて行くのがいいのか、軽く悩む。
初っ端にバカラやセンセーションズに連れて行くと、あとの店で選ぶのが難しくなるんじゃないかとか、いやいや、いきなりトップクラスの店のほうがやっぱりいいんじゃないかとか。
ウィンドミルクラブ
で、結局連れて行ったのが、ウィンドミル。
って、一番過激なところかよ。
しかも座った席が、入って左奥にあるマットプレイのかぶりつき席。
素っ裸の女性二人が重なり合ってプレイしているさまを、わずか30センチの距離で見ることができる特等席だ。
圧倒される友人。固まっている。
これでは、いかん、とスパンキーする棒を友人に手渡す。
「これで尻を叩け」と促す。
弱弱しく叩く友人。勢いがないなあ。
マットプレイ中のダンサーが棒を奪って、お相手の女性の尻をおもいっきり引っ叩く。
スパーン!!!
と、破裂音が響き渡る。
でもまったく痛くない。音がでかいだけだ。
友人も腕を差し出して叩いてもらっていた。
それからレディドリンクを進呈して、スキンシップをはかる。
よしよし、順調に楽しんでいるな。
ウィンドミルのドラフトビールは60バーツ。それっぽちで、この過激なショーが見られるのはお得だと思う。
リビングドール1
次いで、リビングドール1へ。
特に理由はないが、まあ普通っぽいゴーゴーバーってことで。
ドラフトビール79バーツ。
お、まずまず選べそうなレベルがそろっている。でも客はゼロ。
おかまのママさんにはスルーされた。よかった、やつに絡まれると面倒なんだ。
ここは見学だけで終わり。
リビングドールショーケース
リビングドールつながりで、リビングドールショーケースへ。
チャンビール1本150バーツ。シンハーなら155バーツ。
高いなあ、ここ。
ダンサー数、ちょっと少な目。奥のステージには誰も登っていない。
基本的に水着着用のコヨーテばかり。
以前はもうちょっと活気があったんだけどなあ。
平均レベルはリビングドール1より上だけど、この人数では厳しい。
ママさんに話だけ聞いてみた。
レディドリンクが165バーツ。
バーファインが、ショート1000、ロング1500。12時以降は、すべて1000バーツでいいとのこと。
で、チップがショート2500、ロング4000。
ひええ~
12時前にロングで連れ出せば、合計5500バーツ。
レディドリンクや自分の飲み代でプラス500バーツくらいかかるとすると、総合計6000バーツ。今のレートでほぼ2万円。
おいそれと手が出る金額じゃなくなった。
ここも撤退。
ベイビードールズ
またまた、ちょっと過激系のゴーゴーバーへ行くことに。
ウィンドミルほどではないが、ベイビードールズも全裸ショーあり。
奥にシャワーショー、手前にマットショーの構成。
シャワーショーのメンツがきつい。お腹しわしわのおばさんばっかり。
でも、ショーを見る暇すらなく、ダンサーの売り込みがやってくる。
すぐに横に座って、ドリンクのおねだり。
いや、少しはダンスを見させてくれ。
初心者の友人にも寄ってきたが、ここはうまく撃退していた。
よし、わかってきたな。
あまりゆっくりもできずに、ドラフトビール一杯で退散。70バーツ。
バカラ
そろそろトップクラスのゴーゴーへ行きますか。
もちろん、バカラだ。
ドラフトビールは69バーツ。
1階は満席。さすが超人気店。4人並んで座るのは不可能。
2階はそこそこ空いていた。
やっぱり1階のほうがいいね。
2階ではあまりいい子が見つからないのか、初心者の友人もあまり乗り気ではないようだ。
1階のレベルの高さにはびっくりしていたけど。
ここで、バービア好きの友人とわたしはリタイア。
もうゴーゴーバーめぐりは限界だ。
生ビールの連続と、冷え切ったクーラーがきつい。
あとは、ゴーゴー好きの友人に初心者の案内を任せた。
まだまだ連れまわすつもりのようだ。
元気だねえ。
最後まで頑張ってほしい。
(翌日聞いたところ、その後は、センセーションズやグラスハウスなど数軒まわったが、結局ウォーキングストリートでは見つからずに、LKメトロのゴーゴーでペイバーしたそうな。)
バービア好きの友人は一人でバービアへ。
わたしは、今一度、コヨーテさんの働くバーを訪れることにしたのだった。
さあ、今夜こそコヨーテさんと対面できるのか。
(つづく)