7日目
友人3人のうち2人が帰国。あとの一人は残り数日パタヤに滞在予定。
バービア好きの友人なので、これまでのようなゴーゴーバーめぐりはない。
だらだら過ごそうということになる。
パットママームー
昼飯は、ソイエキサイト脇道食堂へ。手軽に利用できて重宝している。
パットママームーを二皿注文。
パット=炒める
ママー=インスタント麺
ムー=豚
つまり、豚肉入りインスタント焼きそば。
日本の焼きそばのようなウスターソース味ではなくて、醤油焼きそばに近い風味。
これが嫌いな日本人はいないでしょう、という味。
友人は、日本食が恋しくなったら、これを食べておけば満足できると言っていた。
50バーツ。
お好みでナンプラーをふりかけてどうぞ。
辛いのがお好きな人は、あらかじめ唐辛子入りをオーダーすれば、辛くしてくれる。
21歳バービア嬢とビデオ通話
食堂で昼食を取っていると、LINEのビデオコールがかかってくる。
21歳のバービア嬢からだった。
長い髪と大きな瞳が特徴の南国系美人。
出会いは、半年以上前に遡る。
禁酒日にタンブンデートしたバービア嬢だ。
この後も、連絡を取り合う間柄は続いているものの、あらためてペイバーして連れ出すのも変な感じがして、ずっと付かず離れずの関係となっている。その子の働くバービアに顔を出すこともほとんどない。たまにすれ違って店先で挨拶する程度だ。
向こうからビデオ通話をかけてくるくらいなんで、憎からず思われていることは確かだが、何となく踏み出せないでいる。
通話の内容は、取るに足らないもの。元気かとか飯は食べたかとか。
また会おうねと言って、電話を切る。
と、今度は20歳のコヨーテ嬢から連絡が入った。
あとで部屋に遊びに来ると言う。
おお、ラッキー。
連続して電話していたものだから、てっきり同じ相手だと思っていた友人は、呆れていた。
「ジャオチュー ジャオチュー」とからかわれた。ジャオチューとは、タイ語で浮気者とかそんな意味。英語でバタフライとも言う。
ま、パタヤの遊びなんてそんなもんですよ。
20歳のコヨーテ嬢と裸でお昼寝
約束通り、20歳のコヨーテ嬢が部屋へやって来た。
Tシャツにショートパンツ一丁の実に身軽な服装。荷物はなし。
エアコンのきいている部屋が気持ちいいのか、サバイサバーイと言いながらベッドに寝転がる。
「服を脱ぐともっとサバイだよ」と意味不明なことを耳元で囁き、服を脱がす。
説得力ゼロのはずなのだが、この子は抵抗しないんだよなあ。
ついでなんで、こちらも脱ぎましょう。
今日こそやっちまおうか。
が、「ノーブンブン」を主張するコヨーテ嬢。
どうしてもやりたいなら2000バーツちょうだいと言うではないか。
ブンブンの対価として払うのは当然といえば当然の話だが、2000はきつい。
実際にブンブンしたら1000バーツくらいは黙って渡すつもりだったけど、今からマケてくれとは言い出しにくい。
まあしょうがない。
またしても裸で抱き合ってお昼寝。
しっかり抱きついてくるんだよなあ。
なにやってんだか。
起床後、軽くチチクリあってから、一緒にシャワーを浴びる。
泡まみれで洗いっこ。
20歳の派遣コヨーテ嬢のボディは絶品である。
いつでも挿入可能なのに、何もしない。
蛇の生殺しか、新手の拷問か。
何なんだ、このプレイは。
ある意味、とても贅沢な時間と空間だ。
出勤しないとダメだからと、帰宅するコヨーテ嬢。
自腹でバイタク代を払っていた。
仕事終わりにまた泊まりに来るねとも言っていた。
何しに来てんだろ、この子。
よくわからん。
ソイニュープラザのバービア
夜。
知り合いの元バービア嬢からお誘いを受ける。
ソイニュープラザで飲んでいるから、一緒に飲もうよと。
年齢は30代後半。
バービアで出会ったファランと婚約。相手はドイツ人だ。
来年結婚予定で、現在はパタヤでドイツ語学校に通っている。その後は、ドイツへ移住するみたいだ。
わたしの友人ともども、ソイニュープラザへ。
元バービア嬢の姿は見えないが、指定されたバービアに座る。
ソイニュープラザのバービア群のビールは安い。
リオやチャンなら、いつでも50バーツだ。
そんな安いビールに釣られた沈没系ファランが多数訪れている。閑古鳥が泣いているパタヤのバービアにあっては、比較的流行っているほうだろう。
まあ、お相手探しに訪れるには少々厳しいバービア嬢のラインナップだが、安く飲むには打ってつけのバービア群である。
昼間のソイニュープラザ
焼き鳥とビールで時間を潰していると、元バービア嬢が現れた。
「グーテンアーベント」と再会の挨拶。
わたしの友人も混じえて3人で飲む。
おつまみは、フライドポテトとサイクロック。
フライドポテト40バーツ。ごく普通のポテトフライだ。英語で注文の際は、「フレンチフライ」とどうぞ。
サイクロックとは、イサーンのソーセージ。ミンチ肉と米が入っている。濃厚な味。付け合わせのキャベツやしょうがや唐辛子と一緒にどうぞ。元バービア嬢が買ってくれた。普通は一本20バーツかな。
しばらく遊んでから、わたしの友人は、離脱。他のバービアでペイバーしてくるそうだ。
ほどなくすると、昨晩一緒に飲んだ熟女バービア嬢も合流してきた。
帰国したファランからペイバー代は払ってもらっており、いつでも自由行動できる気楽な身分。
職場放棄して遊びにきたわけだ。
別のファラン客とビリヤード勝負しているうちに、ビールが増えていた。
元バービア嬢が奢ってくれたようだ。
ダンケシェーン。
さらに飲みに行こうと誘われる。
何でもナックルアには、シーシャが吸える店があるとかないとか。
現在パタヤではシーシャの提供が禁止されている。表向きはどの店でも吸えない。確かに、バービア群のあちこちにいたシーシャ売りをまったく見かけなくなった。
とはいえ、闇で提供している店も当然出てくるわけで、ローカルタイ人はそんな店の場所を把握しているのだろう。
本当かどうかは知らないけどね。
あまりシーシャには興味がないし、今からナックルアまで移動してまた戻ってくるのは面倒だ。
ここらへんでお開きにしよう。
スクーターズバー
一人で、ソイブッカオに戻る。
たまには、SCOOTERS BARに寄ってみるか。
ここは60年代のモッズ音楽と黒人音楽を中心にかける、いかしたバー。
関連記事:ブッカオの新しいバービア、スクーターズがモッズテイスト満載でイカす。
わたしは、酒と音楽を楽しみに通っている。
とはいえ、れっきとしたバービアでもある。ペイバーも可能だ。
数カ月ぶりの入店。
イングランド人のボスに挨拶。いつも陽気なオヤジだ。
ちょっとバービア嬢の入れ替えがあった。
そして何より、ママさんがチェンジしていた。
今度のママさんは、日本滞在歴23年で日本語ペラペラ。
パタヤでは、スーパーベイビーやシュガーベイビーなどのゴーゴーバーママさんも歴任。
いかにも客扱いになれた歴戦の強者ママさんといった風情。
うーん、苦手なタイプだ。
日本人向け要員なんだろうけど、スクーターズバーでは、あまり効力を発揮しないような気もするんだけどねえ。
これから在籍バービア嬢に日本語を毎日レッスンするとか言っていた。
いや、別に日本語はいらないよ。
ブッカオ沿いのバービアに来るような日本人は、たいがいタイ語か英語が話せるものだ。
個人的には、このバーでは音楽を聞きたいんであって、ママさんと日本語でトークしたいわけじゃない。
ドリンク奢ってくれ攻撃を軽くスルーして、ママさんを追いやる。
あとは、ほどよく絡んでくるバービア嬢を相手にしつつ、音楽とビールの時間を楽しむ。
ビール2本で120バーツ。
これにて、本日はおしまい。
20歳のコヨーテ嬢は、仕事終わりに部屋に泊まりに来るとか言っていたが、連絡すらなかった。
ほんと、よくわからん子だ。
やっぱり一発やっておけばよかったかな、1000バーツで。