13日目
ノーブンブン5日目。
そろそろ新規の相手を見つけないと。
元バービア嬢と飲む
が、ドイツ人と結婚予定の元バービア嬢から一緒に飲もうとお誘いを受ける。
ファランの婚約者がいるのに、日本人の男とばっかり遊んでいていいのかよ。
ま、暇なんでしょうね。
あまり無碍に断るのも悪いんで、少し付き合う。
彼女の指定するバービアで合流。
晩飯として、焼き鳥とカオニャオで腹をふくらませた。
焼き鳥4本とカオニャオで45バーツだったような。
あとはビールを飲みながらビリヤードして遊ぶ。
ファラン彼氏からの仕送りだけが彼女の収入源。
仕送りまで数日あるそうだが、すでにオケラ状態。
あと100バーツしかないのと、赤い札をひらひらかざしている。
宵越しのカネを持たない主義のようだ。
ファラン彼氏の苦労がしのばれる。
で、わたしに、「おごって~」ときた。
あ、それが狙いか。
まあ、今まで何回も奢ってもらったから、ちょっとだけ恩返ししよう。
でも、一杯だけだからかな。
明日の朝もドイツ語学校行かないとと言い残して、元バービア嬢は帰っていった。
まじめに勉強しろよ。アウフヴィーダーゼーエン。
あ、遊んでる場合じゃなかった。
新規開拓しないとダメなんだよ。
そろそろ一発やっておきたい。
が、タイミング悪く、雨が降ってきた。
バービア嬢探し不可。
ファランの客も混じえてドミノゲーム開催となった。
ああ、新規開拓が遠のく。
そのファランはオージー。数字を数えるとき、8はエイトではなくて「アイト」と発音するのがおもしろい。
そういえば、昔、姉妹で働いているバービア嬢がいた。
姉の名前がメイ。で、オージーの若者がメイちゃんをとても気に入っていた。
でも、名前を呼ぶときは「マイ」と発音してしまう。これはもうオーストラリア英語の鉄板なんで、どうしようもない。
A(エイ)の発音がアイになってしまうのだ。で、メイがマイとなる。
「マイチャーイ マイネームイズメイ」とメイちゃんが何度抗議しても、オージーはまったく気づかず、マイマイと連呼。
で、メイちゃんが「マイマイ マイネームイズメイ」とタイ語混じりで再反論するのであった。
隣で聞いていて、吹き出しそうになってしまった。
それぞれの母国語によって、どうしても発音が違ってしまうんで、こればっかりはねえ。
日本人がタイ人の名前を発音するときだって、たぶん本当は間違っているけど、スルーしてくれているだけだろうしね。
タイ人も「チ」と「シ」の区別があまり出来ないし、お互い様でしょう。
幸いにも雨はほどなくしてやんだ。
オージー対日本人対タイ人のドミノゲームも終了。
いつまでもゲームしているわけにはいかない。
ブッカオ沿いの新しいマッサージ屋
ブッカオをふらふら。
ブッカオ沿いに小綺麗なマッサージ屋ができている。
場所は、スクーターズバーの2軒隣あたり。
店先で客待ちしているマッサージ嬢たちは揃いのポロシャツ系を着ているが、どこか普通の古式マッサージ屋とは雰囲気が違う。
ガラス張りの向こうには普通のフットマッサージ台が見えるが、どうもおかしい。
店頭に価格表が書かれていない。
実にあやしい。
お姉さんに手招きされたんで、ふらふらと引き寄せられる。
マッサージ代を聞いてみると、一時間400バーツ。
高いねえ。
そこそこのホテル内でのマッサージ屋並の料金だ。
ブッカオの通常のマッサージ屋は100バーツから150バーツが相場。
ビーチロードからセカンドロードにかけてが、150バーツか200バーツくらい。
で、ソイハニーインやソイチャイヤプーンのあるスペシャル系のマッサージ屋が建前上200バーツとなっている。
そんな中で400バーツはおかしな値段設定。
スペシャル系に決定だろ。
ちなみに、ブッカオのソイPPにあるDream Teen Massageの値段設定も一時間400バーツからだ。
話相手は、艶かしい魅力をもったお姉さん。
年齢は20歳後半だろうが、けっこう美人だ。
店でのマッサージを断ると、ホテルに行ってもいいと言う。
ロング代は3000バーツの要求。
高いよというとすぐに2500に下がった。
さらに渋ると、手のひらを返したように離れていった。
バーファイン込みで2000なら持って帰ってもよかったんだけどね。
ソイダイアナとブッカオ交差点近くにも、似たような怪しいマッサージ屋ができている。おそらく去年くらいからあるはずだが、こちらは聞き込み調査をしていない。
アロママッサージが売りのようで、シャワー付きの個室ありと書いてある。
女性もオッケーと謳っているが、ま、スペシャル付きでしょうな。
ゴーゴーバーの呼び込み嬢をからかって遊ぶ
ついで、ソイLKメトロ散策。
新しく出来たゴーゴーバー、クライマックスの呼び込み嬢二人と立ち話。
呼び込み嬢のことは、単純に「PR(ピーアール)」とか呼んだりするみたい。
暇だから遊びに連れて行ってくれとねだられる。うん、たしかにこの客足では暇だろうね。
PRのバーファインは800バーツ。
バーファインは二人で1500バーツでいいからと、微妙なダンピング提示。いや、単に計算が苦手なだけかも。
日本語のカラオケを歌いたいそうな。
よく見ると、そこそこ整った顔をしている二人。年齢は20代半ばくらいかなあ。
日本人にターゲットをしぼっているのか、わずかばかりの日本語が使える。
もちろん断ると、今度は喉が渇いたからビールが飲みたいという。
レディドリンクじゃなくてもいい、近くのセブンイレブンで買って来てくれとおねだりされた。
なんのこっちゃ。
おやつや果物をおねだりされることはよくあるけど、ビールを買ってこいと言われたのははじめてだな。
買いに行くふりをして、すぐに戻ってくると、「オイ」と殴られそうになった。
ま、からかって遊ぶくらいがちょうどいい。
飲みに連れて行くと意外とおもしろそうな二人。遊びに行くだけならチップはいらんでしょう。
誰か、カラオケに連れて行ってあげてください。
帰りはどちらかをホテルへお持ち帰りすればよし。その時はチップをあげましょう。3Pでもいいかもね。
ついで、別のゴーゴーバー。
もう数年ほどの付き合いのある呼び込み嬢に挨拶。
隣には新しい呼び込み嬢がいるぞ。
「ノーンサオなの。ペイバーしなさい」と、知り合い呼び込み嬢がけしかけてくる。
どうせ血のつながりはない妹だろうけど、いきなりだなあ。
「学校に通っているからショートだけね」
おお、学生か、悪くないぞ。
お顔拝見。これまた悪くない。
本人に何の勉強しているのか聞いてみたが、返事のタイ語が理解できなかった。
この手のタイ語は難しい。ボキャブラリーを増やさねば。
明日も朝から学校へ通うということはわかった。
そりゃあ、ロングは不可だ。
でも、できればロングがいいな。
「次の日が学校休みの時はロングでいいよ。一緒に寝ようね」とにっこり言われる。
ほんとか。惚れてまうやろ。
まあ、バーファインにチップを足したら、軽く3000バーツ以上は必要になるだろう。
財政的にかなり厳しい。徐々に仲良くなっていこう。
ここでも、差し入れがほしいとねだられる。
果物でいいよね。酸っぱいマンゴー(マムアンプリアオ)を買ってきてあげる。20バーツ。
店の表でゴーゴーバーの呼び込み嬢と話すだけなら出費はゼロ。
たまに差し入れしてあげても20バーツていど。
意外と仲良くなれるが、実にせこい遊び方だ。
まあ、その先どこまで発展させられるかは、腕次第だけど。
長い立ち話をして口説こうとしているファランはよく見かけるね。
というわけで、時刻はすでに深夜2時頃。
今夜はここで打ち止め。
ほとんど新規開拓できなかった。
まあ、いいか。