今日も今日とてソイブッカオの常設市場へ。
何を食べようかと、うろうろわくわくする。
以前の市場では見かけなかった店舗。
でかでかと「PADTHAI」と掲げられている。パッタイ屋だ。
メニューを眺めてみると、パッタイが並んでいる。
パッタイガイ、パッタイムー、パッタイクン、パッタイプラームック、パッタイタレー、そしてパッタイホーカイ。
玉子で包んだパッタイがパッタイホーカイだ。
ホー=包む
カイ=たまご
ホーなんて、漢字の包の音読みそのまんまなんで、覚えやすい。
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ホイトートとタレートート
パッタイ屋では、ホイトートを扱っていることが多い。
パッタイのメニューの下部に、ホイトートらしきもあった。
DEPP FRIED MUSEELSと英語表記してある(上記画像一番左下)。
ムール貝の油揚げといったところか。
メニューの写真ではわかりづらいけど、ホイトートで間違いないだろう。
ホイ=貝
トート=揚げる
タイで食べられているムール貝は、日本ではミドリイガイと呼んでいるようだ。
タイでは一般的で、蒸したムール貝が屋台で売られていたりする。アルコールにもよく合う。
ホイトートは、そのムール貝のむき身を大量の油で揚げて、もやしを敷き詰めた皿の上に載せた料理。
タイ風お好み焼きとも紹介されることもある。
貝だけ物足りないので、できればイカやエビも入れて、シーフードにしてみたい。
英語メニュー名では、「DEEP FRIED SEAFOOD」となる。
タイ語は「タレートート」で通じた。
タレー=海。転じてシーフードのこと。
あとでメニューをタイ文字を解読してみたら、たしかにタレートートと書いてある。
完成まで少し時間がかかるので、席で待つ。できあがれば、ソースと一緒にテーブルまで運んでくれた。
小麦粉か何かの粉を油で固めたものが、どんと載っかっている。
蓋を割ってみると、エビさんやイカさんやらムールさんたちがこんにちは。
その下には大量のもやしさんも控えている。
もやしがキャベツになれば、たしかにお好み焼きっぽい。
いちおう、粉モンだしね。
ただし、お好み焼きソースではなくて、甘口のチリソースをかけて食べるのが定番スタイル。見たまんま油っこいので、味のアクセントが必要だ。
うん、なかなかうまい。
好きなんだよねえ、これ。
できれば、もう少しだけエビやイカに火を通してほしいかな。
まあ、結果的に食あたりはしなかったけど、ちょっと怖い。
ぺろりと完食。
これで50バーツ。
ホイトートは、タイではおやつっぽい扱いらしいけど、軽い昼食にするならアリだろう。
油っこいこともあり、腹いっぱいになるまで食べると胃もたれしそうだ。
ちなみに、セントラルフェスティバルの地下フードコートのパッタイ屋でも、ホイトートやタレートートが食べられる。
こちらは80バーツ(値上げしている可能性あり)。
熱々の鉄板皿で、なかなか豪華。輪切りのイカがでかい。
量も多いが、かなり油っこい。
二人で注文して、半分ずつ食べるくらいがちょうどいいかも。
街中の食堂ではあまり見かけないかなあ。
寺の縁日では、ホイトートやオースワン(貝の卵とじ)をちょこちょこ見かける。やっぱり、おやつ的な位置づけなのかな。
パッタイ屋を見つけたら、ホイトートがないかチェックしてみてほしい。
パッタイもいいけど、ホイトートもおいしいよ。
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