2014年に日本でもプチ流行したマッサマンカレー。
マッサマンとはタイ南部のカレー。世界一うまいカレーとして話題となっていた。
そういえば、わたしも日本の便乗商品を食べたことがあるな。
日清のカップヌードルマッサマンカレー味。
湯を注いで出来上がり。
茶色がかったスープだ。
うむ。こくがあって、普通にうまい。さすが世界に冠たるカップヌードルである。
でも、従来のカップヌードルカレー味と大差ない。
では、本物のマッサマンカレーはどうか。
これまでタイには何百日と滞在してきたが、マッサマンカレーは食べたことがない。
ハジャイなどの南部も行ったことがあるけど、これまた食べたことがない
たまたま、ブッカオの常設市場のぶっかけ飯屋で見つけたので、ようやく食べてみた。
というわけで、時流に乗り遅れた感たっぷりだが、今さらながらのマッサマンカレーの食レポである。
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ブッカオ常設市場のぶっかけ飯屋のマッサマン
地図
リニューアルした市場の食事ブースには、3軒ほどぶっかけ飯屋がある。
(追記:2017年現在、ぶっかけ飯屋は2軒)
今回食べたマッサマンカレーは、このぶっかけ飯屋。
ずらりの陳列されたおかずの中に、ちょっと見慣れぬカレーを発見したのだった。
例によって、「ニーアライ(これ何?)」と質問。
返ってきた答えが「マッサマン」。
タイ語でカレーのことは、ゲーンという。よって、ゲーンマッサマンとなる。
が、屋台の人は、マッサマンとだけ呼んでいた。
これは、鶏肉が入っているので、マッサマンガイ。
「ノースパイシー」と屋台の人が説明してくれた。
ご飯にかけてもらい、カレーライスにする。
鶏肉がでかい。骨付きだ。
四角く切ったじゃがいももでかい。
でもきちんと煮込んであり、鶏肉もじゃがいもも柔らかくて食べやすい。
具材は鶏肉とじゃがいもの2点だけ。潔い。
スープは、見た目ほど濃厚ではない。ちょっと多めにかけてもらったほうがいいかも。「スープ ユッユッ」とでも言えば通じる。
タマリンドやココナッツミルクを使って、まろやかでコクのある味に仕上げているそうな。
タイカレーというイメージとは裏腹に、辛くない。屋台の人の言うとおりだった。
実に食べやすい味。
あっさりと完食。
50バーツ。
他のぶっかけメニューのタイカレーが30バーツとか35バーツくらいなんで、マッサマンは少々お高い。
この鶏肉の大きさなんで、妥当といえば妥当かな。
正直な感想
期待して損した。
いや、普通においしいよ。
でも、まあ、それほどじゃない。期待した分だけマイナスかな。
少なくとも、このぶっかけ飯屋のマッサマンに限っていうと、世界一には程遠い。庶民的なぶっかけ飯屋なんで、特上の味を求めるのがそもそも無謀ってもの。
まあ50バーツ(170円くらい)というお手頃価格でマッサマンカレーが食べられると思えば、悪くいなんじゃないでしょうかね。
たぶん、カップヌードル1個と同じくらいの価格だと思われんで、安いもんでしょ。
あとから来店したファランは、大盛りでマッサマンカレーを頼んでいた。
ちょっとした人気メニューなのかな。
パタヤのレストランにもマッサマンカレーを扱って店はあるんで、無理にブッカオのぶっかけ飯屋でなくてもよさそう。
レストランでは80バーツくらいから。
気が向いたら、ブッカオ市場でどうぞ。
市場でマッサマンカレーを食べて思い出したのだが、セントラルフェスティバルの地下フードコートにも似たようなメニューがある。
大きな鶏肉とじゃがいものカレー。あとはピラフがセットになっている。たしか80バーツか90バーツくらい。
センタンのフードコートでは一番多く食べた料理かもしれない。かなり好きなメニュー。
スープも茶色がかっていて、見た目はマッサマンっぽい。
これがマッサマンだとすると、わたしはすでにマッサマンカレーを食べていたことになる。
まあ、なんでもいいか、おいしければ。
(追記)
2017年現在でも、ブッカオ常設市場のぶっかけ飯屋には、日によってはマッサマンカレーが置いてある(毎日ではない。)
また、ソイブッカオの北端で夕方から営業しているぶっかけ飯屋のマッサマンカレーがおいしいです。
⇒マッサマンカレーがうまいブッカオとパタヤカン交差点のぶっかけ飯屋
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