パタヤ市のロックダウンがいよいよ現実味を帯びてきた。
最初に表に出てきたのが、チョンブリ県の規制案(4月2日)の一部として。
関連記事:チョンブリ・パタヤが規制強化案発表。ホテル閉鎖、夜間外出禁止、パタヤ封鎖へ。正式決定はまだ。
実際に規制案がチョンブリ県知事のサインをへて公開された中には、はっきりとロックダウンに関する記述はなかった。
関連記事:パタヤ規制強化施行。ホテル閉鎖、ビーチ閉鎖、パタヤへの出入りに検問所。
パタヤ市を出入りする道路にチェックポイントを設けてスクリーニングを強化するとなっていた。
これは以前からタイ全土の県境で行われていること。それをパタヤ市に狭めたといえる。
発熱などの症状がなければ普通に移動はできる状態だ。
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パタヤロックダウンを検討中
そんな中パタヤ市長も参加してパタヤ伝染病対策委員会の会議が開かれ、パタヤ閉鎖についての提案がなされた。(4月3日)
プーケットなどの県ではすでに閉鎖は実施されている。
プーケットでは陸路と海路を閉鎖。空路も4月10日から閉鎖となる。人の出入りは禁止。
パタヤもこれと同じ措置を取ろうという案だ。
これまでパタヤで感染が確認された人の大半は外国人となっている。
多くのケースでは国外ないし県外からやってきた人たちだ。
ローカルの間での感染拡大はほとんど見られない。
よって、状況が改善するまでパタヤ市の出入りを全面的に閉鎖することをパタヤ市は検討。
閉鎖するポイントは、パタヤ市内へ至る主要道路の他、ソイサイアムカントリーやソイチャイヤプルックといった二次道路など。
チェックポイントではすべての通行者に対して確認を行い、パタヤ市内へ入ることができるのは、パタヤ居住者のみとする。また、パタヤの外へ出ることができるのは、医療目的の輸送もしくは外国へのフライトに乗るため空港に向かう外国人のみとする。
ホテルの閉鎖は先の規制命令ですでに決定している。
3日以内にパタヤの全ホテルはまだ宿泊している旅行者の数を報告することとなっている。
このホテルからの報告を受けてから、パタヤ市長は市の閉鎖についてチョンブリ県知事に上申すること予定とのことだ。
ソース:Bangkok Post
ソース:The Pattaya News
規制強化
この案が認められ実行に移されたら、パタヤ封鎖となる。
まさにパタヤロックダウンだ。
かりに実行されると、移動の自由は大きく制限される。
パタヤに入ることはできなくなる。
まだ正式に決まったわけではないし、具体的にどこからどこまでを閉鎖ポイントとするかも決まってはいない。行政区分上のパタヤ市に限定するのかもわからない。
また、パタヤから他県への移動は不可能。隣県やバンコクに用事があっても出かけることはできなくなる。
ロックダウンを警戒して、すでにチャン島など比較的規制の緩いエリアへ移動している人も多いようだ。
まだすべては提案段階。
週明けの月曜日に会合が再び開催され、何らかの決定事項があると見られる。
この週末の状況を見てからの判断となるのだろう。
4月4日の夜には、チョンブリ県知事が、パタヤ市内の様子を視察してまわった。
ウォーキングストリート、パタヤビーチ、検問所など。
ウォーキングストリートでは薬剤散布による消毒作業も行われた。
写真元⇒https://www.facebook.com/ChonburiPr/
知事によると、状況が改善されないとさらに厳しい規制を実施する可能性があるという。
パタヤロックダウンも含めて、週明けに何らかの判断がくだされるものと思われる。
今は正式発表を待つしかない。
現在タイ全土に対して夜間外出禁止令が発動されている。
夜10時から午前4時まで外出禁止だ。
状況が改善されない場合は、24時間の全面外出禁止令もありうるとされている。
事態はいよいよ緊迫の度合いを増してきた。
個人的には、パタヤから出るつもりはないし夜も外出することはないので、パタヤロックダウンとなっても特に問題はない。
ここまで来たらロックダウンでも何でもやったらいいと思う。
24時間外出禁止はさすがにきついが、せめて昼間にちょっと近所のコンビニかスーパーに買物する程度のことを認めてくれるなら、24時間外出禁止も受け入れられる。
今が正念場。
とにかく少しでも早くパタヤが元の姿を取り戻せるよう願うだけだ。
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