タイには熱心な仏教徒が多く、街のあちこちに寺院もある。
早朝には僧侶が托鉢のために歩いている姿をよく見かける。パタヤでも同じで、早朝のソイブッカオ界隈では托鉢僧侶が毎日歩いている。
夜にも僧侶が街に出て寄付金を集めることがあるが、偽物僧侶ではないかと地元住民からクレームが当局に寄せられた。
パタヤ警察およびバンラムン当局が、市民からのクレームを受けて、ウォーク、ワットチャイモンコン前、ソイブッカオにかけてのエリアを調査した。
まず、ワットチャイモンコン前市場で、一人のタイ人僧侶が施しを集めているところが見つかった。身分証明書を調べてみてると、問題はなかった。ただ、警告を受けて、故郷の寺院に送り返されたとのこと。
その後、ソイブッカオとビーチロード沿いを調査するためにチームは分かれた。2人の僧侶を見つけて調査したたころ、タイ入国書類を所持していないカンボジア人だと判明。線路近くの仮設住宅に住んでいることもわかった。
パタヤビーチからウォーキングストリートに向かっている僧侶も発見。この僧侶は以前に地元ニュースで取り上げられた人物だった。この僧侶も書類を持っていなかった。
僧侶たちは不法滞在の容疑でバンラムン群当局に送られてから、チョンブリ入国管理局に送られた。
ローカルのSNSでは、この手の詐欺行為が横行しており、ナックルアやポティサン市場などでも目撃されているとのこと。
一度逮捕されても、すぐに釈放されて、また同じ犯罪を繰り返されているのも問題との声も出ている。
(画像:パタヤ市長FBより)
以上。
パタヤやバンコクの繁華街では、寄付金や施しを求める人が出没する。赤ん坊を抱いてバービア街の中を練り歩く女性の姿を見かけた人も多いだろう。
よく言われることは、こういった寄付目当ての人は、ほとんどがタイ人ではなく、外国人だという。カンボジアかミャンマーから来ていると。本当か嘘か、抱いている赤ん坊も実子ではなく、同情を集めるために貸与されるレンタルチャイルドだとも言われることがある。
もちろん本当に困窮して寄付を求めるタイ人もいるだろうが。
僧侶にもニセ僧侶がいる。
外国人観光客が特になにかできるわけではない。
店やバーにいる時に出くわしたら、周りのタイ人の行動やアドバイスに従うことくらいしかできない。
でもタイ人でも騙されることがある。
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