タイ政府は、4月15日までタイ人を含むすべてのタイ入国を禁止すると発表。
これは、国家検疫の設備を整える準備期間のためのもの。
タイ入国禁止措置は、4月2日木曜日に開始されて、4月15日まで続く。
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タイ入国全面禁止
外国からタイに戻ってきたタイ人からの感染例が多い。
パキスタン帰りの男性が列車の中で死亡。検査したところ陽性。
イタリアから戻ってきたタイ人6人のうち4人が陽性。
マレーシアでの宗教行事に参加した132人のタイ人のうち47人が感染して4人が死亡。約1000人が検疫措置となった。
インドネシアの宗教行事に参加した56人のタイ人のうち32人が感染して、約500人が検疫措置となった。
ポイペトの国境から戻ってきたタイ人19人が感染して、約300人が検疫措置。
このように外国から入ってきた感染事例が多いが、まだ充分な検疫設備と準備が整っていない。
よって、一時的にすべての入国を禁止して、さらなる検疫設備を整える必要があるとの判断で今回の措置に踏み切った。
これにより、外国人のみならずタイ人の帰国もできなくなる。
ただし、措置以前にタイへの移動を許可されていた場合は除く。
帰国を希望するタイ人は現地のタイ大使館に連絡して指示をあおぐこと。
なお、外国人のタイ入国は少し前から原則禁止されているが、ワークパーミット所持者や外交官は入国可能とされていた。
今回の措置でどうなるかは、細かいところは不明。外交官は書類が揃っていれば入国可能ではないかとも思われるが、詳細はわかっていない。
ほぼ入国は不可能と考えてよさそう。
また、4月15日以降、外国人入国が可能となっても、健康証明書と10万バーツ相当の健康保険加入義務が継続となるかもはっきりしない。
ソース:Bangkok Post
ソース:The Nation
より確実な日本語情報は、在タイ日本国大使館で確認のほどを。直に詳しい情報がアップされるはずだ。
⇒在タイ日本国大使館
まとめ
今回の全面入国禁止措置は細かいところがまだよくわかっていない。
が、実施されているのは確かなようだ。
これでタイは実質鎖国状態。例外はあるようだし、一時的な措置とはいえ、タイ人の帰国すら原則許されないほどの徹底ぶり。
また、タイは本日金曜日から外出禁止令が実施される。夜間の外出は不可だ。
パタヤでも新たな規制が出されて、ロックダウンに近い状態となる。その他の県でも続々と厳しい規制が敷かれている。
よほどのことがないかぎり、外国人が現在のタイに入国する意味はないと思う。
タイ政府は本気で感染拡大防止に取り組んでいると実感できる。
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