個人的なことだが、近々日本に一時帰国しないといけない。
今回の一時帰国の主目的は確定申告だ。
海外からもe-Taxで申告ができないわけではないが、必要な書類が日本でしか入手できない事情もある。
新型コロナウイルスの影響を鑑みて、確定申告の期限が一ヶ月延長されている。
本来の期限であった3月16日までに合わせて帰国する必要はなくなっている。
が、この先1ヶ月の情勢がどう動くか、まったく予断を許さない。
確定申告以外にも用事はあることだし、このまま予定通りに帰国すべきが悩ましいところ。
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日本への一時帰国
海外長期滞在者にとって、この情勢下での日本一時帰国は見合わせたいというのが正直な気持ちだろう。
同じ思いの海外在住者はきっと多いはず。
むろん、日本よりリスクが高いとされるエリアに在住している人なら話は別。一刻も早く日本へ帰りたいと望むだろう。
が、わたしの住んでいるタイ・パタヤはおそらく日本よりも安全だと思われる。
タイと日本のどちらが安全かの議論は置くとして、たくさんの人が集まる空港にはあまり行きたくない。
パタヤと日本
日本帰国について、パタヤのローカルタイ人に話をふると、空港や日本は危険だからパタヤにいたほうがいいよと即答されることがほとんど。
日本の状況については、タイのテレビニュースでも盛んに報道されている。
とりわけ、北海道旅行から帰ってきたタイ人が新型コロナウイルスに感染していたというニュースは大きな話題となっている。2月20日札幌発のエアアジア便で帰国後に体調不良となったタイ人が病院へ。
そこで日本への渡航歴を隠したまま受診し、その後、新型コロナウイルス検査で陽性と判明した。
日本への渡航歴を明かすまでに、多くの医療従事者に接触しており、感染拡大につながる重大なおそれがあったと問題になった。
かといって日本人への心象が悪くなっているわけではないが、日本は高リスクエリアだとは認識されるようになった。
そんなリスクを避ける意味で日本への帰国はやめておけとタイ人から言われることになる。
パタヤにいなよ、パタヤは安全だよ、と。
日本は寒い、パタヤは暑い。
暑いところではウイルスも増えない。
だからパタヤは安全だ。
そう断言するタイ人もいた。
その科学的根拠はさておき、パタヤの平穏ぶりとニュースやネットで見る日本の混乱ぶりを比べると、やはり日本に帰るよりもパタヤにとどまるべきではないかと感じてしまう。
いや、日本がこんな状況だからこそ、あえて日本に帰って、自分の目と耳と肌で日本の現状を感じるべきではないのかとも思う。
実際のところ、日本での感染については、あまり心配していない。
健康体でいるのなら、まあ大丈夫だろうと。
率直に言うと、日本は騒ぎすぎだと思う。
あくまでネットニュースなど通じてて日本国外から見ているだけだが、マスクが品切れだ、トイレットペーパーが品切れだ、コンサート開催をバッシングだ、マスクをしていない乗客が咳をしたら非常停止ボタンを押しただとか、日本国民全員を今すぐPCR検査させろだとか、なんだか変な空気が伝わってくる。集団パニック寸前のきな臭い雰囲気。
おめえ何のんきなこと言ってるんだよ、日本は大変なんだよ。わかってるのか。パタヤから好き勝手言いやがって…
そんな声も聞こえてきそうだが、平穏そのもののパタヤから眺めると、どうしても日本の騒ぎ方に違和感を覚えてしまう。
むろん日本でも日常生活の大部分は平常通り行われているだろうし、ニュースで取り上げられるのは一部の目立った事象に違いないのだろうけど、はたして日本はどうなっているのか肌感覚で確認してみたい。
日本帰国からのタイ再入国
というわけで、当初の予定通りに帰国するつもりだ。
少し日本に滞在してまたパタヤに戻る。
日本帰国を一ヶ月先延ばしにしてもいいのだが、そうすると、今度はタイへの入国規制問題が出てきかねない。
現在のところ日本人のタイへの入国規制はそれほど大きなものではない。とりあえず健康体であれば問題ないレベル。
感染の疑いがあるから入国拒否されたという話も聞かない。
でも、この先はどうなっていくかわからない。
帰国を1ヶ月先延ばしにすることにより、今より状況が悪化するかもしれない。
事態が終息するまで日本で待機しておけばいいだけの話なのだが、わたしはパタヤが大好きなのだ。
飛行機が飛んで、自分の体が元気であれば、パタヤに戻る。
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