イサーン遠征編10
スリンからどこへ行くか?
スリンの夜。
次の行動先を考えていた。
元々の予定では、スリンからウボンラーチャターニーへ行くつもりだった。
ウボンからは、さらにイサーンを北上して、ムクダハンとかカラシンとかを経由しつつノンカーイあたりまで行こうかと。
どうしようかと思案していると、携帯電話が鳴った。
それも念のため日本から持ってきているドコモの携帯だ。
着信番号を見てみると、+66のタイの電話番号になっている。知らない番号だが心当たりはあった。
そのまま電話に出ると受信側も通話代がかかるので、タイの電話を使ってかけ直す。
案の定、日本からタイへ遊びに来た友人だった。
パタヤに着いたとのこと。
そういえば、わたしが日本を出る前に一緒に飲んだ時に、パタヤへ行くと言っていたなあ。すっかり忘れていたよ。
パタヤには2泊するとのこと。
わたしがスリンにいると言うとびっくりしていた。
さすがに、すぐにはパタヤへは帰れない。
次の日の朝のバスに乗れば、夕方にはパタヤに戻れるだろう。
せっかく日本から友人がパタヤに来てくれたのだ。
せめて一日くらいは会っておきたい。
いや、正直に言うと、ちょっとイサーンの田舎に飽きてきていたのだ。
やっぱり、パタヤが恋しくなった。
明日の朝のバスがあればパタヤ帰還。バスがなければ、イサーン遠征続行。
この方針に決めた。
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スリンからパタヤへのバス
翌朝。
スリンバスターミナルへ。
前日のうちに、ナコンチャイエアの時刻表は調べてあった。
ラヨーン行きのバスに乗ればパタヤへ直接戻れる。
スリン発ナコンチャイエアの時刻表
ラヨーン行きは、1日6便。パタヤで途中下車すればいい。
(バンコク行きは1日10便もある)
狙いは、8時35分発のラヨーン行き。GOLDクラスなので、かなり快適な座席のはずだ。シルバークラスは遠慮したい。
7時50分頃、ナコンチャイエアの窓口へ。
残念ながら、チケットは売り切れとのこと。しかも、この日のラヨーン行きは夜行便以外すべて満席だという。
さすが一番人気のナコンチャイエアだ。事前予約は必須だなあ。
どうしたもんだろうと、うろうろしていると、客引きのおじさんがパタヤ行きバスを案内してくれた。
まず連れて行かれたのは、イエローバス。ムクダハンから出ているバスだな。
が、出発は午前11時過ぎになるという。
「ヤーク パイ トンニー(今、行きたいんだ)」と強調すると、おじさんはわかったわかったと、ターミナルの外れにある乗り場へ連れて行ってくれた。
ああ、これは、SMK(シーモンコン)だな。
パタヤからコラートまで乗ってきたバス会社だ。
関連記事:パタヤからコラートへの行き方とSMKバス。コラートからパタヤへの帰り方も。
確かにこのバスならパタヤが終点となって便利だ。
SMKチケット窓口
午前8時15出発のバスチケットが購入できた。
時刻表を見ると8時半みたいだけど、チケットには8時15分と書いてある。
どうにもはっきりしないが、あとは、10時、19時、20時15分、21時、22時30分とパタヤ行きがあるみたい。
バス運賃は、373バーツ。
あれ? 安いぞ。パタヤからコラートが350バーツだったのに。
コラートからスリンはそこそこ距離があるのに、差額がたったの23バーツとは。これまたよくわからない料金設定。
でも、チケットには、500バーツって書いてあるし。
まあ、いいか。
コンビニで軽く食料を調達してから、バス車内へ。
2階建ての2階席。VIPバス仕様なので、1列×2列の仕様。
わりと広くて快適だ。
車内は、がらがら。
数人しか座っていなかった。
8時10分頃、フライングで出発。
とりあえず、これでパタヤへ戻れることになった。
スリンからパタヤへのバスをまとめると、こうなる。
・ナコンチャイエア(Nakhonchaiair)
・イエローバス(Yellow Bus)
・シーモンコン(SMK)
ナコンチャイエアとシーモンコンの時刻表は上掲画像参照のこと。
イエローバスの時刻表とルートと料金は、ホームページで確認できる。
これによると、ムクダハン発ラヨーン行きが1日4本。
スリン発が、11時40分、21時30分、22時25分の3本だけ。4本目のVIPバスはスリンには停車しないようだ。
午前11時40発で、パタヤ到着が20時30分。パタヤまでの所要時間は、9時間くらい。
アランヤプラテートを経由というのがおもしろい。
どんなルートなんだろうか。
今度試してみよう。
スリンからバンコクへのバス
なお、バンコク行きのバスは山ほど出ている。
おすすめは、やはりナコンチャイエア。
前売りで購入しておくべし。
(時刻表は上掲画像参照のこと)
SOMBAT TOUR(ソンバットツアー)も評価上々。
かなりのサービスぶりでわたしもお気に入り。
関連記事:ラノーンからバンコクへ10時間バス移動。ソンバットツアー(SOMBAT TOUR)社のバスは快適だった。
バンコク・スリンの時刻表
⇒http://www.sombattour.com/en/schedule/Bangkok-Surin
他のバス会社もたくさん出ているはずです。
SMKバスでスリンからパタヤまでの道のり
8時10分にスリンを出発。
さらばスリン
お約束のイサーン大平原を突っ走ること3時間。
コラートのお堀が見えてきた。
午前11時10分。
コラート新バスターミナルで食事休憩となる。
バスを降りたところで、シーモンコン地上係員が食堂まで案内してくれる。
VIPクラスなので食事は無料だ。乗車券に付いている食券は無くさないように。
ん?
パタヤからコラートまで350バーツで、スリンからパタヤまで食事付きで373バーツ。
やっぱり変だな、シーモンコンの料金設定は。
パタヤ・ウドンタニー間の407バスで何度も利用したVIP食堂だ。
もう利用するのは10回近いかも。
本日のメニューは鶏肉のガパオでした。
あと、おやつ付き。
VIP食堂なので、水やソフトドリンクは飲み放題。
30分ほど休憩して、再出発となった。
おっと、コラートからけっこうな数の乗客が乗り込んできた。
ほぼ満席だよ。
このルート名物の山越え。
やっぱりのろのろ運転。
午後4時半。チョンブリー郊外のバスターミナルへ。
ここからシーラチャーを経由して、パタヤへ。
すでに日が暮れ始めている。
パタヤタイの手前でスクンビットをUターン。
最近オープンしたRUBBER LAND(お子様向け遊戯場です)
火事で焼けてから再建したMAXムエタイスタジアム(毎週テレビ生中継してます)
そしてパタヤカンからサードロードに入って、シーモンコンのバス停へ。
時刻は、午後6時5分だった。
約10時間かかったことになる。
コラートからが長いんだよなあ。のろのろ運転の山越えも時間がかかるが、チョンブリーからは夕方のスクンビットを走るため、渋滞に巻き込まれやすい。おかげで時間がかかる。
まあ、しょうがない。
とにかく戻ってきたぜ、パタヤ。
なんだろうね、たった5日ほどしか離れていないのに、この帰郷感の半端なさは。
やっぱりパタヤがホームだ。
これにて、イサーン遠征終了。
いや、一旦中断と言ったほうがいいかな。第1次イサーン遠征終了ということで。
しばらくパタヤに滞在してから、またイサーン遠征を再開する。次は、ノンカイ、ウドン方面の予定だ。
イサーン攻略戦はあきらめないぜ。
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