ソイLKメトロは、ファラン向けのゲストハウスが何軒も並んでいる。
1階部分はバー&レストランになっていて、朝からファランたちが集まり、ちょっとした溜まり場と化す。
その中の1軒、i-roversを訪れてみた。
ここの朝食が気になっていたのだ。
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i-rovers
わたしの拙い予備知識では、元々はIrish-roversという店名で、その後i-roversへ変わった。どうやらソイレンキーにあるRETOXと関係があるようなのだが、ここでは深く立ち入らない。
読み方は、アイローバーズでいいでしょう、たぶん。ローバーとは、海賊とか流れ者とかそんな意味。わたしは、ポーグスの曲名で覚えた。
場所は、LKメトロの一番奥。
地図
外観
テラス席あり。喫煙はこちらで。
店内
広々としていて、TVモニター多数。スポーツ中継をずっと流している。
Baht Buster Breakfast
店頭のノボリからわかるように、ブレックファーストがここの名物だ。
メニュー
朝食は何種類かあるが、コーヒが付いたセットはこの2つ。
1 FAMOUSE Baht Buster Breakfast 129B
2 The Baht Buster Light Breakfast 99B
まずは、スモールサイズの99Bのものにしてみた。
コーヒーとオレンジジュース
オレンジジュースはパックのものを注いでいるのが見えた。
コーヒーは量が多くて味もまずまず。
本体
ソーセージ1、ベーコン1、卵1、豆、トースト1。さらに、トマトとポテトも付いてくる。
ほどよくコンパクトにまとまっているなあ。
ベーコンは、サイズが小さいものの、厚切りで、ステーキに近い食感。
ソーセージは本場の味。
トマトとポテトもアクセントとしてちょうどいい。
トーストは、コンビニでよく売っているパンよりも芳醇。
素直においしいと思えた。
料金に関係なく、これまでパタヤで食べたブレックファーストで一番おいしいと感じた。
ただし、ボリュームはややもの足りない。
もっと食べたいと思った。
で、我慢できずに、数日後、再度訪問。
迷わず、129バーツのFAMOUSE Baht Buster Breakfastをオーダー。
コーヒーとオレンジジュースは同じ。
本体がこちら。
巨大化した。
ソーセージ、ベーコン、卵の個数が増えている。
あと、イングリッシュブレックファースト名物のブラックプディングと揚げトーストが追加。
ブラックプディングは、やや臭みがある。
これこれ、これぞフルイングリッシュブレックファーストだ。
やっぱり、うまい。
が、わたしには量が多すぎた。
うまいけれど、量が多ければいいというものじゃない。
うまいと唸りながら何とか完食したが、食べた後に胃もたれと苦しみが襲ってきて、うんうん唸ることになってしまった。
あと、揚げトーストは、やっぱり苦手だ。これは半切れで充分。
このあたり、判断が難しい。
油っこくても平気で、がつがつ食べたい人には最大限おすすめできる。
が、そこそこの量でいい人は、スモールサイズがいい。
ちょっと物足りないくらいがちょうどいいみたい。腹八分目が一番おいしく思えるのが真理なのかね。
RETOXの99バーツブレックファーストと、i-roversの129バーツのブレックファーストは、内容が酷似している。
これがRETOXの99バーツブレックファースト。
⇒RETOXの朝食99バーツは王道イングリッシュブレックファーストで食べごたえあり
どちらもボリューム満点だ。
価格設定を考えると、RETOXのほうがお得。
味はほぼ互角だけれど、わたしはi-roversのほうがおいしいと思えた。
まあ、何にせよ、これだけ盛りだくさんの内容のフルイングリッシュブレックファーストをこの価格帯で日本で食べることは難しい。
ファランの巣窟ともいうべきソイLKメトロで食べるにふさわしい朝の一品である。
こういったファランの溜まり場的雰囲気に慣れていない人はちょっと入りづらいかもしれないが、堂々と入店すべし。
満足できること請け合いです。
他にもファラン向けメニュー多数。
がつがつ食べたい人は是非どうぞ。
LKメトロらしく、上階はゲストハウスになっている。
時期によっては1泊500バーツから。
詳細は、以下からどうぞ。
⇒アゴダ
アイリッシュローバー
まことに蛇足ながら、店名の由来となったであろう曲も紹介しておく。
Irish Roverは、元々アイルランドのフォークソングというか民謡。
イギリスのバンド、ザ・ポーグスがザ・ダブリナーズと組んでヒットさせた。
名曲である。
The Pogues & The Dubliners
The Irish Rover
イギリスやアイルランド系ファランを相手にするには、彼らのバックボーンにこういうった音楽が流れていることを理解しておくと、話がしやすいかも。
酒と女に溺れた野郎たちが流れ着く。
まさにパタヤみたいなもんだな。
ちなみに、現在のイギリス人にとって、クリスマスソングといえば、ポーグスの「Fairytale Of New York ニューヨークの夢」なのだそうな。これまた、とんでもない名曲なんで、当然だけど。
まずは名盤の誉れ高いサードアルバム「堕ちた天使」からどうぞ。
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