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タイ入国情報

タイのトラベルバブル構想進行中。外国人受け入れ1日1000人へ。

投稿日:2020年6月15日 更新日:

本日、タイでは規制緩和第4フェイズが実施となった。
すでに昨日からは夜間外出禁止令も解除されている。
が、いまだに非常事態宣言は続いているし、外国人のタイ入国は実質不可能の鎖国状態のままだ。

先週末から今週にかけて、外国人のタイ入国に関する動きが出てきた。
いわゆるトラベルバブルの検討である。

タイのトラベルバブル(Travel Bubble)

以前から何度か取り上げているトラベルバブル。

関連記事:トラベルバブル:日本とタイの二国間協議で旅行泡圏は形成されるのか

二国間ないし多国間で協定を結び、入国制限を緩めて、お互いの国を自由に行き来できるようにする取り組みだ。
同じ泡の中に入っている国同士なら感染リスクを抑えられるという見通しのもとに構築される。
それをトラブルバブルと呼ぶ。
もしくは、トラベル回廊とかコロナ回廊とも呼んだりもする。

さて、タイでもトラベルバブル形成の動きが徐々に本格化してきた。

先週の段階で、政府スポークスマンが記者会見でトラブルバブルの検討に入っていると発表した。
トラベルバブルの検討対象は、オーストラリア、ニュージーランド、カンボジア、中国、香港、マカオ、日本、ラオス、ミャンマー、韓国、ベトナム、いくつかの中東諸国となっている。

外国人のタイ入国1日1000人受け入れ案

さらに週末には動きがあり、トラブルバブルの実施計画について外国人受け入れ人数や規制内容についてのコメントが発表された。

外国人の受け入れは1日1000人。
14日間の強制隔離検疫は免除される。
ただし、出発地の国を出る前に検査をし、入国時にも再度検査を行う。
また、タイに入国後に、国内のどこでも自由に移動できるわけではない。訪問可能な地域は限定され、追跡アプリを通して現在地は追跡されるシステムを導入する。

対象となるのは、ビジネス目的と医療目的に限られる。
医療目的とは、いわゆる医療ツーリズムというもので、タイの高級病院で検査なり治療をすることを目的として旅行すること。

一般的な観光客の受け入れについては、そのあとの話になる。まだまだ時間がかかるだろう。

外国人受け入れ再開について、保健省、観光スポーツ省、内務省、外務省など関係各省を集めて会議が開かれているが、各省庁での思惑が微妙に異なっているようで、まだ意見はまとまっていないように見える。
治安当局は反対の姿勢で、観光スポーツ省は経済回復のため早期に外国人を受け入れたい。
保健省大臣のコメントでは、すでに中国、韓国、ニュージーランドの在タイ大使と会談をもったが、その中に日本は含まれていないようだ。
タイ入国を認める対象国は慎重に検討する必要があるという。

現在は海外に足止めされているタイ人の帰国フライトのみが許されている。
帰国してきたタイ人には、14日間の強制隔離検疫(State Quarantine)が必要。
もしも、外国人受け入れを再開しても外国人には隔離検疫が免除となると、タイ人の反発を招くことは必至。

すんなりと決まることはなさそうだ。
トラベルバブルの詳細については、政府内で議論されていく。

参照:Bangkok Post

また、プラユット首相は、トラベルバブルには厳しい制限が含まれると明言した。
目的地、訪問人数、フライト、出発地など。
政府は、外国人入国者が訪れることができるエリアについて審議している。
訪問可能エリアにではソーシャルディスタンスなどの感染対策が必要で、もしも問題があった場合は、そのエリアは閉鎖される可能性がある。

観光客は自由に歩き回ることはできない。オープンになり感染対策管理能力があるエリアのみ移動することができる。これは外国人観光客を受け入れるためのガイドラインである、とコメント。

参照:Bangkok Post

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国際線フライトの再開は?

現在のところ、タイへの国際線旅客フライトの再開時期についての発表はない。
6月30日までの禁止措置は継続している。

タイ民間航空局は、明日16日に各航空会社と国際線フライト再開について会談を始めるとのこと。
運行再開にあたり、感染拡大防止策を徹底させる必要がある。機内や空港でのソーシャルディスタンス、機内食サービス、検疫エリアなどの防止策だ。
他国内の感染状況や、どのルートでのフライトを再開させればいいか、考慮すべき要素は多い。
トラベルバブルの提案については、来月から実施されるための準備が整う見通しではないともコメント。

参照:The Nation

まとめ

急に国際線フライト再開とトラベルバブルの動きが活発になってきたが、まだ正式には何も決まっていない。

大雑把な手順はわかってきたが、具体的な内容については未決定。
入国後の移動制限については不可解な点も多い。
いったい、どこのエリアなら入れるのか。
追跡アプリを必須とするようだが、スマホを部屋に置いたままにすれば、簡単に移動できてしまう。

どの国からの入国が認められるかについての決定もなされていない。
中国とニュージーランドあたりが優先されそうな気配があるが、まだわからない。
日本が優先的にトラベルバブル圏に含まれるかは、正直なところ、難しいかなとも思う。

詳細はこれから詰めていく段階。
今の時点であれこれ詮索したり、やきもきしてもただ拙速なだけ。

ただ、今週には大きな動きが発表となりそうな情勢。
まずは、水曜日にCCSAで何らかの決定が下されるようなので、その発表を待ちたい。

トラベルバブルが実現しても、まずはビジネス目的と医療目的に限定されるのは間違いないだろう。
一般的な観光目的での入国はまだ先の話。
ビジネスの次に、結婚ビザや投資ビザや留学ビザやなどの長期滞在ビザ持ちの入国が認められるようになっていくとは思われるが、まだまだわからない。
ノービザでの観光目的入国が認められるのはいつになることか。

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