パタヤ千夜一夜

タイ・パタヤでの沈没日記とアジア夜遊び旅行記。パタヤグルメ情報、ホテル情報多数。

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バイオハザード、アウトブレイク、そして復活の日

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パタヤで新しい部屋に引っ越してからはソファに座りながら大画面テレビでビデオを見ることが多くなった。
アマゾンプライムビデオを見まくりである。

特に中国正月前後からはあまり外出もせず、ひたすらビデオを見ていた。中国正月中のパタヤは中国人観光客だらけになるからあまり出かたくなかったし、そのあとは感染流行が少々怖かったからだ。
「ウォーキング・デッド」シリーズをシーズン9まで全部一気に見たり、「24」を全シリーズ見たりと、パタヤ沈没者にしかできないようなことをやっていた。

普通の映画もたくさん見ている。
その中でも、今回は、パンデミックやウイルス感染ものの映画を3本紹介。

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バイオハザード

前述のように、ウォーキング・デッドをシリーズ1からひたすら見ていた。
元々ゾンビ映画は好物。
その流れで見たのが、『バイオハザード』だ。
2002年アメリカ・イギリス合作映画。

原作となるゲームのバイオハザードは、任天堂のDS版でプレイした。

映画版はこれが初見。

ゲーム版と同じく洋館から物語は始まる。
が、あとはまったく別物。

主人公アリス役のミラ・ジョヴォヴィッチがいい。とにかくいい。レックなノムも拝むことができる。シーチョンプーなフアノムがかわいい。いや、顔もいい。スタイルもいい。動きがいい。とにかくいい。
ミラが記憶をなくした状態で自分自身と事態の謎に迫っていく。
途中からはれっきとしたゾンビものに。
ゾンビに群れから脱出する過程で仲間がゾンビ化していく。血清を手に入れてからくも危機を乗り越える。
うん、ちゃんとゾンビ映画としての筋はわきまえている。
そこにミラ・ジョヴォヴィッチが絡むわけである。
映像はいいし、アクションもいい。
恐怖満載のホラーというほどではないが、随所に背筋が凍る場面あり。
侵入者迎撃システムのレーザーが迫るシーンはとにかく痛い。人体輪切りはトラウマものである。
徐々に謎が解けていく展開もいい。

これはよくできた映画。
まあ、ラストは明らかに続編狙いなのがちょっと興醒めするが、それはそれでいい。
満足度の高い映画である。

調べてみると、バイオハザードは全部で6作もあるじゃないか。

たまたま5まではアマゾンプライム特典で無料視聴可能。
期間限定だったため、一気に見る。
感想も一気に書く。

バイオハザード2 アポカリプス

1の続き。
オープニングからミラのレックなノムがまた拝める。うれしい。
1はウイルス開発施設という閉ざされた舞台だったが、2はラクーンシティという都市全体が舞台となる。
ウイルス感染を阻止するためラクーンシティを管理するアンブレラ社は街を閉鎖してしまう。
まさにロックダウン。
反抗するやつは容赦なく銃撃。

はぐれもの女刑事のジルがかっこいい。
そして、ミラ・ジョヴォヴィッチがどんどん戦闘能力を上げていく。
ゾンビが大群で襲ってくるところはゾンビ映画の定番として文句なし。

が、ネメシス計画で変異した巨大化人間は、もはやゾンビものではなくプレデターみたい。
それでもプレデターをぶっ倒すミラ、かっこいい。
お次はアリス計画発動らしい。
さっそく3作目も見てみよう。

バイオハザード3

おいおい、今度はマッドマックス2かよ。
いきなり世界破滅後の話。
ソンビが跋扈する世界でかろうじて生き残った人が、他の生存者に銃を向ける。これはウォーキング・デッドそのまんまだな。いや、バイオレンスジャックといえばいいか。
ミラのノムはもう拝めないみたい。残念。でも戦闘力は健在。というか超能力まで備えてきた。
どんだけすごいウイルスなんだ、Tウイルスは。
ミラ、無敵。

バイオハザード4 アフターライフ

世界がほぼ滅びても、その原因となったアンブレラ社はいまだ健在。なおも兵器開発に力を注いでいる。
マッドマックス的な世界でもアンブレラ社だけは綺麗なまま。
しかもアンブレラ社の本拠地は東京となる。
社員たちの多くは日本人。日本語も飛び交っている。

ゾンビ映画というより、アクション映画としてはすごく楽しめるかと。
でもアクションの動きがあまりにもマトリックスしていてちょっと残念は部分はある。

バイオハザード5 リトリビューション

また日本が舞台に。
中島美嘉もゾンビに。
今度は、疑似現実SFものみたい。またマトリックスか。いや、攻殻機動隊か。
なんだかよくわからないシリーズになってきた。
おもしろいといえばおもしろいが、退屈と言えば退屈。
そして、ミラのノムなレックはもう拝めない。

バイオハザード ザ・ファイナル

ザ・ファイナルが6作目。これで完結。
最期まで見届けるべきか迷ったが、プライムビデオ無料特典じゃないし、まあいいかと放置。
というわけで見届けずに終わってしまったバイオハザードシリーズである。
どうせミラのノムは見られないだろうし、もういい。

1は文句なしに面白い。傑作だと思う。
2もいける。続編として申し分なし。ゾンビもの、ウイルス蔓延による都市封鎖ものとして楽しめる。
3はマッドマックス2やウォーキング・デッドが好きな人なら見てもいいかと。
4と5はなんだかもういいやという感じ。

というわけで1と2はおすすめ。3もオッケー。
シリーズ全部見る必要はなさそう。

3月29日時点では、アマゾンプライム特典には含まれていないが、レンタル料金が199円。
とりあえず1だけでもどうぞ。

アウトブレイク

続いては『アウトブレイク』。
1995年制作のアメリカ映画だ。
監督はウォルフガング・ペーターゼン。
主演はダスティン・ホフマン。
モーガン・フリーマンも出ている。
なかなかのメンツ。

テレビで放映されているのをちょろっと見た記憶があるが、通しでしっかり鑑賞するのは初めてだ。
まあおもしろい。
よくできているわ。
さすが一流スタッフで制作したハリウッド映画。

アフリカで発生したウイルスがアメリカに運ばれ、あれよあれよと人に感染。
映画館で観客が咳をして、ばらまかれていくウイルス。
ウイルスが蔓延していくさまは、このご時世にあっては、実にリアルに迫ってくる。怖い。
そして、街が封鎖される。ロックダウンだ。
やっぱり街から逃げようとする人がいる。軍が街を包囲しており、アンブレラ社よりは穏健だが、最後は力づくで阻止する。逃げる車にロケット砲発射。
ロックダウンとはこういうものだと思い知らせてくれる。

ダスティン・ホフマン演じる主人公は、軍人ながら好き勝手に行動する。とにかく強引。でもすごく有能。
途中、ダスティン・ホフマンがジャック・バウアーとダブって見えた。
いや、アウトブレイクのほうが24よりも先なんだが。
あ、よく見たら、ジャック・バウアー役のキーファー・サザーランドの父君であるドナルド・サザーランドが出演しているではないか。

ウイルス感染もの、パニックもの、アクションもの、軍隊もの、犬もの、復縁する夫婦ものなどなどの要素をぶち込み、1本の映画としてすごくよくまとまっている。
本当によくできている。

見て損なし。
おもしろい。

これも現在はアマゾンプライム無料特典からは外れているがレンタルで199円。
199円以上の価値は間違いなくある。

復活の日

最後は日本映画だ。
『復活の日』である。
1980年公開の角川映画。
英題はシンプルに、Virus。潔いタイトルだ。

小松左京の原作小説が出版されたのが1964年のこと。
角川春樹はこの小説を映画化するために映画製作へ乗り出したと言われている。
原作出版から16年を経て、ようやく映画化に至った。

小説の『復活の日』は、むろんリアルタイムではないが、きちんと読んでいる。
角川ハルキ文庫版と角川文庫の旧版の2冊を持っているほどだ。
名作中の名作。

でも映画版を見るのはこれが初めて。

ハリウッド俳優も多数出演して、セリフのほとんども英語。ロバート・ボーンがいい。
日本映画とは思えぬスケールで映画化されている。
実際に南極をはじめ世界各地で撮影された映像がうつくしい。
日本映画としては屈指の大作だ。

ストーリーは、ウイルスによる人類滅亡もの。
細菌兵器として開発されたウイルスが、事故によりアルプス山中に放出されてしまう。
その結果、イタリアで最初に感染が広がる。当初はイタリア風邪と呼ばれたが、またたく間に世界中へ感染拡大していく。
治療法はなく、どんどん人が倒れていく。
若者たちはウイルスのことをなど知ったことかとディスコで踊り狂い、そして倒れていく。
医療崩壊を起こす医療現場。
積み上げられて、そのまま焼かれていく死体の山。
ついには世界中にウイルスが蔓延。
残された人類は南極基地にいる隊員と、ウイルス蔓延前に海中に潜っていた潜水艦乗組員だけになった。ウイルスは極寒の地では活性化しないのだ。
潜水艦も南極へやってきて、南極こそが人類最後の砦となる。
ちなみに、現在リアル世界を席巻しているウイルスはすでに4大陸すべてで感染が報告されており、残されたのは南極大陸のみ。

ざっくり言えばこんな感じだが、これはまだ前半部分。
南極基地での人類生き残り計画やら、中性子爆弾による二度目の人類滅亡やら、もう中身はてんこ盛り。
ラストへ至る情景も強烈。
実に壮大な映画である。

ウイルスの細かい設定な映画版ではあまり説明されていないが、原作のほうではしっかり説明がなされている。
当初は単なるインフルエンザの一種だと思われていたが、治療法は見つからず、ついには極寒の地である南極以外の人類は滅んでしまうことになるのだった。
なんとも身につまされる設定となっている。

映画版は、演出上の問題や、資金面の問題や、ロケ地の問題もあって、ツッコミどころがいろいろあるのも確か。
南米大陸を徒歩で縦断するのに、なぜか高地にあるマチュピチュ遺跡を一生懸命歩いていたりとか。映像がうつくしいからいいけれど。

過去の名作映画へのオマージュとも取れるシーンも多い。
潜水艦から滅亡した地表を潜望鏡で眺めるのは、『渚にて』(映画もしくはネビル・シュートの小説)
南極が舞台となるのは、『遊星よりの物体X』(もしくは原作のジョン・W・キャンベル jr.『影が歩く』。ジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』は1982年作なので映画版の『復活の日』よりも後)
核戦争をはじめようとする狂った軍人は、『博士の異常な愛情』かなと思ったが、調べてみると、公開されたのが1964年。小説『復活の日』が出版も1964年だから、映画版『復活の日』は影響を受けていると考えてよさそう。

映画本編の尺が約2時間半。
中身が詰まっているとはいえ、たしかに長い。
途中、ちょっとダレかけるところもある。
でも必ず最後まで見てほしい1本だ。
決して名画と言われるレベルではないにしても、今こそ見ておくべき映画だと思う。

3月29日現在では、アマゾンプライムビデオ特典で無料視聴可能。
プライム会員になっていれば無料で見られる。

個人的には、原作小説のほうがおすすめ。
1964年出版。実に56年前である。
冷戦真っ只中に書かれたものだし、半世紀以上前の知見に基づかれたものだから、さすがに古い部分もある。
でも今でも充分通用する内容。
最初に読んだときは、熱中して読みふけったのを覚えている。
この現在の状況を思えば、小松左京の偉大さがいやというほど痛感できる。

文庫本はいまも版を重ねているし、キンドル版も出ている。
わたしは現在パタヤにいて、日本の自宅の書庫で眠っている二冊の『復活の日』を手にすることはできない。
キンドル版で3冊目を購入して、静まりかえったパタヤの夜に読み返してみようかと思っている。
パタヤ復活の日を願いながら。

まとめ

バイオハザードでもやりながら自宅でゲーム籠もりもいいけれど、映画や本で過ごすのいいもの。
今回取り上げた映画3本の中では、『アウトブレイク』が映画としては一番おもしろいと思う。
そして、小説の『復活の日』は必読。
いいから読め。すごいから。

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