ソイ7とソイ8を結ぶ路地のただなかにあるベラヴィスタに泊まってみた。
ソイ7とソイ8界隈では古くからある老舗の格安ホテルだ。
元々だったのか、途中でそうなったのかは不明だが、イースティニーグループの一員になったようで、ホテル予約サイトの登録名は、イースティニー ベラ ヴィスタ ホテル (Eastiny Bella Vista Hotel)となっている。普通はベラヴィスタで通じる。
安いし便利だから一度泊まってみたかった。
まあ、やっぱり便利です。しかも1泊600バーツ。安いね。
(2025年1月追記:パンデミック中は一時閉鎖されたが、その後営業再開。料金やや高め)
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目次
イースティニー ベラ ヴィスタ ホテル (Eastiny Bella Vista Hotel)
間口は広く見えないが、奥まで建物が続いている。意外と大きい。
屋根付きの駐輪場が玄関脇にある。
玄関前にベルボーイが常駐。すごく愛想がいい。
入って右手にレセプション。左手が小さなレストランとなっている。
レセプションの愛想もいい。とてもフレンドリーな雰囲気だ。
チェックイン時に喫煙か禁煙かを指定可能。
ベルボーイが部屋まで案内してくれた。
ロビーを抜けて、ドアを開けてさらに内部へ。
奥にエレベーターあり。
建物全体が古びている印象だが、決して汚くはない。
スーペリア・ディライトルーム部屋内部
予約したのはスーペリア(ディライトルーム)というグレード。名前は輝かしいが、実際は一番下のグレードだ。
とはいえ、予約はがらがらのようで、角部屋を用意してくれた。ひょっとしてグレードアップされているかもしれない。が、部屋の広さからすると、普通のスーペリアルームだと思われる。
ルームキーは普通のシリンダー錠。
部屋の電気はカードを刺して通電させる。
エアコンのリモコンは壁固定式。室温調整は3段階のみ。効きは良かったんで特に問題なし。
建物同様、部屋も古臭い。
壁や床の汚れが目立つが、そこまで不潔でもない。
よくあるパタヤの安宿って雰囲気だ。
ベッドはクイーンサイズ。やや小さめ。
ベッド片側にサイドテーブルと読書灯。
テレビは旧型のブラウン管。
テレビ台の上に、無料の水が2本とグラス。
冷蔵庫の中には、さらに水が入っているが、こちらは有料とのこと。
ライティングデスクと椅子。
PC作業するには十分な広さだが、コンセントが近くにないのが難点。
クローゼット内にはハンガーのみ。
セーフティボックスはレセプションにある。
利用可能時間は、朝8時から夜9時まで。
喫煙希望にしたので、もちろん室内で喫煙可能。灰皿も置いてある。
バルコニー
床も壁もかなり傷んでいる。
置いてあるのはエアコンの室外機くらいなもの。
壁には誰かが作成した洗濯物干し。
ここは角部屋。
眺めはこんな感じ。
ソイ7とソイ8を結ぶ路地が下に見える。向こう側にソイ7。
すぐ横は、朽ち果てた元カラオケ店。
夜の様子
この立地なので、バーからの騒音が気になるところ。
ホテルの真横は小さいながらバービア群となっている、生バンドの演奏も入っている。
さぞ爆音だろうと思いきや、実際はあまり気になるレベルではなかった。
この角部屋の配置が良かったのだろう。廊下に出て、反対側へ進むと、かなりうるさかったんで。
このあたりは運次第といったところか。
また、現在のソイ7とソイ8は、やや規制が厳しくて、深夜2時を過ぎると基本的には音楽が禁止となる。
よって朝方まで爆音で悩まされる心配はないけれど、これも当局の指導次第なんで、どうころぶかわからない。
浴室内
くたびれ感満載。タイルもかなり汚れている。
ごく普通のタイ式ユニットタイプ。
シャワーを浴びると洗面台床はずぶ濡れ。
シャワーの湯量は問題なし。温度も高い。熱々のシャワーが浴びれた。
洗面台は狭いが、ここの蛇口からもお湯が出る。髭剃りには便利。コンセントもあって、照明もある。まあ、いいんじゃないでしょうか。
アメニティは、しょぼい。
固形石鹸、袋詰のシャンプー、シャワーキャップ、綿棒。
歯ブラシや櫛はない。このクラスに歯ブラシを求めてはいけません。近所のコンビニで買いましょう。
ま、古い安宿にしては上出来じゃないでしょうかね。
充分です。
Wi-Fi無料
ブラウザでログインする。
ログイン名とパスワードは、チェックイン時に教えてもらう。
ログイン名もパスワードも同じものだった。
接続は良好。通信速度はけっこう早い。
動画サイトもさくさく見れる。
ただし、ちょこちょことログアウトされるのが難点。
ジョイナーフィー無料
イースティニーグループはJF無料。必ず宿泊人数二人で予約すること。
今回は未確認ながら、IDカード預けありのはず。
館内整備
レストランがあるが、昼間と夜間はあまり稼働している様子はない。
朝食は食べられるようだ。
アメリカンブレックファーストが165バーツ。
朝食付きの宿泊プランがあるんで、この価格を参考にして、差額を計算してほしい。
ただし、近所にはこれより安いブレックファーストの店がたくさんあるので、無理に朝食付きにする必要はなさそう。
スイミングプールはないが、系列ホテルであるイースティニーセブンのスイミングプールが利用できる。ただし、1回100バーツ。
ソイ7界隈でスイミングプール付きのホテルをお望みなら、フリッパーハウスがおすすめ。
屋上プールはそれなりにリゾート感あり。
部屋によってはバスタブ付きだ。
地図と周辺施設
ビーチまでは徒歩3分くらい。近い。
セントラルフェスティバル(センタン)も徒歩圏内。
ウォーキングストリートへはビーチロードでソンテウに乗れば、ものの5分ほど。
なんといってもソイ7とソイ8の間というバービア好きには最高の立地。
セカンドロードを渡って少し歩ければ、ソイニュープラザとソイメイドインタイランドという2大バービア通りもある。
ソイLKメトロへは、ソイブッカオまで出てソンテウに乗ればいいが、ぎりぎり徒歩圏内。
ビーチロード近くという観光エリアのため、ローカルな食事どころは少なめ。ソイ7のセカンドロード入口のコンビニ前に小さな屋台食堂群がある。クイティアオも食べられる。
あと、夕方から夜間にかけては、ソイ7とソイ8に大量の屋台が出没するので、ローカルフード目当ての人も楽しめるはず。
洋食系レストランは充実している。
セイラーレストランはブレックファーストとステーキが売り。
関連記事:【パタヤのファランな朝食】セイラーバーレストランのアメリカンブレックファーストは70バーツへプチ値上がりしたけど、満足度は高し
関連記事:セイラーバー&レストランのコルドンブルーは120バーツ。あふれだすチーズとカツの相性がいいね。じゃがバタもうれしい。
すぐ隣のレストランもブレックファーストからステーキまで揃っている。
関連記事:Olala soi7 レストランのブレックファーストと洋食メニュー
セカンドロード沿いには、オーストリア料理やドイツ料理も。
関連記事:DOMICILの日替りメニュー。ヴィーナーシュニッツェル、パリ風シュニッツェル、カレーブルスト。
関連記事:ドイツ料理レストラン、Brauhausのジャーマンブレックファースト
朝から夜まで食事に困ることはないはず。
また、コンビニは近所にいくらでもある。
とにかく便利な立地です。
宿泊料金と予約先
Agodaで予約すると、606バーツだった。1900円ほど。
さらに調べてみると、5月下旬だと、なんと483バーツと出た。
ゲストハウスではなく、いちおうちゃんとしたホテルで、しかもこの立地条件を考えると、500バーツ切りはかなりの破格値。
まあ、安いのにはそれなりのわけがあるわけで、マイナス点もしっかりわきまえていれば、利用価値はあるかなと。
まとめ
部屋は古くさいが、安宿に慣れている人間なら問題なく過ごせるはずだ。
安宿に耐性がない人や、リゾート感や高級感を求める人は、ゼッタイに泊まってはいけない。
昼はビーチへ出たりセンタンへ行ったりだらだらして過ごし、夜はひたすらバービアめぐりで飲み歩きたい人には格好の立地だ。しかも安い。
が、ハイシーズンでも1000バーツの価値はない。
他のホテルが値上がりしているようなら、候補に入れてもいいかもしれない。
夜中まで飲み歩いて、寝るのは朝方という人にはとにかく向いている。
イースティニーグループは、ソイ7とソイ8にあと3軒ほどホテルがある。順次リノベーションしていくようだ。
ソイ10のイースティニーレジデンスはリノベーションを終えて、まずまず綺麗になっている。
関連記事:リニューアルしたイースティニー レシデンス (Eastiny Residence Hotel)宿泊レポート@ビーチロードソイ10
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