手配した航空券
ついに始まったパタヤ発アジア夜遊び紀行。
出発前夜は、どきどきしてなかなか眠れなかったのを覚えている。
海外旅行に出かける前はいつもそうだ。 遠足前夜の小学生とちっとも変わらない。
用意したのはユナイテッドのマイレージプラスでゲットした特典航空券。
この長期旅行のために、普段から、しこしことマイルを貯めておいたのだ。
日本→バンコク→ジャカルタ→(陸路移動)→バンコク→日本 (タイ国際航空利用)
という、オープンジョーと呼ばれる特殊なタイプ。
正確には、バンコク経由ジャカルタ行きのチケットで、バンコクにストップオーバーする形となる。
これでも必要マイルが3万だけだった。
(2014年から必要マイル数が変更になったので、現在は無理。)
本来なら、復路のジャカルタとバンコク間も搭乗する必要がある。
が、ジャカルタからバンコクへは陸路で行くからと、チケット発券時にあらかじめキャンセルしておいた。
特典航空券の場合は大丈夫だろうけど、予め指定しておいた区間に搭乗しないと、ノーショーとして手数料を取られるケースもあるので。
一応、すべての日程は決めてある。 日本帰国のフライトは約4ヶ月先に設定しておいた。
けれども、ほぼオープンチケットの扱いなので、日程変更は自由だ。
まさに、自由な旅。
これがマイレージ特典航空券の利点。
急用ができたり、急病になったり、飽きたりしたら、すぐに日程変更して帰国することができる。
もちろん、特典航空券枠に空きがあればの話だけど。
また、条件によっては変更手数料がかかる。
複数都市にまたがって旅行するときは、ストップオーバーを利用したり、オープンジョーチケットを手配すると旅がすこぶる。
はじまりはパタヤ
とはいえ、まずは慣れ親しんだパタヤから旅は始まる。
日本からの同行者が二人いた。
人生においても、パタヤに関しても大先輩の二人である。
最初の10日間ほどは3人でパタヤで遊ぶ事になっていた。
まあ、これまでのパタヤ短期滞在と変わらない感じで過ごそうと決めていた。
バービアでペイバーして、数日間まったり過ごすパターン。
最初の数日、お相手の名前と働いているバービアの場所のメモが残っている。
が、ちっとも思い出せない。
レックちゃんとアムちゃん。
うーん、ありふれた名前すぎて、まったく顔が浮かんでこない。
写真も撮っていない。
たぶん、記憶に残す必要がないと、わが煩悩まみれの脳みそが判断したのだろう。
強く記憶に残っているのは、ノースパタヤのバービアで出会ったナムちゃん。
これまたありふれた名前だけど、ばっちり記憶に残っている。
イサーン出身。19歳。
顔は、まあまあかわいい。
おまけに巨乳である。
だが、お腹もぷっくりと出ている。
一度ペイバーしてからは、ずっとナムちゃんと一緒。 ホテルのプールで遊んだり、連日のように映画を見に行ったり、ムーガタを食べに行ったりと、ありふれたパタヤ滞在。
ナムちゃんは、名前に反して、泳ぎがとてつもなく下手くそだった。 ほとんど溺れかかっていたくらい。
ちなみに、このプールは「ドゥアンナムイン」というホテル。
わたしの当時の定宿だった。
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突如、コラートへ行くことに
さて、同行していたK氏には、以前にバービアで知り合った懇意の女性がいた。
もうすでにバービアをやめて故郷のコラートに戻っているが、K氏の訪泰に合わせて、パタヤへやって来ていた。
で、わたしの友人二人は10日で帰国。 K氏のお相手も当然、故郷のコラートへ戻る。
ここでK氏に提案された。
「一緒にコラートの実家へ行ってみては?」
いずれ彼女の実家へ挨拶に行くことになるかも。
でも、さすがにいきなりイサーンの田舎へ行くのは抵抗がある。
彼女がどんな家に住んでいるのか、下見して来てほしい。
そんな感じの、提案というより依頼だった。
いつも金銭的にお世話になっているK氏の頼みである。
断るわけにはいかないだろう。
それに、これもいい機会だ。
いずれ、わたしもイサーンには行くつもり。
地元民と一緒にパタヤからイサーンへ行ければ、これほど強い味方はいない。
そんなわけで、元バービア嬢の実家訪問決定。
旅の行き先なんて、成り行きまかせ。
そんな旅行のほうが楽しい。