ジャカルタ到着
スワンナプーム空港からタイ航空でジャカルタまでフライト。
同じ東南アジアだから近いかと思いきや、3時間半もかかった。
意外と遠い。
バリ島は行ったことがあるので、これがインドネシア二度目だ。
でも、ジャワ島は初上陸。
期待と不安で胸が高まる。
節約派なので、ジャカルタ空港から市内中心部へ、エアポートバスを利用。
終点のガンビル駅まで。
ちなみに、この2012年当時のレートは、1万円札を両替すると、約108万インドネシア・ルピアとなっていた。
桁が多すぎて、非常にわかりにくい。
ざっくり、ゼロを2つ取れば日本円に置き換えられる。
現地の人が英語で数字を言う時は、1000を基準にしていた。
つまり、10,000ルピアなら、「テン・サウザンド」という。
でも、そのサウザンドを省略しているケースも多い。
宿は、バックパッカーの間では有名なジャラン・ジャクサ。
ジャカルタのカオサン通りとも呼ばれるけど、実際は、かなりしょぼい。
立地条件もあまりよくない。
特に夜遊び派には、まったく向いていない。
ゲストハウス自体もタイよりレベルは低いかも。
もしもジャカルタで夜遊びしたいなら、ジャラン・ジャクサに泊まってはいけない。
それは、バンコクで夜遊びや風俗に通うのに、カオサン通りに泊まることと同じ。
とても不向きな場所にある。
ジャカルタでホテルを取るなら、マンガブサール通り近辺がベストだろう。
やはり有名なのはここ。
ロカサリープラザの目の前。ローソンも近い。
ホテル・トラベルは徒歩圏内。
しかも、スパークスホテル内にはディスコやイメクラヘルスもあるそうな。
ここに泊まれば、とりあえず大丈夫そうだ。
さて、日中に観光も少ししたけれど、ばっさり割愛。
ジャカルタは政治と経済の中心地。
でも、いわゆる観光地ではない。
はっきり言って、観光には適していない。
photo credit: kucluk oye via photopin cc
ジャカルタの夜を捜索
ジャカルタには、とりあえず2泊した。
で、肝心の夜遊びのほうなのだが、、
正直に書こう。
結果から先に言えば、惨敗であった。
何もできなかった。
簡単に経緯だけ。
ブロックMをまわせ
ジャカルタの夜といえば、ブロックM。
これは、夜遊びに興味のないころから知っていた。
バンコクでいうところの、タニヤみたいなもの。
日本人向けのラウンジやカラオケ店が集まっている。
トランス・ジャカルタと呼ばれる、路線バスに乗ってブロックMへ。
ジャカルタ市内の移動は、トランス・ジャカルタが圧倒的に便利で安い。
バス専用レーンを走るので、それほど渋滞の影響を受けない。
ブロックMの駅周辺は巨大なショッピングモールとなっていた。
かなりの活気だ。
その向こう側に、日本人向けのエリアがある。
が、この辺りの店は、基本的にジャカルタ駐在員向けらしい。
値段もかなりのもの。
貧乏旅行者のわたしには用がない。
探していたのは、もっとローカルな遊び場。
某アジア夜遊び雑誌によれば、ブロックM周辺には格安の置屋がいっぱいあるそうだ。
テキトウに歩いていれば見つかるとも書いてある。
で、さんざん歩き回ったその結果は…
さっぱり見つからなかった。
わからん。
地図くらい載せておいてくれよ、ア○アン王編集部さん。
まあ、いいか。
ジャラン・ジャクサに戻り、ナシゴレンを食べる。
ジャカルタ初日は疲れもあり、あっさりと終了。
ロカサリープラザでTODAY'S COUNTRYを探せ
ジャカルタ2日目は、気を取り直して、コタ地区はマンガブサール通りへ。
ホテルもマンガブサールに変更。
一泊20万ルピアのビジネスホテルにチェックインできた。
部屋は狭いけど、まあまあ快適。
くだんのアジア夜遊び雑誌や、有名サイト「地球の遊び方」の情報をもとに、マンガブサール地区を捜索してみる。
なになに、ロカサリープラザというショッピングモールの2階に若いインドネシア女性が集まるカフェがあるそうじゃないか。
その名も、TODAY'S COUNTRY。
これは行ってみなければ。
ロカサリープラザは簡単に見つかった。
そこからが大変。
いくら館内を探しても、それらしい店もまったく見つからず。
あとで調べてみると、摘発を受けたか何かですでに閉店したらしい。
まったくの無駄骨だった。
最初からもっとちゃんと調べておくべきだった。
ただ、ロカサリープラザ周辺にはいろいろと怪しいスポットがずらり。
スパやマッサージやKTV(カラオケ)の定番スポットのほか、かなり胡散臭いバーなどが目白押し。
が、これまた遊び方がまったくわからない。
まあ、スパやマッサージは、入ってしまえば、あとは自動的にスペシャルという流れになるのだろうけど。
でも、それだと、タイでのMPやスペシャルありのマッサージ屋と大して違いはない。
似たようなところは、マレーシアのSPAでも経験済みだ。
それほど好きな遊びじゃないし、無理してインドネシアで入店する必要もないだろう。
と、自分自身をむりやり納得させて、ロカサリープラザから撤退。
マンガブサール通り
さらに、捜索を続ける。
が、かろうじて見つけたものといえば、ホテルトラベル(HOTEL TRAVEL)くらい。
ここはさすがに有名で、場所の説明もネットで読めた。
ホテル併設の置屋のようなところらしい。
軽くドアを開けてみるも、システムがよくわらかず、やっぱりやめる。
我ながら、何やってるんだか。
まったくヘタレもいいところだ。
周囲にも、少々怪しげな店がありそうな雰囲気なのだが、これまたはっきりわからない。
Gajah Madaという大通り沿いに、スパやディスコが入った複合施設がいくつもあるようで、そちらもいろいろと歩いてみたものの、これまたよくわからない。
第一、店名すらあやふやだったので、見つかるわけがない。
失意と無念を抱いたままホテルに戻る。
ジャカルタの夜遊びは情報がないと厳しい
この2012年当時、インドネシアの詳しい風俗情報を手に入れるのは少し面倒だった。
タイの情報に比べてはるかに貧弱。
いわゆる夜遊び本は発行されていない。
ネット上の情報でも、詳しい店名が伏せ字になっていたり、行き方や場所が書いていなかったり、果ては有料ページでしか読めなかったりと。
実際のところ英語サイトも含めてきちんと調べれば判明したんだろうけど、わたしはかなり甘く見ていた。
行けばなんとかなるだろうと。
甘かった。
森公美子のダイエットやタイのアイスコーヒーくらい甘かった。
バンコクのナナプラザやパッポン、パタヤのウォーキングストリートのように、夜遊びスポットや風俗店が固まっているわけではない。
広い街に点在している。
しかも表向きは風俗ご法度のイスラム国家である。
インドネシアのイスラムはかなり戒律がゆるいようだけど、タイやフィリピンや日本の繁華街のようなネオンぎらぎら通りはお目にかかれない。
ホテルやスパの中に隠れているし、置屋なども表に人が立っているわけではない。
かなり見つけづらいのだ。
もちろん、普通に旅行するぶんにはまったく問題なし。
なるべく安いローカルな交通手段での移動も難しくないし、飛び込みでのホテル探しもどうってことない。
個人旅行に慣れていない人は、少し戸惑うかもしれない。
でも、あらかじめネット予約でマンガブサール周辺のホテルを確保しておき、空港からタクシーに乗れば、大丈夫だろう。
あとは夜遊び情報と簡単なシステムさえわかれば、たぶん遊べる。
(追記)
2015年9月現在、ネット上にジャカルタ情報が多く出回るようになってきた。
カリジョドなどのローカル向け激安置屋街の情報すら地図付きで載っている。
かつては、一部マニアや駐在員が持っていた情報が表に出てきたような印象。
また専用の書籍も発行になった。
というわけで、惨敗に終わったジャカルタ夜遊びであった。
まあ、普通にジャカルタ市内の様子を見てみたかった部分も大きいので、その点は満足しているんだけど。
でも、やっぱり心残りだ。
いつかジャカルタ復讐編を実行しようと思っている。