26日目
あと2泊でパタヤ滞在も終わり。
そろそろ、荷物の片付けを考え始めねば。
とりあえず、買い置きしてあった食料のたぐいを処分してしまおう。
食パンがあまりそうなので、これも昼飯にする。
コンビニでパスタを購入。
冷凍もののカルボナーラ。
写真の色合いが悪いが、まあ無難な味。食パンと一緒に食べると、そこそこ腹は膨れた。
おやつには、食べかけのポテチなどを。
これで、かなり片付いた。
【ペイバー二者択一を迫られる】
夜、Bちゃんから、LINEでメッセージが届く。
Pちゃんがようやく田舎から戻ってきたそうだ。
今日からバービアで働き出すので、早くおいでとのお誘い。
解説しよう。
元々、このバービアで最初にペイバーしたのはIちゃんという22歳のバービア嬢だ。
参考→クンチェーナンプラー/久しぶりのペイバーは濃厚なブンブンとなった
そのIちゃんは、すぐに田舎へ帰ってしまった。それからずっと戻ってこず。
で、次に気になったのが、21歳のPちゃん。
そのうちペイバーしようかと考えていたけれど、Pちゃんも田舎へ戻ってしまった。最初は4日間の予定だと言っていたが、なかなか帰って来ない。
そうこうしているうちに仲良くなり、2回ほどペイバーしたのが20歳のBちゃんである。
参考→想定外のペイバーは大当たり
で、なかなか田舎から帰って来なかったPちゃんがようやくパタヤに帰還したわけだ。
まあ、どのみち、このバービアには毎日のように通っているので、本日も飲みに行くことにした。
屋台で食事をすませて、バービアへ向かっていると、バービアのママさんに遭遇。
「PもBもいるよ。あなた、どっちにするの?」
いきなり、そう言われてもなあ。
まだペイバーすると決めたわけじゃないし。
相変わらずオシの強いママさんである。
ママさんに連行されるようにして、バービアに到着。
さっそく、ママさんがわたしの横にPちゃんを座らす。
Bはカウンター内で雑用係。
再会を祝し、Pにレディドリンクを奢って、乾杯。
再会と言っても、まともに会話したのは今回が初めて。
前回は挨拶程度だった。
体調を崩して田舎で寝込んでいたらしい。
それで仕事復帰が遅れたとのこと。
もう体調は万全だから大丈夫。
でも、今日はイサーンからバスに10時間かけてパタヤへ戻ってきて、そのままバーで働いているから、かなり疲れたとこぼしていた。
あとは、年齢やら家族構成やら仕事歴やら、お決まりの質問。
ついで、体をチェック。
顔にはシミとソバカスがうっすらと浮かんでいる。
手足の肌も少し荒れている。
特に手のひらがガサガサだ。
これは農家の手だな。
聞いてみると、やはり実家はコメ農家。
稲を刈るジェスチャーをすると、笑ってくれる。
あまり口数は多くないけど、笑顔が素敵だ。
実に純朴な表情をする。
都会的でちょっと冷めた感じのするBちゃんとは大違い。
で、そのBちゃんも一緒になり、3人で飲んだ。
Bちゃんに話をきくと、もう体調はすっかり良くなったから、今日のペイバーは問題ないとのこと。
Pちゃんには、ペイバーについて何も聞いていないけど、たぶん大丈夫そう。
いい時間になってきた。
これ以上、宴会するとレディドリンク代がバカにならない。
そろそろお暇しなければ。
例によって、ママさんが煽ってくる。
さあ、ペイバーしなさい
どっちの子にするの?
さあ、さあ
とっさに答えられない。
また戻ってくるからと返事を濁すも、ママさんは許してくれない。
ダメ、今決めなさい
しかも、Bちゃんが、Pちゃんをしきりに薦めてくるではないか。
今日はPを連れて行ってあげて、と。
うがあ
昨日はペイバー拒否やら何やらで、もやもや続きだったのに、今日は目の前でどちらか一人を選ばなくちゃいけないのか。
なぜかは知らないけれど、Bちゃんは、くどいほどPちゃんを薦めてくる。
当のPちゃんは、何も言わず素朴な笑顔を浮かべるのみ。
ええい、今日はPちゃんだ。
直感的にハズレはないと踏んでいる。
大丈夫だ。
結局、この21歳のバービア嬢Pをペイバー。
いいのか、これで?
【同じバーで違う嬢をペイバーすることについて】
そんなわけで、今回のパタヤ滞在において、このバービアでペイバーするのはPちゃんが3人目となる。
一人目が22歳のIちゃん。
すでに田舎へ帰ってしまっている。でもちょこちょことLINEでやり取りは続けている。
しかもこのIちゃんとPちゃんは、同郷。イサーンの同じ県出身だ。
どこまで深い友人関係かは知らないけれど、接点はあるはずだ。
さすがに怖くて、二人が仲良しかどうかは聞けない。
もう一人のBちゃんは、すでに二度ペイバーしている。
イサーン出身ながら都会っ子である。
性格も明るく、ルックスもよし、サービスも抜群。
洗練された雰囲気。悪いくいえば、ちょっとビジネスライクな感じである。
この3人をこの3週間くらいでペイバーしたことになる。
タイで遊びだしてから、それなりの年数になるけれど、これだけ短期間で、同じバーで違う女性をかわるがわるペイバーしたのは初めてかも。
もちろん、ゴーゴーバーでもバービアでも、時間を空けてなら何度も経験がある。
以前ペイバーした子が田舎へ帰ってしまったり、他に太客ができてしまったとかで、いなくなった場合は、何のためらいもなく他の女性をペイバーする。
特に、ゴーゴーバーなんかは、ごく当たり前な感じ。
数日前にペイバーしたダンサーがいても、相性が悪ければ平気で他のダンサーを選ぶ。
ただし、何度もペイバーしていたダンサーの前で他のダンサーを選ぶのは、ちょっと気がひけるかも。
少人数しか働いていないバービアでは、少々厳しい。
バービア嬢同士の関係が密だろうし、情報の共有もしやすい。
客側としても、狭いバービアでは、すぐに顔を合わせてしまうわけで、何となく気まずい。
知り合いの中には、どこそこのゴーゴーやバービアには、怖くて行けないという人もいる。
ソイ6を歩いていても、わざわざその店だけを迂回。特定のゴーゴーバーにも入らない。
以前何度もペイバーしたり飲んだりした女性がいて、また絡まれるのがイヤだと。
その気持ちはよくわかるけど、よほど変なケンカ別れやトラブルでも起こしてない限り、別に構わないとも思う。
軽く無視すればいいだけだ。
そのうち諦めてくれる。向こうも仕事なのだ。
で、こちらは他のダンサーやバービア嬢を選ぶ。
ただ、すれ違いざまに思いっきり腹にグーパンチを喰らうくらいは覚悟しておこう。
でも、今回のケースはちょっと特殊かも。
Bちゃんが、ビジネスライクなんで、あっけらかんとしたもんだ。
グーパンチを喰らわすどころか、違うバービア嬢を薦めてきたわけだから。
まあ、最も恐るべきは、次から次へとわたし好みのバービア嬢を斡旋してくるママさんかな。
とらえた獲物は逃さない、その手腕。
おみそれしました。
(大人向けの描写は次回に続く。)