デコボコ路面が名物のソイチャイヤプーン。
ファランの間では、ソイピットホールなんて呼ばれることもある。
何度か路面舗装改修工事が行われてきたが、しばらくするとまた穴だらけになってしまう。
現在は、また改修工事を行い、わりときれいな状態となっている。

このような滑らかな路面だ。

多少のツギハギ感は否めないが、これでもかなり綺麗なほうだ。

まあ、どうせ数カ月もすると、穴ぼこだらけになりそうだけど。

パンデミック前のソイチャイヤプーンは、怪しげなマッサージ屋や薄暗いバービアなどが軒を連ねていて、デコボコ路面も合わせて、魔境と呼ぶにふさわしい通りだった。
そんな魔境ソイチャイヤプーンだけど、新しいジェントルマンズクラブや小綺麗なバービアがどんどんと登場してきて、魔境感がかなり薄れてきた。
それでもパタヤ中心部では屈指の怪しいソイであることに変わりはない。
このソイには、インド人もアラブ人も中国人もほとんどやって来ない。基本顧客はファランで、次に日本人、韓国人ってところか。
日本人客は確実に増えていると思う。
最近では日本語で呼び込みを受ける機会も増えてきた。日本語を話すバースタッフに遭遇することもある。
ソイチャイヤプーンのPenguin

で、ソイチャイヤプーンの真ん中あたりにオープンしたのがPenguinというゴーゴーバー。
日系店だ。

工事中のころから気になっていた店だ。

オープン当初、通りかかった際に一度のぞいたことがある。
店の表側にまでお立ち台があり、踊ってこそいないもののダンサーが待機していた。呼び込みを受けたので、中をのぞかせてもらった。小さな店なのはわかった。その時は他に用事があったこともあり、本当に一瞬のぞいただけ。
それから数カ月。
ようやく本当に入店してみることにした。
ハッピーアワーでビールが40%割引という呼び込みにつられた。
日本語の看板が掲げられるようになった。

日本人経営の明朗会計で安心して飲んで楽しめるお店です
日本人経営なのはわかっていたけれど、ここまで日本語で日本人経営を謳う店は珍しいかも。

ハッピーアワーは、19時半から21時まで。
ChangとLeoが60バーツ、シンハーは75バーツ。
センソムは75バーツ。
Leoをオーダーしたが、ちゃんとした瓶ビールだった。
これで60バーツは、そこらへんのバービアよりも安い。
ハッピーアワー以外は100バーツだけど、ゴーゴーバーで瓶ビールが100バーツはお得。
さて、店内。
1階が通常ゴーゴーバースタイル。
1ユニットだけの横に狭い作りだ。
両側に客席があり、中央にステージ。
客席からステージが目の前だ。まさに指呼の間である。
音楽が鳴っていても、普通にステージで踊るダンサーと会話ができてしまうほど。
ステージはさほど大きくなく、踊っているダンサーはせいぜい5人。
接客しているダンサーも5人ほど。
あとは外で待機して客寄せしているスタッフも5人ほど。
ダンサーのレベルは、まあ、ソイチャイヤプーンという立地にしては悪くないかなというもの。
何人かは日本人好みの顔立ちをしている。でも、年齢は少し高めのように思える。スタイルもちょっとくたびれた感あり。でも愛想はいい。日本人からは好まれそうだ。
さすがに若くて可愛くてスタイルのいいダンサーを揃えるのは厳しいだろう。そういう女性はウォーキングストリートのPin-up系列店かPalaceあたりへ働きにいくものだ。
テキトウな席に座ったのだが、たまたま、隣にママさんがいた。
日本人経営店だから、ママさんも日本語で話しかけてくるかと思いきや、普通にタイ語だった。
各種料金やら聞いておいた。
レディドリンクは200バーツ。
バーファインは1500。これは外への連れ出しでのバーファインだ。
上階に部屋があって、そこでショート利用するだけなら、バーファインは600バーツでいいそうだ。
女性に払うチップの額は直接確認。今回は聞いていないが、たぶんショートで3000と言われそうな気がする。上階利用なら交渉次第でショート2000になりそうな気もするが、昨今のパタヤの相場高騰で難しいのかも。
がんばって交渉しましょう。

ちなみに、3階にはカラオケルームもあるそうだ。
ルームチャージは1時間500バーツ。グループ利用なら安上がり。
最近はパタヤでもカラオケルーム付きのバーを見かけるようになったけれど、あまり流行っているようには思えない。
ましてやソイチャイヤプーンでカラオケと言われてもねえ。
結局、店には30分ほど滞在した。
ダンサーを召喚することはなく、ステージ上のダンサーとてきとうに会話して楽しんだり、ママさんと世間話したりして終了。
これで60バーツは本当にお得。
店側にとってはとんだ迷惑客かもしれないが、けっこう楽しませてもらいましたな。
なお、客は日本人2人、ファランが1人、あとバー関係者らしきタイ人男性も飲みに来ていた。
日本人もファランもダンサーを横につけて楽しく飲んでいた。
30分の間に新規客は来なかった。
まあローシーズンの平日に訪問したので、こんなものでしょう。
地図
ソイチャイヤプーンの中ほどだ。
ソイLKメトロからも歩いてすぐに行ける。
閉店は午前2時とのこと。
パタヤ中心部ではバーの営業は午前4時まではいちおう認められるが、ソイチャイヤプーンは従来どおり午前2時閉店の店が多い。
魔境だけに、深夜3時でも4時でも何かしらの勧誘があるのがおもしろいところだけどね。
Penguinの隣は、OXOという比較的新しいバーだ。ジェントルマンズクラブとゴーゴーバーとスポーツバーの間の子みたいな形態の店。

関連記事:ソイチャイヤプーンの新店OXO、ゴーゴーなのかジェントルマンなのかバーなのか
魔境感は薄れてきたけれど、ソイチャイヤプーンはやっぱり楽しいところ。
遊びの幅はかなり広がってきた。
ゴーゴーもあれば、ジェントルマンズクラブもあれば、バービアも多数あり。さらに怪しいマッサージ屋も数は減少したもののいまだに健在だ。レディボーイからも熱心のお誘いもなお継続中。
路面だけでなく穴には気をつけろ。