タイ国鉄によるバンコク大規模輸送交通システムであるレッドラインとパープルラインは、現在、運賃定額制の20バーツとなっている。厳密には運賃最大徴収額が20バーツに均一され、それ以上を払う必要はない。この運賃定額制は2023年10月16日より実施されている。

レッドラインは、ドンムアン空港とクルンテープ・アピワット中央駅を結ぶ路線として外国人利用者も多い。
ドンムアン空港からバンコク中心部へ20バーツで移動できる。

ドンムアン空港にもレッドライン運賃20バーツの表示がしてある。
が、この20バーツ均一運賃は、2025年9月30日をもって終了する見込みだ。
もともと期限付きの施策だったが、タイの政権交代にともない、それ以上の延長はされないと目されている。
これにより、10月1日からは通常運賃体系に戻ることになる。
今は、SRT側が通常運賃徴収再開のための準備を進めているとのこと。
ただし、最終的には新しい運輸大臣の政策によっても左右するため、まだ完全に確定したわけではないようだ。
通常運賃は、レッドラインで、12バーツから42バーツとなる。
以前に掲示されていたレッドライン運賃表。

おそらくはこの通りに戻るものと思われる。
ドンムアン空港とクルンテープ・アピワット中央駅間の運賃は33バーツだ。
10月1日以降は、ドンムアン空港からクルンテープ・アピワット中央駅へ行くには20バーツでは無理となりそうだ。
ドンムアン空港から出ているエアポートA1バスだとBTSモーチットあるいはMRTチャトゥチャックまで30バーツ。
個人的には、レッドラインよりバスのほうが便利だと思うけれど、快適なレッドラインもなかなか捨てがたい。
(10月1日追記)
9月30日で特別措置が終了するはずだったが、直前になり、急遽延長されることが発表された。
延長期間は2ヶ月で、11月30日までは、運賃20バーツ制度が継続する。それ以降は不明。
とりあえずあと2ヶ月はレッドラインも20バーツで乗車することが可能だ。
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