ウドンタニーで沈没体験シリーズ。
ビエンチャンからウドンタニーに戻ってきて、投宿する先はスラダゲストハウスというところにした。
線路のすぐ近くにあるゲストハウスで泊まるのははじめてだ。このエリアに滞在するのもはじめて。
前回は大学前の沈没エリアを体験してみた。
関連記事:ウドンタニー沈没の地、Chanatinad PlaceとUdon Mansionと大学前エリアは激安ゾーン
今回は、線路周辺のローカルエリアだ。
物価が安くて、夜は静か。
ゲストハウスがあまりにも快適で思わず延泊してしまうほどだった。
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目次
スラダ ゲストハウス (Surada Guesthouse)
ウドンタニー第1バスターミナルから南へ向かう。雨が降ってきたので、トゥクトゥクを使う。40バーツだ。
大通りを渡り、タイ国鉄の踏切の手前側の路地を入っていくと、スラダゲストハウスだ。
ウドンタニー歴は10数年あるけれど、このあたりに来るのははじめて。こんなゲストハウスがあるのもはじめて知った。
ホテル予約サイトでは見かけていたかもしれないが、立地的に選択肢に入らず、スルーしてきた。
スラダゲストハウスは、本当に家みたいな佇まいだ。
大きな家にある部屋をゲストに貸し出しているという昔ながらのゲストハウス。
玄関前にオーナーらしき女性がいて、そのままチェックインする流れ。
玄関のドアはオートロックになっている。
夜間は無人となるため、教えられた暗証番号を入力して解錠する。
ホテル内は土足厳禁のため、靴は玄関前で脱ぐ。
予約済みで、デポジット無し。
いくつか空いている部屋があるようで、好きなところを選べと案内してくれた。
タバコを吸いたいというと、3階にあるテラス付きの部屋へ通してくれた。
民家の廊下を歩く感じで3階へ。エレベーターはない。
予約したクラスはスタンダードルームだけど、あんまり名称は関係ないような気がする。
部屋
ゲストハウスにしては充分な広さな部屋だ。
ここはシングルベッドが2つ並ぶ。
窓がいくつもあって、採光はしっかり。
ベッドサイドに小さなテーブル。コンセントもある。
もちろんエアコン付きだけど、大きな扇風機まで用意してある。
エアコンが苦手な人でも安心。
壁掛けテレビに冷蔵庫。
テレビはケーブル放送が映る。Sky Sportsもチャンネルに含まれていて、F1も放映。便利。
冷蔵庫は空っぽだが、無料の水が2本付く。連泊の際は新たに2本補充してもらえる。
丸テーブルと椅子が2脚。
とっても座り心地のいいPC作業向きのチェアーだ。ずっと座っていられる。
無料Wi-Fiの通信速度はまずまず。10Mbpsくらい。
椅子は快適だけど、できればもう少し広い作業机がほしいところ。
部屋の奥が浴室だが、手前に大きなクローゼットとタオル掛けあり。
クローゼット内にはハンガーが多数。
浴室はよくあるタイ式の一体型。ちょっと古いけれど、清潔に維持されている。
シャワーの温度と水圧は申し分なし。
アメニティはボトル入りのボディソープのみ。あとは自分で揃えましょう。
洗面台は小さめ。
このゲストハウス最大の売りは、広いバルコニーだと思う。
部屋の裏手に出ると、このような空間が広がる。
広いテーブルにロッキングチェア。
さらに物干し台もある。
洗濯物が干し放題。
この空間は隣の部屋と共用だけど、滞在中は一度も隣人と顔を合わせることはなかった。
室内禁煙で、バルコニーは喫煙可能。灰皿も置いてあった。
ロッキングチェアに座って、外を眺めながら、タバコを吸って過ごす時間がたまらない。
バルコニーから外を見下ろすと、ちょうど踏切が見える。
列車が通る時にはちょっと音が聞こえてくるけれど、それほどうるさくはない。夜中は列車が走ることはなく、静かなもの。
夜は本当に静かだ。
この空間が1泊400バーツ程度で味わえるなんて素晴らしい。
あまりにも気持ちがいいもので、最初は1泊のみにしようと思っていたところ、あっさりと延泊を決定したほどだ。
これ以上ないほどの沈没空間である。
朝食
ゲストハウスにつき、ジムとかプールとかそんなものはない。
サービスとしては、朝食があるだけ。
ホテル予約サイトで予約する際には、朝食の有無を選択できる。朝食付きにすると40バーツくらいアップ。
2泊目には朝食付きプランにしてみた。
朝食時間にロビーに降りて、朝食をお願いすると表のテラス席まで運んでもらえる。
コーヒーはロビー内にあるインスタントコーヒーを自分で用意する。
トースト2枚と目玉焼き2個とサラダというシンプルな内容。
40バーツなんで、こんなものかと。
建物前には別棟があって、大きなテーブルのあるスモーキングエリアとなっている。
コーヒーとタバコで一服できる。40バーツでまったりできるなあ。
宿泊料金と予約先
最初にトリップドットコムで予約した。
1泊1,617円で取れた。385バーツくらい。これは割引が効いていたおかげ。
次に、アゴダで予約して延泊。
朝食付きで451バーツだった。ただしキャッシュバックが68バーツあり、のちほど返ってくる。差し引きすれば、363バーツ。
トリップドットコムより安くなったが、キャッシュバック申請を忘れないようにしないといけない。
ウォークイン価格表。
スタンダードルーム550バーツ
バルコニー付きデラックスルーム650バーツ
朝食付きとなっている。
アゴダかトリップドットコムで予約していくのがベター。ほぼ確実にそっちのほうが安い。
あとは状況に応じて延泊していく。
地図と周辺施設
地図
(地図情報:Googleマップ)
.
さて、はじめて訪れたこのエリア。踏切周辺エリアとでも呼ぼうか。
周辺散策してみる。
まず、ゲストハウス入口近くにはオープンレストランがある。
夜になると営業して、大きなモニターでサッカー中継を流していたりする。ビール販売レディがいたりと、典型的なタイのオープンレストランだ。
深夜0時には閉店してしまうため、夜はうるさくない。
MILL PALCE
道路沿いには、MLL PLACEという小規模な商業施設があった。
こんなところがあったのか、全然知らなかった。
大きめのセブンイレブンがある。ゲストハウスから歩いて2分くらい。近い。
もちろん24時間営業なので安心。
MILL PLACE内には、ビアガーデンのようなレストランや学研やHISまで入っている。
MILL PLACEの奥のほうには高層コンドミニアムが見える。
あの外観は、ルンピニーだ。パタヤのナックルアにもある有名なコンドミニアム。
ウドンタニーだったら家賃も安そうな気がする。
MILL PLACE2階から陸橋に直接連結している。
大通りは車が多いため、陸橋を使うと渡りやすい。
UD TOWN
道路を渡った先にあるのが、UD TOWNだ。
UDタウンは、巨大な敷地となっていて、鉄道駅前まで続いている。フーとコートがあるのは鉄道駅前だ。
こちらがわの入口にはマクドナルド。24時間営業で安心。
それから、BY KAIZENやShabushiといったタイローカルの日本食レストランが並ぶ。
OISHIラーメンもある。
UDタウン内では夕方から大きな屋台群が営業する。
ここは屋台の数とバリエーションが豊富で、しかもけっこう安い。
ケバブは25バーツから。
串焼きは1本6バーツ。
全体的に安い。
先だって紹介した大学前屋台群も安かったけれど、UDタウン内屋台群のほうも負けていない。
バリエーション豊富なので、こっちのほうがいいかも。
日本食あり。
たこ焼きは7個40バーツ。
たこ焼き屋台の隣は焼きそばだ。
ためしに豚ミンチ入りの焼きそばを買ってみた。30バーツか40バーツだったような。
普通の焼きそばですな。コテコテのソース味とまではいかないけれど、普通に食べられる日本焼きそば。
UDタウンの屋台だけで生きていけそう。
UDタウン内をさらに進むと、巨大なフードコートがある。
ここの日本食はすでに紹介した。
関連記事:ウドンタニーのUDタウンで牛肉たたき定食とカツカレー
フードコートは全体的に価格高めでそれほどおもしろくない。
UDタウンでは屋台が一番いい。
UDタウン内には大きな広場のような空間もあって、カフェが出店。
ここのコーヒーもけっこうおいしい。
アイスエスプレッソが50バーツ。
キャンプ用チェアに座って、まったりとコーヒーを楽しめる。
いい空間だ。
UDタウン内にはスーパーマーケットもあり、日用品購入に困ることはない。
踏切と屋台群
ゲストハウスに戻り、踏切界隈も探索。
列車が通る時に遮断器が降りる。
すると大通りは大渋滞。
列車が通るのは1日で数えるほどしかないのため、あまり気にならない。
昼間の線路はちょっとかっこいい。
イサーンの地をどこまでも続いていく。
夜の踏切はこんな感じ。
踏切を渡った先に明かりが見える。
昼間は気付かなかったが、けっこうな数の露店タイプの食堂が並んでいる。
ゲストハウスから歩いてすぐのところだ。夜の食事にも困らない。
ノーンブア市場
踏切を渡り、通り沿いを進んでいくと、ちょっとした街になっている。
商店がずっと並ぶ。
ローカルな市場があった。
ノーンブア市場というらしい。
朝の10時30分頃だけど、すでに多くの店は閉店済み。
猫が暇そうに寝ている。
通りに近い店舗の一部が営業している。
朝食の食堂を見つけた。
バゲットのサンドイッチが1個12バーツ。
ラオスのカオジーに比べるとかなり小ぶりだけど、ウドンタニーのサンドイッチはこれが普通。
揚げた豚肉も数種類売っていた。
サンドイッチと豚肉を購入。
出来上がりを待つ間に店員に聞いたら、カイガタもやっているとのこと。しまった。カイガタとサンドイッチにすればよかった。
たしかカイガタは30バーツだったかな。
とりあえずサンドイッチを部屋に持ち帰って食べる。
ムーヨーといったソーセージ系の具材に加えて、溶けたチーズみたいものも乗せてある。
これうまいね。1個12バーツなら文句なし。
豚肉の唐揚げも文句なし。
朝からなかなかにヘビーだけど、こんな朝食もあり。
食後は、ロッキングチェアに座りながら、まったりと一服。
うーん、この空間から抜け出せそうにない。
大学前の安アパートホテルもいいけれど、快適さを考えると、断然スラダゲストハウスとその周辺のほうがいい。ローカル市場とUDタウンが近いのがいい。
鉄道駅までは、UDタウンを抜ければすぐだ。まあそれでもけっこう歩く。
鉄道駅前には大きなトレインナイトマーケットがあって、UDタウン内屋台群よりもさらに巨大だ。
サテが安く美味かった。
ただトレインマーケットの端っこまで歩くと、かなり遠くなってしまう。ちょっとしんどい。
バスターミナルまでは1kmあって、徒歩15分。
セントラルプラザはなんとか徒歩圏内だけど、やっぱりしんどいかな。
夜遊び
さて、ウドンタニーの夜遊びといえば、ソイサンパンタミットに行かねばなるまい。
スラダゲストハウスを出て、UDタウン前の通りを延々と歩く。
夜でも人と車の往来があるため、全然平気。野犬もいない。
鉄道駅前で左折すると、NUTTY PARK。
そして、ソイサンパンタミットにたどり着く。
徒歩だとけっこう遠い。
ソイサンパンタミット内のDAY&NIGHTまでは20分くらいかかる。
行きはまだいいのだけど、酔っ払った帰り道に20分歩くのは正直しんどかった。
距離的には、大学前のチャナティナートプレイスやウドンマンションからの道のりと同じくらいだ。こちらも徒歩20分くらいかかる。
でも、スラダゲストハウスへ至るUDタウン前の道は、車の往来や人通りもあって、野犬はいない。スラダゲストハウス周辺にも犬は見かけなかった。
チャナティナートプレイス周辺よりもずっと安全だ。
とはいえ、やっぱり徒歩20分は面倒くさい。
まあ、ソイサンパンタミットで夜遊びしない人なら何も問題もないけれど。
スラダゲストハウスには2泊して、連夜でDAY&NIGHTまで歩いて行ったけれど、2日目にはちょっとうんざりしてしまった。
もういいかなと。
ソイサンパンタミットに近い沈没向けアパートならば、ウドンパーフェクトマンションのほうがいい。
関連記事:ウドンパーフェクトマンションで、ウドンタニー完全沈没はできるのか
まったく夜遊びもしない人であれば、今回のスラダゲストハウスも大学前エリアも結局は似たような立地条件といえる。
1ヶ月単位で沈没するなら大学前アパートを借りたほうが安上がりだ。学生向けの安い屋台もある。
スラダゲストハウス周辺のほうが安全かつ便利。近くに市場があるし、夕方から夜はUDタウンと駅前市場ががっつり使える。
部屋もスラダゲストハウスのほうが断然いい。部屋は清潔だし、椅子もいい。扇風機もある。テレビもちゃんと映る。
そして、バルコニーにあるロッキングチェアこそ、沈没の醍醐味だと思う。
まとめ
ウドンタニーではじめてのエリアで、はじめてのゲストハウスに2泊3日滞在したのは、なかなか新鮮な感じだった。
1泊400バーツ程度の宿としてはコスパは素晴らしいと思う。
夜はひたすら静かでまったりと過ごせる。
夜遊びにするにしても、3日に1回くらいにして、移動にはバイタクやBOLTを使えば、それほど負担にならないだろう。
できれば一週間くらい沈没してもいいかも。
予算があれば裏手にあるルンピニーコンドミニアムを1,2ヶ月借りて沈没生活してみたいけど。
なお、スラダゲストハウスには同じタイミングで日本人も泊まっていた。意外と日本人利用者が多いらしい。知っている人は知っているんだよねえ。しかも、一度泊まってみたらやめられなくて延泊したりまた戻って来る人が大半だとか。
たしかにその気持ちはよくわかる。快適すぎて脱げ出せなくなる。健全なウドンタニー沈没ならスラダゲストハウスがいい。
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