定番のバンコク・スクンビット界隈の夜遊びスポットめぐりである。
数ヶ月に一度のルーティン企画のようなもの。
ナナからアソークにかけて有名どころを見て回る。
前回は二ヶ月前の4月のことだった。
はっきり言って、中身は大して変わっていない。細かい店の変化はあるかもだが、全体的にそうそう変化はしない。
いつもながらの夜のスクンビットパトロールを。
ナナプラザ
宿泊しているオンヌットからBTSでナナ駅を目指す。
「サタニートーパイナナァ」というどこか鼻にかかったタイ語のアナウンスに萌えっとするのは全人類成年男子共通の性であろう。
ナナ駅で下車。
スクンビット・ソイ4、通称ソイナナへ。
活況を呈するソイナナである。もはやパンデミック後ではない。
歩きにくさも変わっていない。
毎度おなじみのナナプラザ。
入口ではIDチェックが行われる。
アラブ・インド系の客は実際にパスポートチェックされていた。
日本人はスルー。ファランもスルー。
アラブとインド系客が増えてきたための対応か。
入ってすぐに堂々と写真撮影するアラブ系が厳しく注意され、写真を消去させられていた。
ナナプラザ内の写真撮影禁止は厳しくなっている。動画撮影なんてもってのほか。ナナプラザの外でもチェックされているほどだ。
ナナプラザ内のバーはこれといって変化なし。
1階奥のレインボーはまだクローズしたままだ。リノベーション工事をすると聞いていたが、あまり進んでいないもよう。
他のレインボーグループは通常営業。
ナナプラザ内で営業していないのは1階奥のレインボーくらいか。
あとはフルで営業している。
2階の廊下には、グループで道を塞ぐアラブ・インド系が多くて、少々歩きづらい。
瓶ビール165バーツのバーが大半だろうか。ソフトドリンクは安くて130バーツ。
中に入って、見物料代わりのドリンク代だけでもけっこうかかる。最低550円から。
4軒はしごすれば2200円か。
まあ、ダンサーのレベルでいえば、パタヤのウォーキングストリートの平均を上回ることは確かだ。
ドリンク代は、ハッピーアワーとドラフトビールの多いパタヤのほうが安いけれど。
ナナプラザ前にあるナナホテル。その駐車場奥には、NANA NIGHT CLUBが営業している。
いつからオープンしたのかは不明。
前回ナナホテルに宿泊した際には営業していなかった。
ナイトクラブというからには、夜の出会いを求める紳士淑女が集まっているはず。
グーグル・マップの口コミをチェックしてみると、なにかと評判がよろしくない様子。
入場料が200バーツかかるとか、女性へのドリンク進呈催促がひどいとかなんとか。
出会いの場なのは間違いないけれど、さてどうでしょう?
自由な出会いを求めるならば、ナナホテル前をはじめ、ソイナナ沿いには多くのストリートフリーランサーが立っている。
お値段は交渉で。
ショート2000なんて言われるけれど、1500で十分。もしくは1000で。
ソイ7バービア街
スクンビット通りに戻って、ソイ7へ。
BTSナナ駅スカイウォークから見ると、こんな景色。
ソイ7は、日本語で読むと「そいなな」。ソイ4は通称ソイナナ。日本語で会話すると、どちらも「そいなな」になってしまい、ややこしい。
ちなみに、ソイ4は、タイ語で「ソイシー」。日本語でも漢語読みすると、「ソイシ」なのでほぼ同じ。
さて、ソイ7のバービア街へ。
隣りにあったBEER GARDENは壁が取り壊されて、バービア群と合体してしまっている。
BEER GARDEN自体は健在であり、大きなバーカウンターも残っている。
片隅には、ケバブ屋台ができた。
チキンケバブ70バーツ。ビーフケバブ80バーツ。
ナナ界隈は、パタヤのソイダイアナ界隈よりもケバブが安い。
ソイ7バービア街内をぐるぐると回る。
バーは増えてきたけれど、客は少ないまま。
この地獄のローシーズンではしょうがないかも。
ナナプラザ内はインド・アラブ・中国系が集まってくるが、バービアにはなかなか入ってこない。
ファランと日本人、それに韓国人が少々といったところ。
6月のバンコクはとにかく暑い。夜間でもちょっと歩けば汗だくになってしまう。
バービアでは、ビール1本120バーツか130バーツ。
パタヤのバービアより高いが、ナナプラザよりは安い。
ナナ界隈で気軽に飲むなら、いいんじゃないかと。
バービアの女性陣のレベルは、パタヤのバービア全体の平均レベルよりは上でしょうな。
ただパタヤの場合はとんでもない数のバービアがあるため、中にはお宝が眠っている可能性がある。バンコク・ソイ7のバービアはあっという間に全体チェックできてしまうため、お宝発掘も何もない。
ソイ7/1
お隣のソイ7/1へ入る。
ここにもバーが多い。
また、ブロージョブ専門店なんかもあって楽しいところ。
ブロージョブの店では、店内でのショーアップ顔見せあり。向かい側にある姉妹店からも女性陣が集結する。20人ほどが横並びになる様はなかなかのみごたえ。
ランク分けされており、800と1000に分かれる。年齢層は高め。
ナナ界隈で抜くだけなら安上がりな店。
店名は忘れたが、行けばすぐにわかる。ママさんはちょっと日本語が話せるので心配なし。
天洋ラーメン・ナナ店
ソイ11/1には、ラーメン天洋ができていた。
調べてみると、今年2月には新規オープンしたらしい。天洋ラーメン・ナナ店。
朝4時まで営業しているようだ。
ナナ界隈で飲み歩いた後にシメのラーメンを食べたい人にはいいかもね。
バミーナムの4,5倍の価格がするけど、それはもうしょうがない。
テーメーカフェ
これまたお約束のテーメーカフェへ。
時刻は23時過ぎ。
店内は客と女性でいっぱいだった。流行っているなあ。
客が多いといっても、半分くらいは中国人もしくは韓国人だろうか。日本人率は5割を切ったかもしれない。もはや日本人専用遊び場でなくなって久しい。
店内の標準語はかろうじて日本語を維持しているけれど、このままでは中国語がメインになりかねない。
まあ今でも英語が無難ではあるし、普通に日本語が通じる女性も多いけど。
女性は数え切れないほどいる。100人くらいか。もうわからん。
言い値はショート3000がデフォルト。ちょっと年齢高めで2500と言ってくる。
パタヤではめったにお目にかかれないタイ北部出身者がいたりする。
珍しくクラビ出身者もいた。南部もあり。
パタヤではほとんどがイサーン出身だ。
こういう店では、あえて日本語のみで押し通すのが楽しい。
あえてタイ語は使わない。でも途中で面倒になってタイ語に切り替えて、世間話をはじめてしまうのであった。
テーメーカフェの上にあるルアムチットホテルの部屋代は700バーツ。
ルアムチット利用だと、ショート500バーツ引きにしてくれることが多い。
自分のホテルが遠い場合は割引不可。
基本的にはすべて交渉で決まる。
入場料代わりのドリンク代は、コーラが80バーツ。
なるべく金使わずに店内で過ごすなら、テーメーカフェが楽でいいかなあ。
大して連れ出す気もないのに話し相手になってもらうのは気が引けるけれど。
ソイカウボーイ
ソイカウボーイは通るだけ。あんまりおもしろくない。
いつもそんな感じだ。
新しいバーは特になさそう。
今回はシーロム方面には足を向けなかった。
今回は宿泊はオンヌットのため、できればBTSの終電で帰りたかった。
パッポンまで行くと、BTSの終電には間に合わなくなる。
パッポンとタニヤ通りはお預けで。
まあ、パッポンのキングキャッスル1がベストなのは変わらなそう。
BTS終電
ちなみに、アソーク駅発のBTSの終電はこちら。サイアムからオンヌット方面への終電時刻表だ。
0時過ぎまでは動いている。
終点Kheha行きとサムローン止まりに分かれる。
サイアム駅ならば、0時2分と0時15分。どちらに乗っても、オンヌットまで行ける。
ナナ発の終電が0時7分か0時20分。アソーク発の終電が0時9分と0時21分だ。
ナナ・アソーク界隈で0時まで遊んでもぎりぎりオンヌットに戻ることができる。
BTS終電がなくなっても、ローカルバスは終夜運行だ。
スクンビット通りを走るバスの多くがそのままオンヌットまで直進する。
エアコン付きバスでもせいぜい10バーツとか15バーツくらいなんで、BTS終電なんて気にする必要もないんだけど。
これにて定例のスクンビット夜パトロールは終了。
次の日はサナームルアン周辺のパトロールへ出かけてみよう。たまには変わったところも行ってみたい。