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タイ国内情勢

バンコクでF1ストリートレース開催へタイ首相が動く

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タイでのF1開催へ向けて、セター首相が動き出している。
バンコクでストリートレースを開催させようというものだ。
タイ政府系報道機関であるNBTが伝えている。

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タイでF1開催を目指す

4月22日、タイのセター首相が、F1グループのCEOであるステファノ・ドメニカリとバンコクの政府庁舎内で会談を持った。
セター首相は、タイで国際レースイベントを開催するという強い意志を表明したという。このようなイベントを成功させるために必要な物流とインフラを提供する用意があると強調し、政府の全面的な支援を保証した。
対して、ドメニカリはセター首相に意見に同調。バンコクでのイベント開催についてのF1グループの熱意を伝えた。
セター首相は、スポーツと観光を通じてタイの存在感を高め、経済成長を刺激するという戦略を掲げている。この戦略を反映して、タイが国際的なスポーツイベントを支援する意志があることを再確認。
タイはあらゆる条件を満たしており、イベント開催へ向けてF1グループと強力していく準備ができていると首相。
バンコクでのストリートレース開催についてさらなる検討を重ねていく。

以上が報道の内容だ。

ステファノ・ドメニカリといえば、元フェラーリF1チーム代表でF1ファンにはおなじみだ。現在はF1グループのCEOをつとめている。
そのドメニカリとバンコクで首相自らが会談したわけで、タイ政府としてもかなり力を入れていることがわかる。
少し前に大阪でF1開催を誘致しようという動きが出てきたが、タイのほうがはるかに本気度が感じられる。

今年のF1は全24戦で開催予定。過去最大のレース数となる。
アジアでは、日本と中国とシンガポールで開催される。他にも中央アジアや中東でのレースもあるが、東アジアでは日本と中国、東南アジアではシンガポールのみだ。
かつては、韓国とマレーシアでも開催されていたが、ここ何年も開催されていない。
東南アジアではシンガポールのみの状況となっている、

2020年からベトナムのハノイでF1が開催される予定だったが、パンデミックにより中止となる。その後、F1推進派のハノイ要人の汚職事件にからんで、開催の見込みはなくなってしまった。

バンコク市街地コース

タイでは10年くらい前にバンコクでのストリートサーキットでのF1開催を希望していた。でもいつしか話が立ち消えていた。
今回はセター首相が再び熱心に取り組み始めたところだ。

政府報道官の話では、F1がタイで開催される場合は、公道でレースを行いたいということだ。
できれば、ラタナコーシン島周辺のラチャダムヌンで開催したいと考えており、この問題に取り組み中だという。

地図

ラタナコーシン島とは、王宮やワット・ポーなどがある旧市街地エリアのこと。
ラチャダムヌンは大きな通りで、たしかのF1マシンでレースができそうな道ではある。
王宮前広場の道も広い。

このエリアに公道コースを設営して、F1レースが開催されれば、さぞ見ものになるだろう。

シンガポール市街地サーキットには近代的な華やかさと派手さでは見劣りするかもしれないが、歴史的な雰囲気を感じられる点では王宮周辺でのレースも良さそうだ。

バンコクでF1が開催されれば、大きな集客が見込める。
シンガポール同様に世界中からF1ファンとシンガポール観光を楽しむ旅行者がやって来るだろう。
タイを観光ハブにしようという戦略を掲げたセター首相がF1誘致に取り組んでいる理由でもある。

シンガポールへの対抗心も大きそうだ。
先だっては、テイラー・スウィフトの公演を東南アジア内ではシンガポールに独占されたばかり。バンコクでの開催は不可とされていた。

なお、先日、F1の2025年開催カレンダーが発表されたばかり。暫定的なものだが、バンコクは当然含まれていない。
実現するとしても、2026年以降となるだろう。
今年の年末には新たな開催地の検討が行われるという話が出ている。

さて、F1バンコクGPは本当に実現するのだろうか。
F1好きとしては、バンコクの公道コースで走るF1マシンを見てみたい。
開催されれば、パタヤからバンコクへ駆けつける。

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